第5回・PWCばか詰作品展

  PWCルール説明&解答要項                    
【PWCばか詰ルール説明】

1.取られた駒は(2.の例外を除き)取った駒が元あった場所に復元する。
2.二歩及び行き所の無い駒の禁に触れる場合は、復元せずに持駒になる
3.成駒は成ったままで復元する
4.成れる位置に復元した場合、成不成の選択は行えない

(2005年9月5日に掲示板でクロ氏が提案されたルール設定に準じています)

・表記法は駒を取った場合・・・○○駒(駒取り)/●●駒(←取られた駒の復元)とします。

簡単な参考として”たくぼんの解図日記”の2005年11月25〜27日付け:「PWCばか詰めについて考える」をご覧下さい

開催日 :   2006年6月15日(木)
解答締切 :  2006年7月10日(月)
解答発表 :  2006年7月15日(金)

【注意】

スペースの関係で敬称は略させていただいております。ご了承下さい。
なおこの出題は「正式発表」扱いとしFairy Top\の対象です。


今回もPDF版を作成しております。ご利用下さい。
第5回PWCばか詰作品展PDF版
第5回PWCばか詰作品展・解説編PDF版

【第7回PWCばか詰作品展・作品募集】

第7回PWCばか詰作品展の作品を募集します。

次回開催予定 : 8月15日 (投稿締切:8月10日)
※ 但し投稿数によっては開催が延期となる場合もありますが、 その判断は8月10日に決定します。
 また15日はお盆につき多少前後することがあるかもしれませんがご了承下さい。

条件: 特に設けません。持駒制限OK・打歩OKです。手数も無制限です。
FM使用環境に無い方の検討はこちらで致しますのでその旨記入下さい。
投稿先はメールにて(takuji@dokidoki.ne.jp)
PWC1  たくぼん 作 (登場2回)  PWCばか詰 9手                      

【詰手順】 

 66銀 同馬/65銀 68金 47玉 39桂 同馬/66桂
 57金 同馬引/39金 48金  迄 9手詰
 

【解説(のようなもの)】

 今回の作品展で最大の難問となってしまいました。正解者はビック3の3名のみ。
詰上がり「4」からの逆算で創りましたのでこんなに難しかったとは全くの驚きでした。
事実創作の90%は序の3手の組立に費やしたのですから・・・。
たまにはこんな嬉しい誤算もいいでしょう・・・。

                        *

若林
 「配置に作り手の意思を感じる難問。65馬に金銀両方良いところに運ばせて解決。圧巻なのは最終5手。変則スイッチバックで最終手を成立させる手順は見事。」
こんなに褒められるのは久しぶりで照れくさいです
隅の老人B
 「苦しいけれど、詰上がりは4。詰四会のご発展を祈る。
 手順は2の次で詰上がりが狙いだったんですが・・・皆さん逆の感想のようです
橋本孝治

 「最後の3手が全然見えず、最後まで残りました。詰上り"4"も鮮やかで、PWC4と共に今回の収穫のひとつだと思います。」
 う・・・うれしい
北村太路
 「桂の使い方が全然わかりませんでした。まさか、馬を持ってくるためとは。そして、駒交換で最終的には金を持ってくると。攻駒をうまくワープさせるという筋は今までなかったのでは。これは好作です。(fm使用)」
 金の動きもなかなかいいでしょ
小峰耕希
 「いきなりですがfm解答(^^;) 馬を引き寄せて金で仕留める筋に気付かず。解答が遅れたのはこれが解けなかったためです。すみませんm(_ _)m
ところでこの詰上り、ちょっと歪んでますが“あれ”ですね?」
歪んでいるは余計です(笑)斉藤さんのことは言えませんね。
PWC2  北村太路 作 (登場12回)  PWCばか詰 11手                      

【詰手順】 

 81桂成/73香 62玉 73桂成/85香 同玉/62圭 85桂/77香 74玉
 73桂成 65玉 77桂 64玉 65香 迄 11手詰
 

【解説(のようなもの)】

 狙いは一目瞭然の桂の3段跳ね。第3回PWC作品展の6番の橋本さんの短評での宿題に応えてくれました。宿題は4段跳ねでしたが、香では4回目は取られちゃうため3段跳ねということになりました。取られちゃうとはいえ私には89に着地した香が見えたような気がします。
難易度は高くない為、解答者全員に丹惜しんでいただけました。
そういえば金銀を使わない貧乏図式ですね。

