釣 行 記 その9 (北灘湾カセ釣り編)      

 9月3日午前1時30分、釣友M氏と 松山の自宅を出発。一路、津島町 田島渡船へ。
寄り道などしながら4時35分、到着。
小舟を借りてチヌのカセ釣りをするのが目的。
5時30分、小舟を借りて 田島渡船さんの養殖筏に掛けて 釣り開始!!
<<ふっ、深い!...>>
ダンゴ投入....あれっ...まだ...どうして?...やっと着底。深い..約35mくらいかなぁ...。
かっ、かっ、神様、大丈夫ですよね....不安...。
エサ取りも居なければ、何も居ない....。アタリの無い中、時間だけが過ぎていく...。
<<神様は黄色かった!!>>
9時30分 ガンガン!  「おっ?」 本日、初めての ダンゴ割り!!
暫くして 押さえ込む...(ちぬじゃ!!)...送ってやると スゥ〜と入る!! 「よっしゃ〜!!」
良く暴れる...真鯛かキビレやなぁ...。上げてみると 35cmのキビレ...まっ、いっか!!
なには ともあれ 1匹目。これから、どんどんと....。
かっ、かっ、神様、大丈夫ですよね....。
<<150m先の 小舟は...>>
10時過ぎ...150m先に 掛けている小舟の2名(後で 広島県の ジャッカルさんと ともくん だと判る)
忙しそうに釣っている...。
11時過ぎ...12時過ぎ...な、なっ、なんじゃ〜??入れ食いやんけ!!竿が曲がりっぱなし!!
それにひきかえ、こちらは ダンゴ割りどころか エサ取りさえも居ない状態!!
かっ、かっ、神様、大丈夫ですよね....。
<<神様は赤かった!!>>
午後2時過ぎ ジャカルさん達は まだ、入れ食い状態で忙しそう...。
小さく ガン!  「おっ?」 本日、2度目の ダンゴ割り!!
暫くして 小さなアタリ。穂先を5mm程、押さえる!!(ちぬじゃ!!)
約5秒後、更に2cm程 押さえるので、穂先を送り込む...。
スゥ〜っと 入っていく...(よっしゃ、ちぬじゃ!!)  ビシィッ!!
「よっしゃ〜!!」 次の瞬間、肩まで振り上げた手が水中向けてひきずられる。
(こっ、こっ、これは 60cmはある!! 超ラッキー、ビックおばば じゃぁ〜!!)
竿で 頭をこっちへ向けようとすると、2m、3mと斜め沖へと走る。
約5分後、リールを 巻くことなく 40m以上 糸が出てしまった...。ラインキャパは100mなので 竿のやりとりで踏ん張る。
しかし、2m、3mと 更に糸は出ていく...。それから、1,2分 ようやく魚は止まった!!
「しかし、50cmオーバーとなると チヌも結構ひくのぉ〜。47〜49cmのチヌとは 別人?じゃぁ〜」
退屈しのぎに話しながら やりとりする磯の管理人の頭の中には 60cmオーバー確実!!の当選マークが 出ていた....。
しかし、それからが大変!!5m巻いては5m出ていく...「こいつは 疲れんのかい?」
竿:がまチヌ中硬1.8m ライン2号!! 限界寸前で ずっと ギシッギシ 言ってる!!
どのくらい経ったのだろう、10分以上か...ようやく底が切れて 1m、2mと上がってくる。
掛けてから12,3分後、もうそろそろ上がってくるだろう...んっ?なっ、なっ、なんじゃ〜っ 赤い???
<<幻の赤いチヌ!!>>
磯の管理人 「ほっほ〜っ、これは真鯛に良く似とるのぉ〜」
同行者   「真鯛ですね!!」
磯の管理人 「近頃のチヌにしちゃ、めずらしいのぉ〜」
同行者   「真鯛ですって!!」
磯の管理人 「73cmもあるで、日本記録じゃ!!」
同行者   「だから、真鯛です!!真鯛!!」
磯の管理人 「申請せないかん!!現任者よろしく!!」
同行者   「ま、だ、い!!!!!」
磯の管理人 「黒いと 言ってくれ〜!!」
同行者   「あ、か、い!!!!!」
磯の管理人 「ここの シッポを 加工すれば..」
同行者   「..........」

しかたなく 日本記録の申請は あきらめる 磯の管理人でした...。
 どう見ても 私には チヌにしか見えないのだけれど、現認者が
居なければ 日本記録も諦めるほかはない。(実に 無念!!)
こうして 私の日本記録は 幻で終わった!!
午後、5時過ぎ納竿とする。
しかし、ジャッカルさん達は まだ、釣っている。いいなぁ〜!!

津島町北灘湾にて
赤いチヌ 73m 4.4kg (幻の日本記録)
(本日の釣果)
キビレ     35cm 1尾
真鯛      73cm 1尾

(本日の教訓)
神様の いじわる!!
神様は只今、 女の子!!
 



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