みなさんからのmailはこちらから
是非みなさんなりのSMAP論(論は堅いかな、SMAPへの思い?)お寄せ下さいね!

T

私のSMAP論

あやか

 私は、彼らには今までのアイドルに無かった「劣等感」を持っ ているんではないかと思ってます。
しかもその「劣等感」が一人一人違う…。
その一人一人の劣等感がそれぞれの個性を飛躍的に伸ばしてき たんではないかと…。
(SMAPのそんなところに私は今とても心を惹かれています。)

中居君・稲垣君・草なぎ君の劣等感は、それぞれがこれまでの ジャニーズアイドルとしてはそれぞれ致命的な欠点になりうる 根本的なコンプレックスです。

中居君は「歌が下手」(歌手として致命的欠点)
稲垣君は「スポーツが苦手」(ジャニーズアイドルとしては致 命的な欠点)
草なぎ君は「くだけたトークが苦手」
香取君のコンプレックスは、SMAPの中でしか発生しない類の劣 等感です。SMAPの中で「自分が一番年下」というコンプレック ス。
グループ結成時に自分が一番年下だったころの思い出で、どう しても自分が一番劣っていると感じてしまうような気持ちがず っと残ってしまうのではないかと思います。 また、幼い頃に芸能界に入って、周りがみんな自分よりもずっ と年上という環境の中で大人になっていったというコンプレッ クスでもあります。
しかし、近年彼ももはや「若者」とはいえない年齢に達したこ ともあり、その「子供感」は薄れていっています。 逆に「子供感」が残っていることを逆手に取った「純真さ」と いうイメージ戦略へと昇華させている・・・そんな気すらしま す。
そして木村君のコンプレックス。
5人の中でもっとも複雑な劣等感を抱えている人間ではないか と思っています。 「俺様」コンプレックス。
少なくともSMAPが売れ出してからは木村君は常に売れ続けてい ます。 その売れ方が社会現象になるまでの驚異的な売れ方です。
「常に自分が売れる」という中にこの10年以上ずっと君臨し てきた木村君。
常に「人気が出なくなったらどうしよう」というストレスと隣 りあわせだったのではないかと思います。
彼はその為、積極的に自己アピールをし続けるという行動にず っと出てきたような気がします。
特に自分の人気に翳りが出そうな事件(森君の脱退だとか、工 藤静香との交際発覚だとか結婚だとか…)が起こった時に「何 があっても俺は何も変わらない」という信念を持ち続けている ことをアピールし続けていたような気がします。
その強大な自意識が、ずっと彼の重石になってきた…。
しかし近年、彼に家族ができたことによって少し「俺様」感が 薄れてきたなあと感じます。 それは彼のコンプレックスが無くなるという事でもあります。

前述の3人のコンプレックスはそれぞれ一生消えないもの。 しかし、中居君は司会業、草なぎ君は卓越した演技力とで、 それぞれ自分に苦手分野があっても別のところで活躍できると いう自信が、彼らにそのコンプレックスをばねにできる力とな っています。 (稲垣君は…強いて挙げれば「特異なキャラとそれを自分で笑 いものにできる強さ」かな?)
しかし、香取君と木村君のコンプレックスは克服できるもの。 すでに克服は近いところまで来ています。
この2人に影がなくなったとき、SMAPの今後はまた変わるに違 いありません。

今のSMAPはアイドルなのにお笑いも求められる、かなり厳しい 環境におかれています。
強いて言えば一昔前のドリフのような。(SMAP*SMAPは「八時 だよ!全員集合」の現時代バージョンに思えて仕方ない…) あんなに美しいのに、一昔前なら舞台に出てきて愛想を振りま くだけで売れたはずなのに、今という時代が彼らに「王子様」 であることを許しませんでした。

SMAPは時代の被害者です。
しかし、加害者でも、ある。

SMAPがこの10数年TV界の王者であったことで、アイドルタ レント界、お笑い界その他芸能界の構図は一変しました。
売れるためにはルックスだけじゃ駄目、面白くなきゃ駄目、言 う事が面白くなければ根性見せなきゃ駄目。
またそれを受入れ、発展させてきた一般大衆側へもSMAPの影響 は大きくのしかかっています。 みんなが「勝ち組」になる為に焦って悩み抜き、「勝ち組」で なければ自動的に「負け組」になってしまうような錯覚さえ覚 えるほど…。

