登り鯛の時期になってきました。今回は磯ではなく、確実に大型真鯛が狙える 津島町田の浜、「津島マリン」へ。 今年に入って シケの日が多いのだが、釣りが出来れば釣果は出ている。 そこで釣友、大物族のA氏の目が光った!(きらりぃ〜〜ん) 大物族のA氏といえば ここ最近、日本を離れインドネシアへ在住・・・いや、もとい、出張していた釣友である。 なんとも この日が初釣りなのだ。 私は昨年は とても痛い目にあった!釣りに行けば 何処の場所でも ことごとくチヌの50cmオーバー、カンパチの8〜9kg、etc・・・。 あぁ、私は涙で これ以上は語ることが出来ない・・・。 さてさて、今回はインドネシア VS 日本 の戦いになったわけである。 なんとも この釣行記もインターナショナルになったではないか。 頑張れ!ニッポン!! |
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<いざ、津島町田の浜へ> 1月31日午前4時前、松山を出発! 釣具屋に寄ったり、コンビニへ寄ったりして のんびりと車を走らせ、午前6時半に 津島町田の浜、「津島マリン」に到着。 暖かいコーヒーを入れてもらい、くつろいでいると もう外は夜が明けてくる。 |
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<いざ、出船> そそくさと準備をして午前7時過ぎ、出船。 水深54mの満ち潮ポイントに到着。 「津島マリン」の いいところはポイントまで一緒に船を走らせ、船を掛けるまで手伝ってくれる。 釣り方、仕掛け等、詳しい事もアドバイスしてくれる。 また、時々、見回ってくれるので、初めて「津島マリン」に行く人も安心だ! おまけに 貸し船は大きいし、魚探、スカリ、タモ、水くみ等が 標準装備。 「すなさん、それより このガゴの方が ええよ。 このカゴのここを切って・・・」 なんとも仕掛けを作るのまで手伝ってもらった。 |
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<インドネシア vs 頑張れニッポン!> 全日本国民の声援を背負って 午前8時、第1投!(ちょっと、ノンビリし過ぎた・笑) その後1時間、全くのアタリ無し。小潮で潮が流れないからか?・・・・。 この日の津島町田の浜の満潮時刻は約11時、満ち潮釣り場だから 後2時間しか釣りにならない。(ちょびっと、焦りの色がチラホラ) A氏 「70cm位までやったら なんぼ釣ってもろても かまわんから。」 私 (・・・なんとも 不吉な暗示だろうか。それは80cmを釣ったらイカン!と言うことなんだろうか?) その時、頑張れニッポンの竿が海面に入る! A氏が私に問いかける。「デカイんかな?」 (インドネシア語だが、何故か私には その言葉が理解出来る。たいしたもんだ!) 私 「50cm位かなぁ〜」・・・・・・「あっ!?」 バラシ!!底を5m位切った所で・・・。(魚が散ったかなぁ?・・・あらら・・・) |
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<それでも 頑張れニッポン!> 案の定、魚が散ってしまい再度沈黙の1時間・・・・。 午前10時、田の浜の神が 私の竿に舞い降りた! A氏が私に問いかける。「デカイんかな?」 (インドネシア語だが、何故か私には その言葉が理解出来る。たいしたもんだ!) 私 「45cm位やろ〜。あんまり大きくないでぇ〜。」 ・・・・上げてみると 予想より大きい!60cmはありそう。 何故か 喜んでしまったが 今年第一号が 60cmオーバーとは縁起がいい!! それに魚体の綺麗なこと!限りなく白に近いピンク色! 無理矢理、A氏に写真を撮らせる。 しかし、A氏は あんまり興味がなさそう。小さい魚には 興味がないのだ。 (やはり、欲張りじいさん疑惑は ガセネタではないのだろう・・・) 私は思った・・・。 (そのうちクジラでも釣るんじゃないのかな?・・・・。) |
![]() 今年第一号、真鯛の マー君。63cm。 |
<流れは 頑張れニッポン!> 真鯛をスカリに入れて そそくさと仕掛けを投入。 午前10時20分、再度、田の浜の神が 私の竿に舞い降りた! A氏が私に問いかける。「デカイんかな?」 (インドネシア語だが、何故か私には その言葉が理解出来る。たいしたもんだ!しつこい?) 私 (この人は 大小だけなのか?) 楽々と 上げたのは50cmの真鯛。 チラっと A氏を見ると・・・・。 A氏 「ええなぁ〜。羨ましい」 私 (羨ましぃ?・・・嘘じゃ〜!) 人間とは嘘をつく時、目に表れる。 羨ましいと言ったA氏の瞳孔が開いていたを 私は見逃さなかった。 |
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<なっ、なんでじゃ〜、 頑張れニッポン!> なんだか勢いづいてきた!しかし、上潮は完全停止。潮止まりか?・・・・・ 午前10時40分、再再度、田の浜の神が 私の竿に舞い降りた! 私 「これは デカイ〜っ!!」(今度は聞かれる前に言ってしまった) なんとか底を切る。底から10m上げた所で (よっしゃ〜っ、この勝負もろたぁ〜) よく引くものの もう余裕のやりとり、あとは7☆cmあるかだけが楽しみだ! A氏 「デカイんかな?」 (それでも聞いてくる。なんだか心配そうだ・・・なんでじゃ?) 私 「デカイ!」 A氏 「70cmあるかな?」 (とっても心配そうだ・・・どうして?) 私 「多分、75〜80cmの間じゃろぉ〜。ゼイゼイ・・・。」 リールのカウンターが 後8mまでに上げてきた その時! 「あっ・・・・!?」 ・・・・痛恨のバラシ!! 針ハズレである。 ・・・・マブネの神様?・・・そういえば一番最初に御荘に行った時、A氏とマブネ灯台に上がったのだが・・・。 その神様が何故、ここに??? |
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<その後> 引き潮ポイントへ移動。(水深40m) 潮が動かず・・・・・。 頑張れニッポン チヌ34cm追加。 潮が動かず・・・・・。 とうとう、引き潮での真鯛追加は出来なかった。 午後4時30分、再度、朝のポイントへ。 潮が動かず・・・・・。 動き始めの午後5時20分、頑張れニッポン、真鯛46cmを追加。 本当はこれからなのだが・・・。 しかし、5時30分日没で納竿。 大物族のA氏、とうとう最後まで穂先が海に入らず。 誰か彼に教えてあげて欲しい、ここにはクジラが居ない事を・・・・。 |
![]() 日没前、竹が島が彼を優しく見守るだけだった・・・。 |
(本日の釣法、仕掛け) ***** ズボ釣り ***** 船竿30号、両軸リール(PE5号200m巻)、弓型クッション付きステンレス天秤、 シャトルカゴBIG+45号オモリ もしくは アンドンカゴ+35号オモリ、 ハリス5号10m、光るハリ(真鯛9号) 底から1〜3mに サシ餌がくるように釣るだけ! |
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(本日の釣果) <すなちゃん@磯の管理人> 真鯛 46、50、63cm 3尾 チヌ 34cm 1尾 <大物族のA氏> 巨魚釣りに失敗 (本日の教訓) 鬼も歩けば ボーズに当たる!! |