釣 行 記 その6 (御荘湾 アマゾネス編)      

7月29日
12:00
今日は御荘12回連続ボ〜○タイトル防衛戦!!
最初に説明しておきたい。これまで御荘で11回連続ボ〜○という輝かしい記録を持つ磯の管理人の
釣行記であることを.....

 本日13:00ジャンプ伊予店に集合という事で早めに家を出発する。
待ち合わせは たけちゃん、賢ちゃん、真ちゃんに お連れの方2名。
最初が肝心、初顔合わせという事もあって遅れでもしたなら今後のお付き合いに影響する!と 磯の管理人は考えた。
早めに家を出発するなんて 私は偉い!!と自分の行動に とても感心した磯の管理人は
今日は何かあるな...と野生の感が微かな匂いを感じ取っていた。
12:30
ほら、何かあった!パートT
 快調に車を滑らせ 国道56号線に入った途端、事件は起こった!!20分で車が100mも動かない
なんてこった!!このまま明日が来るのではないかと思うほどの大渋滞!!
そう、悪戯な女神は国道56号線で待ち伏せという残忍な手口で私を手ぐすね引いて待っていたのだった!
マブネの神様は双子説を唱えていた磯の管理人だったが、やはり祟りなのだろうか?
13:☆☆
遅れて大顰蹙!!慌てて エサ等を購入し、たけちゃん、賢ちゃんを乗せ一路御荘湾へ。
道中、賢ちゃんに 「マブネの神と真ちゃん」 について詳しいレポートを頂き、講習を受けながら車を走らせる。
今回の講習で確実に 「マブネ神4級白帯」 の免許を取得したと言っても過言ではない!
16:00
風が強くないかい?
台風6号がまだその辺をうろうろしているだけに天候が気になるのだが.....。
しかし渡船基地には順調に到着!此処まで無事辿り着けただけでも 神に感謝しなければならない。
全員集合にて渡船に乗り込む。
後、乾に賢ちゃんともう御一方 アマゾネスに じゅんさん、たけちゃん、私 その対岸の無名磯に
真ちゃんともう御一方。これで全員無事、渡礁完了。
17:00
じゅんさん、たけちゃんの御好意で風下の釣座を譲って頂き、感謝!!
ごそごそと準備にかかるのだが どうも風が強い。釣りになるんかいなぁ?と疑問を持ちながらも釣り始める。
間違いなく強風の域は超えている様な気がしたのは私だけでは無いはず.....
19:00
やっぱり嫌な予感、ほらね、パートU
風は依然と強い!!強風で竿は常に弧の字を描き、30cm級のチヌの重みが常時私の竿に襲いかかってくる。
釣れてもないのに 30cm級のチヌが釣れとる!!....負けてたまるか!!....
つり上げたネンブツダイが....こっちに来ない....おおぉ、これぞ正しく鯉のぼり成らぬネンブツのぼり!
それはそうと 対岸約500m離れた所で真ちゃん達は釣っている....あそこは風裏?と羨ましく思うのであった。
20:30
対岸側がやけに忙しそう...
辺りはもう薄暗くなり、雨が降ったり止んだり...もうぅ...んっ?...対岸で真ちゃん達がやけに忙しそう....
ライトの動きで 釣座と道具置場の間を行ったり来たり...なんじゃ?...なんでそんなに忙しいの??
後で分かった事だが、この時間までに チヌ5尾をゲットしていたそうな....。
23:00
風は以前にも増して強くなる。釣りにならんと ふてくされて 磯の管理人は 磯の上で寝始める....
2:00
あぱっぱっぱっぱ! パートV
神は突然その姿を現した!大口明けて寝ていた私を まるで戒める様に激しい雨が....あぱぱぱっぱっ...
磯の上で寝ていて溺死しそうになった。その雨の凄さは例えようがない。
おまけに 風は暴風の域を軽く超え、雨は時として下から降り、湾内は白波がたち始め、潮も頭に降ってくる。
こっ、こっ、これは台風直撃???
そこで何を勘違いしたのか 「これぞ正しく神のお告げ!今から釣れという事じゃな!!よっしゃ、50cmオーバーを....」
あぁ..なんて哀れな男でしょう。神の悪戯を お告げと勘違いして釣り始めるとは.....私って..お..ば..か!!
3:00〜
先程まで良く引いていた30cm級のチヌ風は もう40cm級にまで昇格していた。
風はより一層!!暴風で竿は常に弧の字を描き、40cm級のチヌの重みが常時私の竿に襲いかかってくる。
釣れてもないのに 40cm級のチヌが釣れとる!!....負けてたまるか!!....
「ようひくのぉ...この風」 と独り言を呟きながら まだ釣ろうとしている哀れな男がいた.....
掛けたネンブツダイは 以前にも増して空高々と舞い上がり 何時までも降りて来ようとしない。
...おおぉ、これぞ凧揚げならぬネンブツ揚げ....
ああぁ、哀れ磯の管理人!まだ釣れると思っている。感の良い読者の方には もう説明しなくとも解るだろう。
夜が明ける頃、其処には勇敢に立ち向かった男が立ち竦んでいた....。
まさに 「当たって砕け散った」 のである。....こっ、こっ、これはマブネ神?...おそるべしマブネ神!!...
 此以上の祟りを恐れ、磯の清掃で神の怒りを静めようと必死な男が其処にいた.....。



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