皆が認める絶対的王者の「勝ち組」SMAP。彼らの今後の行く先 は、日本全体の一般大衆の意識を変えてしまうほどの影響力を 持っています。

私のSMAP論

CHIKA

#4 vs.Nakai 何はなくとも2トップ〜双頭の鷲の旗の下に

 結局は、この章を書くのを先延ばしにしてきたのか。いくら書いても書ききれない、あるいは文 章にならないかのどちらかで、どうもうまくまとめられる自信がなかった。木村ファンである以上 、意識せずにはいられない中居の存在。木村にとってプラスにもマイナスにも成りうる存在はグル ープ内でおそらく彼だけだろうと思う。私のような木村ファンにとって、他のメンバーとの比較の ように中居の存在を冷静に見極めるのは、いろんな感情が邪魔して非常に難しい。

 さてと。誰が言い始めたか、2トップ。この表現は単純明解、言い得て妙である。
 以前、夢がMORIMORIのライブで、木村と中居ががチャゲ&飛鳥の物まねをした事があった。
当時のヒット曲YA-YA-YA-を扮装もそのままに熱唱する2人の様子を見ながら、ああ、見た目だけ でなくこの2人の存在そのものがチャゲアスに似てるんだと思った。チャゲアスもずっとデュオで 活動しているが、ソロ活動も盛んだし決してその仲のよさは馴れ合ったものではない。渋くリード ボーカルを取るちょっとかっこつけ気味の飛鳥、おちゃらけつつきれいなハーモニーを聞かせるひ ょうきんなチャゲ。あからさまな性格の違いを見せつつ、でもお互いを尊重しつつ、20年も続けて 活動をしているチャゲアスと中居・木村がダブってみえた。

 そして、我らが2トップ。思春期から青年期へ様々な紆余曲折を経て、今の平穏な関係がある。
実のところ、仲がいいのか悪いのか、いやそもそもお互いを好きなのか嫌っているのか、ファンと しては常に気になるところではある。ただ、勝手な推測だが、仲がいい悪いは別にして、お互いを 嫌いになった事は1度もないと思う。その時の精神年齢や周囲の諸状況によって、相手の存在が良 くも悪くもずっと気になり続けているのが事実ではないかと思う。でも、本気の喧嘩を何度もし言 い争いをしつつ、お互いの違いを認識した上で、現時点でそういう相手の存在を認める心境になっ ているのは、とっても大事な事である。ゆっくりと進んできたグループだからこそ、こういうきっ ちりした人間関係の構築が可能だったのであろう。普通のアイドルグループのように一気にスター ダムを上り詰めるような経過を辿っていたら、とうに分裂していたかもしれない。

 そんな訳で、2トップ。同い年で2人の最年長者。そもそも歴代のジャニーズのグループで6人グ ループ(今は5人だが)というのは最多タイの人数ではなかろうか(光GENJIは2人+5人のグループ だと勝手に思っている)。それをまとめてきた双頭の鷲。私の記憶が確かなら、SMAPには元々は “リーダー”はいなかったはずである。私がファンになりたての頃、インタビュアーの質問に答え て何度も中居が「いや、SMAPにはリーダーがいませんから・・・。」というフレーズを繰り返してい た記憶がある(勘違いだったら申し訳ない)。そのうち、言い返すのが面倒になったのか、敢えて 自ら中居リーダー説を否定しなくなった経緯があったと思う。いや、どう呼ばれようと、SMAP結成 当初から中居がグループをまとめてきたことには変わりはない。ただ当時の中居は、自分がリーダ ーという事を否定することでメンバーそれぞれに責任を求めていたのではないかと思うのである。
そして、木村はリーダーとしての実務と言うよりも、自らの仕事への姿勢を年少者に見せることで 、結果的に身を持ってグループのリーダーとしての仕事をしてきたと思う。そういう裏表の2トッ プの存在が今も昔もSMAPを支えているのは、間違いのない事実である。

HOMEに戻る