                        *

若林
 「見た瞬間楽しい手順が浮かんできてその通りになる。桂の4段跳ねならぬ4枚跳で81香を奪取。嬉しくなる一作。」
 香のほうではなく桂の方でしたか・・・
隅の老人B
 「時は世に連れ、世は時に連れ。 桂馬が跳べば、香も跳ぶ?。」
橋本孝治

 「香の4段跳…と思ったら、最後は跳ねずに消えるんですね。そりゃそうだ。ということで、今度は桂香歩以外を使った4段跳を希望。」
 橋本さんの宿題はハードルが高いです。はい。私には出さないで・・・
北村太路
 「七郎さんが言っていた、4段跳ねを目指していたが、失敗して3段になりました。4回目は跳ねれず取られちゃうので。4回跳ねる理由付けを考えるのが面倒になり、今日に至っています。」
 ふふふ。苦労されていますね
もず
 「見た瞬間に狙いのわかる図ですね。香の3段跳ねの実現としてはこれ以上ないのではないかと思います。」
小峰耕希
 「これは流石に一目。短手数ですが充分くるくる化出来てると思う。」
もう少し配置が整理できれば・・・でしょうか
PWC3  神無七郎 作 (初登場)  PWCばか詰 31手                      

【詰手順】 

 18銀 28玉 17銀 27玉 16銀 26玉/27桂 15銀 17玉
 26銀 28玉 17銀 19玉 28銀 18玉 19銀 27玉/18桂
 28銀 16玉 27銀 17玉 26銀 28玉 17銀 19玉
 28銀 18玉/19桂 27銀 17玉 18銀 26玉 17銀 迄 31手詰
 

【解説(のようなもの)】

 攻方の主力は銀と桂のみですので、囲いの中での詰型が分かれば簡単のはずですが・・・果たして・・・・。
詰型の19桂・17銀型を見つけるのはそう難しくはないのですが、そこに至る手順を探し出すのは意外とややこしい。小峰さんも言っていますが桂を下に落とすなら12手目27玉/28桂が有力に見えるからです。遠回りのようで遠回りではない。これが本作のポイントでした。
それにしても囲いの創り方も少ない駒数で素晴らしいし、楽しめる内容といい新しい解答者の方に解いていただきたい作品でした。
 もう1筋広げると手順限定が難しいんでしょうね。

                        *

若林
 「ああ、この駒数で密室が構成できるのですね。そして銀と玉の応酬だけでこの手数。27銀まで、の収束を消すだけで限定になるのが不思議。」
 推敲尽くされています。見習わなければ
隅の老人B
 「先ずは、銀桂香で終局図を考える、これが意外と難しい。 他の人は、どのように考えて解き始めるのでしょうか?この狭い?局面で、終局図を考えつくのに数時間、嫌になりますね。」
 私は結構早かったんですが、皆さんはどうでしょうか?
北村太路
 「1筋2筋で結構移動が出来そうなのに、銀と桂の利きで道筋が限定されるんですよねぇ。すごく不思議な感じがします。」
もず
 「やるべきことははっきりしているのですが、どのタイミングで桂を1筋へ移動させるのかが見えにくかったです。密室で銀と玉がたわむれるのはPWCと相性がいいですね。」
 もっと長いものも可能かな?
小峰耕希
 「最初4手だったかオーバーして、手が限られてるのにおかしいと試行錯誤する内に、12手目19玉を発見しました。それまでは桂を下げる事ばかり考えてたので、27玉以下の順ばかりを追ってました。でも本局も確か当日に解けてるんですよねぇ。」
 私も同様でした
PWC4  北村太路 作 (登場13回)  PWCばか詰 149手                      

