釣 行 記 その18 (タイトル防衛戦 編)      

<田中 優海が とうとう やってきた!!>
2月10日午前2時半、松山三津浜港へ あの優海さん(いつも海をみていた)が やってきた!
これで合うのは2回目だが、昔からの顔見知りの様で違和感が無い。
早速、御荘へと車を走らせる。
午前5時、御荘の橋本渡船基地 から10分程手前の須の川公園で仮眠をとり、
午前6時50分、橋本渡船基地へ到着。
<県内外、屈指の強豪チヌ師、勢揃い!!>
磯チヌ岡山の賢ちゃん、真ちゃん。日本記録を追いかける、両生類の じゅんさん。磯チヌ来島の たけちゃん釣夢侍さん・・・・・。
これだけの顔ぶれを見られるのは そう滅多にない!
真ちゃんには 自分の事のように仕掛け〜釣り方に至るまで 解説して頂いた。
また、皆の世話、段取りまで気配りする姿に感服するばかりだった。流石、マブネの神と同化された御方だ!
真ちゃんと言えば、「ミッシー捕物帖」 御荘湾を主とするHPを最近開設し、全国から注目を浴びている
<いざ、出船>
午前8時過ぎ、2番船にて出船。
<田中優海が やらかした!!>
船を走らせると暫くして・・・・
優海氏   「アレが マブネ灯台でしょ?」
すなちゃん 「あ゛っ!!!」
すなちゃん 「・・・。神様に向かって指なんぞ差しよったら 罰があたるでぇ!!」
優海氏   「???・・・?」

時、既に遅し・・・・これが あの様な事になろうとは・・・。
<磯割りは 作業場>
優海氏と私は 「作業場」 という磯へ渡礁。
早速、準備をして実釣開始!!
時折、優海殿の釣る姿を見る。実に 見事な竿裁きではないか!!
そう言えば今まで こんな感じで釣っているのを テレビでしか見ることはなかった

しかし、どうも対岸に位置するマブネ灯台が気になる・・・。
拝んでおこう。合掌!

私のバッカンの中には マゼラーとシャクがある!!
マゼラーの柄の所に マジックで 「24金のマゼラー」 と書いている。(実話)
意味の分からない読者は 真ちゃんの 「ミッシー捕物帖」 を是非、見て貰いたい。
御荘湾12回連続ボーズ、私の気持ちも分かるだろう。
しかし、これなら「金のマゼラー」 と言うのも まんざら嘘でも有るまい!!

優海殿の背中に私が見たものは!?
<ほら、やっぱり・・その肩に・・・>
釣行開始から暫くして・・・
優海氏   「すなちゃん、バラしちゃった・・・。」
すなちゃん 「へっ?・・・」(今は言うまい・・・既に憑依していると言うことを・・・)
すなちゃん 「私が先に釣ったら、大変なことになるよぉ〜。」
<大変なことに・・・!>
午後2時前後だっただろうか。
すなちゃんは とうとう その時を迎えることになった。
合わすと 小さいながらも手応えは間違いなくチヌ。
嬉しいというよりも 真ちゃんの期待を裏切る様で・・・・。
複雑な心境で タモ入れする。

とうとう釣ってしまった・・・。
年老いたチャンピョンは 静かにマットに沈んだのだった。(合掌)
ある意味、釣れないのが自慢だった!!
あぁ、これで みんなに チヤホヤ されなくなる・・・。
すなちゃんの アイドル時代は幕を閉じた。

なんだか嫌な予感はしていた。
だって、あそこで・・・・
マブネの神様を肩車して 優海さんが釣っているんだもん・・・・。

すなちゃん チヌ41cm。13回連続防衛戦に失敗!
<猿も木から落ちる・・・マブネの神様も・・・>
午後4時前だっただろうか・・・
私は依然と優海さんの後ろ姿を見ながら釣っている。
「ビュッ!」
優海さんの合わせ!
その時、私は見た。(あっ!!落ちた!!)
優海さんの肩の上で 一服していたマブネの神は そのまま海へ・・・。慌てて はい上がってきた時には既にタモ入れ後だった。
優海さんはマブネの神と同化せずして 37cmゲットとなる。
すなちゃん (流石、優海さんじゃ。神をも恐れぬそのパワー。・・・しかし、ただじゃ済まされまい・・・。)
<うっそ〜ぉ、2回も落ちるかぁ〜!>
潮が満ちて来る。私は釣り座を 後退。更に 優海殿の後ろ姿を見ながら釣ること第一投目!
「ビュッ!」
すなちゃんの合わせ!
シモリ際で反転するチヌ!「あっ、デカイ!!」
50cm級だ!シモリをかわして・・・優海殿の足下へ・・・。
「すくおうか?」
優海さんが振り向く!
その時、私は見た。(あっ!!落ちた!!)
優海さんの肩の上で 一服していたマブネの神は そのまま海へ・・・。慌てて はい上がってきた・・・・・。
すなちゃん 「でぇ〜?! こっ、こっ、こっちじゃない〜。」
海から上がって来た マブネ神と目が合った瞬間!痛恨のラインブレーク!!
しかし、マブネ神は優海さんの方へクロールで帰っていった。
(ほっ・・・。よかった〜っ)

どうも 引っ越したばっかりで間違えたらしい・・・・。私にとっては 不幸中の幸いだった。
<その後・・・>
納竿までの午後4時〜5時。
流石にマブネ神も 2度落ちると 懲りたらしい。
今度は しがみ付いている。
いわゆる ガッチリ フック!!って言うやつだ!

言わなくとも読者の方は わかるだろう。
チヌを掛けても掛けても ハリスを切られる優海さんが
そこに居た。

そう・・・・いつも チヌに切られてた

今日は津島マリンに宿泊するため、 みんなへの挨拶も早々と、
それから津島町へ向かうことになる。

<津島マリン 大鯛 編につづく>

この対岸側に マブネの神様が居る・・・
(本日の釣果)
<すなちゃん@磯の管理人>
チヌ 41cm

<田中 優海 氏>
チヌ 37cm

(本日の教訓)
神様に向かって 断じて指を指すものでは無い!!



     御意見、御感想は 磯の管理人 suna@dokidoki.ne.jp までmail下さい。