釣 行 記 その28                 
 (津島マリンに確かな手応え 久々のシリアス 編)

<津島マリンとは・・>
「津島マリン」の いいところはポイントまで一緒に船を走らせ、船を掛けるまで手伝ってくれる。
釣り方、仕掛け等、詳しい事もアドバイスしてくれる。
また、時々、見回ってくれるので、初めて「津島マリン」に行く人も安心です!
 
<夜空の向こうに・・・>
男は寝延びして 夜空を見上げた。
星が綺麗だ。しかし、ちょっと寒い。気が付くと 其処は船の上だった。
流れ星を 3回見た。
誰だろう、流れ星に3回願い事を唱えると 願いが叶うと言ったのは?
余りに速すぎて 唱える事が出来ない。
「大型真鯛・・・」
と呟いた時は 流れ星は既に消えた後だ。
「ふっ、出来ないと思って いい加減なことを言いやがったな。」
こうしてロマンチックな夜は明けていった。

何時間、眠ったのだろう?やがて朝が当然やってくる。

今回の釣行は夜釣りだった。
しかし、寝ていては釣れませんね。当然の事ですが・・・。
なんと言っても ケミホダルの揺れは 催眠効果がある。
5円玉を糸で ぶら下げるよりも ずっとずっと・・・。 やはり安眠はケミボタルにかぎる。
 
<ポイント移動>
そう言えば 大西ポイントで釣っていた。・・と言うよりも寝ていたと言う方が正解かもしれない。
当然、ちょっとは釣りをしたが・・・。 縁起をかついで 6時半、砂川ポイントへ移る事になる。
通常、夜釣りは 夜明けまでで納竿なのだが 今日は釣客が少ないとのこと。
津島マリンの山口氏に無理を言って ちょっとだけ・・・そう、ちょっとだけのつもりだった。
 
<砂川ポイントで・・・>
午前6時半、第1投目。
「7時まで釣ろう。」
と私。
「いいですよ。じゃぁ、ちょっとだけ。」
Mr.福田も了承し、30分の釣りを楽しむ事にした。
 
<約束の7時>
時計は約束の7時に近づいている。
最後の1投。(3投目なんだけど・・)  その時!!
私の竿が ズボッ!
私は 思った。
ドラマティックな終わり方だな。最後の1投が入るなんて。
難なく上がってきたのは 43cmの真鯛
ここで話が ややこしくなる。

(納竿か。まぁ、それも仕方がないな。)
と思った時、何か熱い視線を感じる。・・・・。

「まだ、居るんじゃないの?」
とMr.福田。 どうやら自分も釣りたいらしい。
「真鯛は1枚上げると 最低でも30〜40分は 時間が開くもんだよ。」
「じゃぁ、あと40分。7時40分まで 釣りましょうよ。」
どうやら 約束を守れないらしい。

しかし、彼の目は希望に溢れていた。
すなちゃん (燃えている。きっと彼なら やってくれるだろう。大型を・・。)

表層は ウマズラハギ、カワハギ、グレ等々。潮は小潮と言うこともあり、止まったまんま。
しかし、確かに 真鯛の気配が感じられる。
 
<約束の7時40分>
時計は約束の7時30分に近づいている。
本日2回目の最後の1投。  その時!!
私の竿が ズボッ!
今度は 重量感が有る。
「60cmは有るな。」
「えっ、そんなに!?」
実を言うと Mr.福田、針も結べないファミリー・サビキ師なのだ。
そんなに大きい魚と やりとりしている様に見えないらしい。
難なく上がってきたのは 真鯛75cm

時計の針は 7時40分を指している。

Mr.福田、暫く真鯛を眺めている。
すなちゃん (そっか、納竿だもんな。)
「それ、あげるから 持って帰るといいよ。」
とりあえずは75cmもある真鯛・・・。
なんて自分は優しいんだと思っていると・・・。
 