【詰手順】 

 47馬/58と 同と右/56馬 46馬/56と 同と上/45馬
 36馬/45と 同と左上/25馬 26馬/25と 同馬/17馬
 27馬/17と 同銀上成/16馬 同馬/16全 同と寄/17馬
 26馬/17馬 同全/16馬 27馬/16と 同馬/17馬 28馬/17銀 同と/29馬
 38馬/29銀 同銀成/29馬 同馬/29全 同と引/39馬
 48馬/39と 同と右/58馬 47馬/58と 同と右/56馬 46馬/56と 同と上/45馬 36馬/45と 同と左/25馬 26馬/25全 同銀生/17馬 28馬/17と 同全/29馬 38馬/29と 同と引/39馬 48馬/39と 同と右/58馬 47馬/58と 同と右/56馬 46馬/56と 同と上/45馬 36馬/45と 同全/25馬 26馬/25銀 同と/16馬
 27馬/16馬 同と寄/17馬 28馬/17全 同と引/29馬
 38馬/29と 同と引/39馬 48馬/39と 同と右/58馬 47馬/58と 同と右/56馬 46馬/56と 同と上/45馬 36馬/45全 同銀/25馬 26馬/25と 同馬/16馬   27馬/16と 同全/17馬 28馬/17と 同と引/29馬 38馬/29と 同と引/39馬  48馬/39と 同と右/58馬 47馬/58と 同と右/56馬 46馬/56と 同全/45馬  36馬/45銀 同と/25馬 26馬/25馬 同と左/16馬 27馬/16全 同と寄/17馬 28馬/17と 同と引/29馬 38馬/29と 同と引/39馬 48馬/39と 同と右/58馬 47馬/58と 同と右/56馬 46馬/56全 同銀/45馬 36馬/45と 同馬/25馬   26馬/25と 同全/16馬 27馬/16と 同と寄/17馬 28馬/17と 同と引/29馬  38馬/29と 同と引/39馬 48馬/39と 同と右/58馬 47馬/58と 同全/56馬  46馬/56銀 同と/45馬 36馬/45馬 同と上/25馬 26馬/25全 同と左/16馬 27馬/16と 同と寄/17馬 28馬/17と 同と引/29馬 38馬/29と 同と引/39馬 48馬/39と 同と右/58馬 47馬/58全 同銀生/56馬 46馬/56と 同馬/45馬 36馬/45と 同全/25馬 26馬/25と 同と寄/16馬 27馬/16と 同と寄/17馬  28馬/17と 同と引/29馬 38馬/29と 同と引/39馬 48馬/39と 同全/58馬  47馬/58銀 同と/56馬 46馬/56馬 同と上/45馬 36馬/45全 同と上/25馬 26馬/25と 同と左/16馬 27馬/16と 同と寄/17馬 28馬/17と 同と引/29馬 38馬/29と 同と引/39馬 48馬/39全 迄 149手詰
 

【解説(のようなもの)】

 傑作誕生です。北村さんの発想力にはPWCの神が乗り移っているかのようです。
攻方は馬のみですから生銀と成銀を上手く使った詰上型の発見がポイントです。これは守備駒入替型のセオリーですのでよく出てきます。
 初手47馬/58とからの回転はこれしかありません。とにかく進めてみましょう。
まず最初のポイントは8手目

ここから普通に回せば、28馬/17銀 同と/29馬〜〜と言う手順で回っていきますが、この順で行くと玉方の駒が馬・銀・全という順番で回ってきてしまい最後39の駒が馬となってしまい、最終手の48馬を同馬と取られて詰みません。
ということで27馬/17ととして、まず16の銀の成らせを行います。これを行なわないと作者の狙いの手順に入れないからです。16の銀を成らせた図が12手目の場面

このまま28馬と行って相変わらず馬が先頭ですので、ここから巧みに並び順を変えていきます。その手順が26馬/17馬 同全/16馬 27馬/16と 同馬/17馬の順です。
ここまでで16手目です。

ここからやっと28馬/同銀生と行き回転していきますが、ここでもワンポイントあります。20、21手目で38の銀の成らせを行ないます。でないと回転が途中で止まってしまうのです。ここを過ぎればあとはひたすら回転するだけです。合計9回転します。そうすれば、全、銀、馬の順で回ってきますので最後の形がうまく形成できるというわけです。(詰上図参照)
 詰上図

まさに入替パズルといった作品で、考えどころがあり、理想的な構成といえますね。第6回の超大物も期待できそうです。

                        *

若林
 「なるほど、PWC版輪姫と言うのか、何というのか。くるくる回る馬が素晴らしい。それと謎解き! 普通に回すと39に馬が来る! それを回避するための序の馬位置変更には参りました。このタイミングでしかできないというのが凄い。お見事です。」
 題名が欲しい所です。募集しましょうか?TOP\の上位に絡んでくるのは間違いないですから・・・。
隅の老人B
 「例の如く、ごちゃごちゃ、闇雲に動かしてみる。意外と手は狭いが、流石に149手は、遠い先。詰上がり図が浮かんでこない。手の続く限り、回ってみよう。何度、回ったかは知らないけれど、なんとなく、詰上がり図が見えてきた。 好きと根気、そして運良く、ですね。おまけ 氾濫のEほどではないけれど、解答書きに大苦労。どなたか、良い方法を教えて下さいな。
 
