■□■□■ワインの豆知識■□■□■
■ワインの種類
ワインの種類は製造方法・色 等々様々な分類ができます。一般的な分類です。

●スティルワイン
ブドウを原料にした、醸造途中に発生する炭酸ガスを含んでない 無発泡性のワインです。全世界のワイン生産量の90%以上を占めます。

◇赤ワイン
果皮が紫色の黒ブドウを破砕機で潰したものから果梗を取り除いて、果汁を果皮や種子と一緒に20〜30℃で発酵させます。
◇白ワイン
白ワインは、主に白ぶどうを使い圧搾機で絞ってつくった果汁だけを10〜15℃で発酵させます。

◇ロゼ
赤と同じように果汁を果皮や種子と一緒に発酵させ、ちょうど良い色合いになった時に圧搾機にかけて果皮と種を取り除き、その果汁をさらに発酵させます。中には赤ワインと白ワインを混ぜて作るところもあります。

●スパークリングワイン
発酵時に発生する炭酸ガスをワインに溶かした発泡性のワインです。基本的に3.5気圧以上のガス圧を持ちます。製造方法には、瓶詰めしたスティルワインをボトルの中で第2次発酵させて泡を生じさせる伝統的なシャンパーニュ方式。密閉タンク内で二次発酵させたタンク内発酵。炭酸ガスを吹き込んだもの等があります。このスパークリングワインで最も有名なのがフランス・シャンパーニュ地方で、シャンパーニュ方式によって産出されるChampagneです。他のフランス産は ヴァン・ムスー、ドイツはゼクト、イタリアはスプマンテといいます。

●酒精強化ワイン(フォーティファイドワイン)
ワインの発酵途中、または発酵後にブランディー等のアルコールを加え熟成させたワインです。ポートワインやシェリーなどが有名です。

●フレーバードワイン
スティルワインに薬草・香草・果汁などを加え、独特の風味に仕上げたワインです。ベルモット等があります。

■フランスワインの等級
1.AOC(Appellation d'Origine Controlee)
最高クラスのワインで、日本に輸入されるフランスワインのほとんどがAOCクラスです。原産地、産出方法、ブドウの品種、産出量を保証するもので、ラベルに Appellation「原産地名」Controleeの語句が表記されています。

2.VDQS(Vins Delimites de Qualite Superieure)
原産地、産出方法、ブドウ品種、最低アルコール度数、生産量などの規定がありますがAOCよりはゆるやかな規定になっています。

3.Vin de Pays
原産地が限定された、地酒にちかいワインです。

■イタリアワインの格付け
1.DOCG(Denominazione di Origine Controlata e Garantita)
イタリアワインの等級の最上級です。

2.DOC(Denominazione di Origine Controlata)
数多くの規定を見たし、審査に合格した上級ワインです。
3.IGT
VDTのワンランク上のワインです。

4.VDT(Vino da tavola)
気軽に楽しめるテーブルワインです。

■ドイツワインの格付け(糖度が基準)
1.Q.m.P.
糖度17.5度以上のぶどうからつくられた最高格付けワインです。
Q.m.Pは天然の糖分含有率に従いKabinett、Spatlese、Auslese、Berenauslese、Trockenbeerenausleseに分類されます。

Q.m.P
├Kabinett
├Spatlese
├Auslese
├Berenauslese
└Trockenbeerenauslese(糖度約38度以上の貴腐ぶどうからつくられる)


2.Q.b.A.
特定栽培地産高級ワインです。発酵前に補糖が必要です。

3.Landwein
若干の地方色を持った手軽なワインです。(テーブルワイン)

4.Tafelwein
家庭用の手軽なワインです。(テーブルワイン)
他のEC諸国産のワインとのブレンドが多いようです。ドイツ産のブドウのみで作られる場合はDeutscher Tafelweinと呼ぶことがあります。

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