フリーキーシステムの功罪
便利さの裏の不便さ
2005/05/05
最近のコンパクトカーのみならず、軽自動車にさえ標準装備されつつあるフリーキーシステム(メーカーによって呼び方は違うけど)
HONDA Fitのフリーキーシステムを半年使ってきた中で感じた功罪を纏めてみた。
まず、カードキーにキーホールがない。
一方で、フリーキーの誤作動によるトラブルを防止するためキーを持ち歩くよう説明書にあるし、そう説明も受けた。
従って、本来であればカードキーとキーを一緒に持ち歩けるように設定すべきと思う。
マツダのは、カードキーにキーも組み込んであるので、こちらの方が親切かと思う。
ただ、キーの厚みの分カードが分厚くなるんでしょうけど。
今の我が家のキーの使い方は、カードキーがちょうど収まる大きさのコインケースにキーレスの付いていないキーを一緒に収納したものを持ち歩いている。
一度、これを車内に置いたままでドアロックされた事があった。
再現しようと試みるも再現できず。。
普段、肌身離さず定期券とか社員証を持ち歩くような生活をしていれば、それと一緒にして、それとは別に鍵の束を持ち歩いていれば、一応別々に
しておいても対応できるんだろうと思う。。
うちの場合は、カードキーを肌身離さないような入れ物を持つ生活はしていないし、免許証は財布の中だから、カードキーを壊す恐れが大きい。
あと、フリーキーといいながら、開錠は、運転席と助手席それとリヤゲートのみしかできないのは、不親切。
セキュリティーの点を考えると不審者が先に後部席側のドアを開けて侵入するということを想定しているようなのは判らないでもないが
このクラスを購入する人の何割かは、小さな子供のいる家庭ではないかと思われるが(これだけ売れたら必然的になるか)、子供連れの場合
運転席を先に開けるより後部座席を先に開けて子供を載せてしまいたいのではなかろうか?
だから、キーフリーシステムは全てのドアで開錠ができるように、あるいは何らかの設定でフリーキーの開錠ポイントを変更できるようにしておくべき
ではないかと思う。
キーレスエントリーとフリーキーのメリット・デメリットをうまく融合させるのがこれからのシステム作りだと思う。
キーレスは確かに鍵を取り出すといった一手間が必要だが、自分の意志で開錠してしまえば、どのドアもすぐに開けることができる。
一方フリーキーは鍵を出す必要はないが、決められた特定のドアに触れた上でないと開錠できない。
(Fitはノブ内側を触ると開錠。他社の他車種ではドアノブの外のセンサーを触ると開錠とか採用しているよう)
運転助手席ドアより、リヤハッチの感度が良いようなので、その辺りの感度調整のセッティングも重要かと。
今の制御ではキーレスだけで充分だったかな?とどんな使い方が一番合理的なんだろうねぇ。。