書くのも大変なんですが、手順を並べるのも大変です。第6回は301手です。もっと苦しむことになりそうです
橋本孝治

 「最初、馬銀全の順番で回して不詰。馬全銀だと駒が回せない。そこで腰を据えて考え直し、馬を一旦停滞させて銀馬全の順番で回す手段に思い至りました。回転型の入れ替え趣向という目新しさに加え、パズル性も盛り込んだ好作だと思います。たぶん、原図は「28銀」以外全部を「と金」にした141手詰だと思うのですが、これもシンプルで捨てがたいです。」
図はこちらです。考えて見ましょうって一目瞭然か・・・。


北村太路
 「自分で作って置きながら、解答を書く段になって面倒になってしまいました。手の順番はわかっているんですが。伊達さんのをはじめとして、入れ替え系のPWCが流行っていたので、自分も作ってみようと思いました。いろいろ見ているうちに、馬(龍)は8方向から王手できるな、あ、周れるな、とかいろいろ気づきました。いろいろしているうちに、ああ、周る方向は1方向にできるんだな、となりました。(最初は両方向に周れるので短い距離の方が解、というものでした。)
そして周っていくうちに、銀の位置が移動して、取り返せない位置(5八銀にして、3九→4八馬)というのが出来上がりました。当初は、盤面中央だったのですが(なんとなくの癖で真ん中においてしまうらしい)
盤面の下側にすれば受け方が成れることに気づきました。そして、銀を2枚置けたのはいいのですが、成れると言っても、現在の図の3八銀のように取られたらすぐ取り返して成る(そうしないと、回転ができなくなる)だけなので面白くないです。
そこからは試行錯誤気味だったと思います。適当に置いてfmにたずねる。といった感じで。桂なども試してみてダメだった気がします。そのうち、銀を1六に置いて、1七に馬を置く、というのを考えました。普通に1七がと、で1六に銀を置くと、2六馬の王手の時に、2五のとでしか取れず、回転が止まって詰まなかったので、同馬/1七馬 2七馬/1七と 同銀成/1六馬・・・とすれば銀がうまく成れるかなぁ、と。当初は銀が成るのが目的だったのです。が、どうも予定の手数で詰まない。が、何手か指すと、最後は詰むらしい。???ということで、よくよく見てみたら、普通に周ると受方馬が3九に来て、最終手を取り返せる!ので、馬の位置をずらさなくてはいけない!おおー、これだー!ということで完成しました。一番面白いと思われる部分だけが創作でなく発見なのが少し癪ですが。ということで、自身初だったはずの100手越えのものができました。不動玉で盤面5×5で手数が案外伸びました。入れ替え物は見た目以上に、1サイクルの手数、サイクル数が増えて長くなるようです。例えば、馬を9三角にして、5八とにすれば2手伸びますが、もちろん、9三に跳ばされる、と金が全くダサいのでやめました。」
 参考になる創作秘話です。北村さんには感謝感謝です
小峰耕希
 「これも自分で解きました(それで何でたくぼんさんのが解けないんだろう…)。1周目がポイントで、作意以外の順は馬が先に来てしまい、生銀を利用した詰上りに辿り着けないという、とにかく巧妙且つ楽しめるパズルでした。」
これが解けて私のが解けないとは・・・相性が悪いんでしょか?
PWC5  伊達 悠 作 (登場3回)  PWC打歩ばか詰 9手                      

【ルール注意】最後必ず打歩で詰ませて下さい。

【詰手順】 

 29香 23歩 同香生 22飛 同香生/23飛 11玉 21香成
 同飛/23杏 12歩 迄 9手詰
 

【解説(のようなもの)】

 初手は29香しかありません。(27とか28だったらすごいけど)
そして2手目の合駒の位置が詰上がりに生かされます。たとえば合駒が24の位置でしたら最後の成香の位置が24となり詰みません。詰上りは打歩詰の王道といった形ですね。
 初手の歩を取る為の限定打、2手目の合駒の位置、3手目の香不成、簡素な詰上りと申し分の無い作品と言えるでしょう。完成品です。

                        *

若林
 「PWC打歩として綺麗にできています。素直な手順でもすっきりしていると良いですね。」
 綺麗に出来ているというのはピッタリの表現ですね
隅の老人B
 「初手は当然だが、5手目が好手。これぐらいの手数が、睡眠薬に最適。」
橋本孝治