最初っから昼釣りにしていた方が良かったかな。
納竿ギリギリのハズだった 真鯛75cm と
すなちゃん@磯の管理人。
<約束は破られるために・・・>
(納竿か。まぁ、それも仕方がないな。)
・・・と思った時、何か熱い視線を感じる。・・・・。

「まだ、居るんじゃないの?」
とMr.福田。 どうやら自分も釣りたいらしい。
「真鯛は1枚上げると 最低でも30〜40分は 時間が開くもんだよ。」
「じゃぁ、あと40分。8時15分まで 釣りましょうよ。」
なんだか 約束も5分単位になってきた。
どうやら ホントに約束を守れないらしい。

しかし、彼の目は希望に溢れていた。
すなちゃん (燃えている。きっと彼なら やってくれるだろう。大型を・・。)

 
<約束の8時15分>
時計は約束の8時15分に近づいている。
本日3回目の最後の1投。  その時!!
私の竿が ズボッ!
なんともメイクドラマだ。
難なく上がってきたのは 41cmの真鯛

「まだ、居るんじゃないの?」
とMr.福田。 どうやら自分も釣りたいらしい。
「・・・。そしたら9時までね。」
どうやら ホントに約束を守れないらしい。こまった2人だ。

しかし、彼の目は希望に溢れていた。
すなちゃん (燃えている。きっと彼なら やってくれるだろう。大型を・・。)
 
 <約束の9時>
時計は約束の9時には ちょっと早い8時40分。
その時!!
私の竿が ズボッ!
難なく上がってきたのは 45cmのチヌ
「9時15分ね。」
これが約束を守れない2人の お約束。

しかし、彼の目は希望に溢れていた。
すなちゃん (燃えている。きっと彼なら やってくれるだろう。大型を・・。)
 <約束の9時15分>
時計は約束の9時15分。
最後のお願いが神に届く。そして!!
私の竿が ズボッ!
どうやら50cmは超えてそうだ。
しかし、あと10mのところで 針外れ。
「10時ね。」
言葉は だんだん短くなる。
これが約束を守れない2人の お約束。

しかし、彼の目は希望に溢れていた。
すなちゃん (燃えている。きっと彼なら やってくれるだろう。大型を・・。)
なんだか シツコいなぁ・・・笑。
 
 <約束の10時>
時計は約束の10時。
とうとう Mr.福田、その時を迎える。
ズボッ!!

・・・・・・。

「へっ?なんじゃ、そりゃ!?」
と私。
Mr.福田、真鯛31cmをゲット。

すなちゃん (・・・・。 なんて 見かけ倒しの男なんだ。)

「10時30分かなぁ。・・・。」
31cmの真鯛を前に延長するべきかどうかを 腕を組んで考え込む。

まぁ、結果は10時30分と言うことに・・・。
 

Mr.福田の会心の一撃。31cm。
延長かどうか迷う一撃だった。
 <約束の10時30分>
時計は とうとう約束の10時30分
人生そんなに 甘くはない。
ここまで これたのが凄いくらいだ。
ここは大人しく 納竿とする。

今回の作品は 久々のシリアス編だった。
 
(本日の釣法、仕掛け)
***** ズボ釣り *****
船竿3.3m 30号、両軸リール(PE5号200m巻)、ステンレス天秤(クッション付きは 針掛かりが悪くなる!)
シャトルカゴBIG+35号オモリ
ハリス6号10m、真鯛バリ12号
底から50cm〜1mに サシ餌がくるように釣るだけ!

PS.津島マリンの山口剛氏の教えてくれる様に釣ったら間違いが無い。
 
(本日の釣果)

<すなちゃん@磯の管理人>
真鯛   75cm、43、41cm  3枚
チヌ   45cm

マゴチ 1ぴき、イトヨリ 3ひき、ソウダ 1ぴき 等々。


<Mr.福田>
真鯛 31cm



(本日の教訓)
夜は寝るものです!! 約束は破られるために有る!
 



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