釣 行 記 その31                 
 (チヌと遊びながら 真鯛など いかが? 編)

<津島マリンとは・・>
「津島マリン」の いいところはポイントまで一緒に船を走らせ、船を掛けるまで手伝ってくれる。
釣り方、仕掛け等、詳しい事もアドバイスしてくれる。
また、時々、見回ってくれるので、初めて「津島マリン」に行く人も安心です!
 
<ぎょえ〜っ! 大シケ!!>
11月16日、朝6時20分出船。
田の浜港を出ると・・・ドッシャンバッシャン!! (笑)
シケている・・・・。沖一面、白波が立っている。??? ほんとに1.5mなのだろうか??
 
ちょいと 参考データ
***** この日の DATA *****
11月16日 大潮最終日  19〜20℃(田の浜港)
天気予報は 北西の風やや強く 波の高さ1.5mのち1m 晴れ時々曇り
(田の浜、満潮7時30分位  干潮13時30分位)

*私は あまり潮時刻を気にしない。実際の潮の動きは 時間通りではない為。
その場の 雰囲気で判断し、潮時刻は 参考までとするのがベスト。
 
<相談役の山口氏が居なかった>
さかのぼる事30分前、
何時も・・・
「おはようございます。いらっしゃいませ〜っ!」
と言う山口氏が居ない。

先週のチヌ釣りで チヌは十分に堪能したので そろそろ真鯛も釣りたい。ちょいと御無沙汰だからねぇ・笑。
朝、山口氏と相談して釣場を決めるつもりだったのに 居ないので腕を組んで考える。
で・・・悩んで悩んで悩み抜いたあげく・・・また・・・そう・・・あのポイントに。
名付けて そう、『砂川ぎっくりポイント』 。 
このポイント・・・だんだんメジャーになっていく。 こんな事なら もっとカッコイイ名前にしておくんだった・笑。

そろそろ 真鯛が上がってもおかしくないし、
チヌ相手に暇でも潰しながら 真鯛狙いもしてみようと言うことに。

すなちゃん 「またチヌかぁ・・・。」 (ボソッ)
すなちゃん お〜お!釣ったるわい!なんぼでも!!また、食うたるわい!!

なんだかヤケクソの様だが チヌ釣りも案外、面白かったからな・笑。
 
<立てない・・・笑>
午前7時前。
で 、ドッシャンバッシャンの中、船を掛け、第一投。
なんだか、竿は跳ね上がり、立って居られない・笑。
こいつは 大変だ!風は強風!!どうなるんだ??
こんなんじゃぁチヌは無理だろうなぁ・・・。

ここでO氏、一投目から イトヨリのデカイのをゲット!!
どうやら シケても魚の活性は良さそうだ。
でも、何やらチヌの気配も有る。しかし、この船の揺れで竿は跳ね上がり、釣りにならないなぁ・笑。

っと・・振り返るとO氏、船酔いの為、ノック・ダウン!!(溜まっていたのか イクのが早い・笑)
(なんとO氏、初めての船酔いらしい。今まで酔った事がなかったらしいのだが・・・・。)

私は 宿毛の新吾丸で鍛えられたせいか なんともないのだが、立てないのは辛いねぇ。
いつもはソソリ立って男らしく釣っているのだが・・・
何時もが 『男釣り』 ならば 今回は『女釣り』 と言うのだろうか?(笑)
まぁ、たまには しゃがんでするのもいいかな・笑。
で、膝をついて 釣ることに・・・。さて・・・。おや?

あれだけ 竿が跳ね上がっているのに竿が途中で止まる・笑。
いきなり、チヌ48cmゲット
すなちゃん 「馬鹿だなぁ、お前。無理して食わなくてもいいのに・・・」
とクーラーの中へ。

しかし、無理をして食うチヌは コイツだけではなかった!!
 
<お前たち・・・笑>
この後、コンスタントに釣れるわ釣れるわ・笑。
しかも・・・ぜ〜んぶ、48cm
何か企んでいるのか?お前たち・・・。

O氏は相変わらず 『船酔い』。釣りをしていたら 数、釣れているのに・・・。

そうこうすると時計は12時を回った。
ここまで私だけで チヌ12,3枚

O氏は 時折、竿を出してチヌ2枚程。
ようよう、波も治まりだしたかな?っと思った時に 山口氏の見回り。
松山へ用事で行っていて 今、帰ってきたらしい。

山口氏   「すなさん、ここはシケて釣りづらいでしょう?場所、換わりますか?」
すなちゃん 「場所、動くとボーズ引くから・・・ヤダ!!」

もうそろそろ、シケもないできそうだし・・・『場所を換わる者、釣果を延ばせず!』
って格言を自分で作った事も有るしで 心は動いたけど 引き続き 『 ぎっくりポイント』 ですることに!
 