 「最初ダウンロードしたPDF版に"11手"とあったので、何の疑問も持たずに11手で詰ませていました。そのせいか、飛の運用で2手縮める順が、かなり巧妙に見えます。」
う〜む何といって良いのか・・・
北村太路
 「難しかったです。2三−2二−2一と動いて成るのは考えにくかったです。何か狐につままれたような手順でした。」
もず
 「攻駒が3枚ないと打歩では詰まないという先入観があって難しかったです。PWC打歩の簡素図はまだ面白い筋があるかもしれませんね。」
小峰耕希
 「実はこれも無解寸前でした(詰備会とは感覚が合わないのかなぁ)。結果的には最もシンプルな詰上りだった訳で、何で悩んだのか自分でもよくわからないというのが正直な所です。」
 詰備会は良い会合です。
PWC6  伊達 悠 作 (登場4回)  PWC打歩ばか詰 9手                      

【ルール注意】最後必ず打歩で詰ませて下さい。

【詰手順】 

 88角/99馬 12玉 22角成 同馬/99馬 89馬 34歩
 同馬 13玉 14歩 迄 9手詰
 

【解説(のようなもの)】

 狙いは99角を馬にし89に移動して歩を入手するというストーリーです。なかなか面白いとは思いますが、やはり99角と打つ展開にもって行きたいところです。また詰上りに不要な15桂の存在も気になるところ。15桂は2手目23玉をなくしただけの配置なんですね。
ここら辺は宿題と言うことで・・・・。
試しに初形から15桂・99角、88馬を除いて持駒:角にしてみると面白い2解問題になります。考えてみて下さい。

                        *

若林
 「収束5手がPWCである必要がないのが今ひとつ。」
 ふむふむ
隅の老人B
 「打歩詰?、歩を手に入れるには?、解ければ成る程、苦労しました。」
橋本孝治

 「大駒の取り合い(実際は取れなくて位置変更ですが)は派手で良いですね。これが何も仕掛けがない空中に限定打を伴って出現したらもっと良いのですが。」
 何もない所へ大駒限定打・・・・良い響きだ。。。
北村太路
 「一度2二まで行って、戻ってきて、8九馬とは。全く気づきませんでした。(fm使用)」
小峰耕希
 「こちらは殆ど悩まず解けました。角の成り込みや歩中合は悪くないと思うけど、詰上りになってみると15桂が目障りなんですよね。」
 簡単だった人と難しかったという人と半々です。不思議です。
総評&解答成績                      
【総評】

若林
 「今回はPWC4がやはり圧巻でしたが、他の短編も充分に楽しめました。北村氏の発想力と実現力には相変わらず脱帽です。」
 第6回でも同じ事を言って頂きましょう〜
隅の老人B
 「6題で半月以上は楽しみました、加えて無料、これも嬉しい。 作家の皆さんの、あの手この手の創作感覚?には感心です。 解くのは大変ですが、解答書きもPWCの長編は一仕事、  4番では、幾度も指し手を並べ直しました。 我ながら良くやる、いつまで続くことやらと思っています。」
 そう言えば無料なんだな。賃金計算したらうん万円は掛かっている気がする
橋本孝治

 「今回は問題数が少ないから楽勝」とか思っていたら、いきなりPWC1で躓きました。他の方のブログなどを見ると、割と簡単に解いているみたいなので、余計に焦りが…。盲点に嵌ったと言えばそれまでですが、詰将棋ってやっぱり怖いですね。」
 いやいや正解者3名ですからご安心を・・・
北村太路
 「うまく入れ替えを使うと、難解な筋のものが作れそうですね。移動した後のイメージがなかなかわかないので。難しいのばかりになると、全部fm解答になってしまいそうです。」
 楽しめるものがやはりいいですね。
もず
 「毎度毎度締め切り間際で申し訳ありません。また半分しか解けませんでした。」
 私も他のサイトの解答はいつも最終日です。
小峰耕希
 「今回は大変非常識な解答成績になってしまいました。我ながら不思議です。それはそうと、今月はアンチキルケ、OFM、JIGSAW BOX、九G、パラの解答締め切りが重なってしまったようで、月末が思いやられます。今からでもどなたか締め切りを遅らせて下さると助かるのですが…。」
 もうだいぶ終わっているでしょ?かなり解答実力がついた様に思えますよ。

                        *
【解答成績

解答者名 1 2 3 4 5 6
若林
隅の老人B
橋本孝治
北村太路
もず
小峰耕希
△はFM使用解答

解答者数 6名 うち全題自力正解者 3名 

全題正解者は今回も解答3強・橋本孝治・隅の老人B・若林広さんの3名でした。
今回は解答者からは好評でしたが、解答者数が伸びないのが残念でした。
もっともっとたくさんの方に鑑賞していただきたい。そんな作品群でした。