腹腔鏡下胆嚢摘出術の実際

 胆石症や胆嚢炎の手術です。数mm〜10mmの非常に小さな傷を3〜4ヵ所あけ、腹腔鏡というカメラを入れ、テレビに映ったおなかの中を見ながら、細長い手術器具を遠隔操作して胆嚢と胆石を手術で取り出します。特殊な手術ですが、おなかを切る普通の手術に比べて傷が非常に小さくてすむために、傷も目立たたず、痛みもほとんどありませんし、社会復帰も早くできる利点があります。病気の状況でこの手術が難しい場合は開腹手術となりますが、ひどい胆嚢炎でもこの手術がだんだんとできるようになってきました。

図1

 正面に見えるテレビにおなかの
中が写っています。これをみながら
手術をしているところです。

図2

 おなかの小さな傷に管を入れ、
そこから細長い手術道具がおなか
の中に入っています。

図3


 これらの細長い手術
道具を使用します。

図4  →   図5   →   図6

 これが小さな傷から管が
入ったところです。

 これから胆嚢をはがす
ところです。 白っぽい
のが胆嚢です。
 胆嚢の管(胆嚢管)を
はがしたところです。
図7  →   図8  →   図9
 胆嚢の管をくくっている
ところです。
 胆嚢がほとんど
とれました。
 4ヵ所の傷はほとんど
分からなくなっています。

by Iwashiro

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