<場所を換わる者、釣果を延ばせず!!>
そうこうしていると 海が だんだん穏やかに・・・。
午後1時、ようよう立って釣りが出来る様になった。(遅い!!)
しかし、底の様子が 何やらおかしい
大型魚が回って来た時、たまぁに こんな感じになる。

朝から 差し餌が残って上がってきた事が無いのに、
時折、丸まま残って上がってくる。
チヌのアタリも遠のいた・・・。
いつもは チヌのスイッチが入るんだけどなぁ???

すなちゃん (???・・・。もしかして・・・。)
すなちゃん (デヘヘェ・・・・。)

カリコリカリコリ・・・。
ちょいと、タナを上げて釣ってみること30分程。
数投目で結果は出た!!

ズボッ!
ギュ〜ン、久々にドラグから3〜4m糸が出る!!
すなちゃん 「やっぱり、お前かぁ。」

上げた真鯛を見て・・・64〜66cm位かな?
とりあえず記念撮影。
小さい様な気がしたので 迷わずクーラーへドボン!!
 

登り鯛 第1陣、田の浜に到着!!
真鯛 74cm
<おや?? まだ、居るぞ??>
すなちゃん 「おや??まだ、底にデカイのが居るぞ??」

すっかり、チヌはビビッて食わなくなった。
ここの良型チヌ達が ビビルってことは 多分、・・・・・。
気配が プンプンしている。
どうやら、まだ底にデカイのが ウロウロしている様だ。

しかし、このデカイ魚。食ってこない!
この後、チヌは2枚程、追加したのだが、やっぱり、チヌ達、ビビッてる・笑。
あれこれ攻めてみるんだけど・・・。そうこう、していると午後4時で納竿。

非常に悔しい。食えよぉ、大型真鯛なんだろぉ〜!!
まだ、底に・・・・。まだ、底に・・・・・。まだ、底にぃ・・・。
 
<帰港後・・・・笑>
帰港後、山口氏が出迎える。

山口氏    「すなさん、釣れたかな??」
すなちゃん  「真鯛の65cm位のが 釣れたよ。」
山口氏    「どれどれ??」
山口氏    「・・・・・。」

後かたづけをしている間に 山口氏、検寸台を持ってきて 真鯛を乗せている。

山口氏   「すなさ〜ん、74cm有るで!!」

てっきり冗談かと思っていたのだが 真面目そうな顔で言っているので 近寄って見てみると・・・。

すなちゃん 「!!・・・・。有る。」

測ってはみるものだねぇ・笑。

<完>
 
<すなちゃんの 四方山話>
さて、今回の真鯛、色つやといい、綺麗な魚体。
『登り鯛』の走り、と山口氏と話した結果、そう判断。

これから 来春にかけて産卵の為、太平洋から豊後水道に向かって北上してくると言われている。
通常 1月、2月に良く耳にする言葉だが、ここ田の浜では
早ければ10月後半から第1陣がやってくると言われている。

当然、群で北上してくるのだから 真鯛の型、数とも これからは右肩上がり。
さて、皆さん、
これを どう判断いたしますか?
  
(本日の釣法、仕掛け)
***** ズボ釣り *****
船竿3.3m 30号、両軸リール(PE5号200m巻)、ステンレス天秤(クッション付きは 針掛かりが悪くなる!)
シャトルカゴBIG+30号オモリ
ハリス6号10m、真鯛バリ12号
底から −1.5m〜1.5mに サシ餌がくるように釣るだけ!

***** 餌・撒き餌 *****
オキアミ生LL 15kg + ジャミ半枚 3kg
*サシ餌は その中から取る。

PS.津島マリンの山口剛氏の教えてくれる様に釣ったら間違いが無い。
 
(本日の釣果)

<すなちゃん@磯の管理人>
真鯛   74cm
チヌ   50.3cm、49〜46cm 10枚
      46〜42cm  5枚          計15枚
ヤズ   50cm級



< O氏 > *強度の船酔い レベル4
チヌ     48〜42cm 3枚
イトヨリ    良型     1枚


(本日の教訓)
場所を換わる者、釣果を延ばせず!!
とりあえず、釣った魚は測れ!!
 



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