東人の新居浜生活新居浜見聞録 Part 12


パイレーツ

 2002年の年末、関東に帰省するのに高速バスを利用してみた。
 深夜を走る高速バスがあることは知っていたが、子供を連れての移動には向かないと思い、今までは利用したことは無かった。
 バスの運賃は大人で¥10,700で、新幹線(のぞみ)を利用した場合の¥19,900の約半額になる。
 今回は、妻が高速バスのことを人から聴き、運賃が安いことでバスで帰省することを提案し、娘もバスに興味を示した。
 時刻表で予約方法を調べた。愛媛では瀬戸内運輸、東京では京浜急行が予約を受け付けていた。
 今治〜東京間の高速バスには「パイレーツ」という名前がつけられていた。
 ダッチューノのパイレーツでは無く、伊予水軍に因んでつけられた名前であろうが、伊予水軍=海賊 とは少し乱暴な発想のようにも感じた。
 瀬戸内運輸のホームページで予約状況を調べ、12月28日の出発便に空きが残っていたので予約をした。
 年末には、通常のバスに臨時バスを増発して運行しているようだ。予約できたのは増発のバスで、料金は少し安かったが、バスにトイレが無いとのこと。それでも、途中で休憩が4回入るとのことで予約をした。
 
 出発当日、夜19:30頃に住友別子病院前のバス停に行った。多くの人がバスを待っていた。
 当日のバスは5台で運行されていたが、3台は専用の「パイレーツ」で、残り2台が増発便で通常の観光バスであった。
 
 新居浜ICから首都高速までは809.0km の道のりであったが、当日のパイレーツの休憩箇所と出発時刻は以下のようであった。
                                         
時刻
場所
新居浜ICからの距離
19:50新居浜(住友病院前)
21:00高松自動車道:豊浜SA
   (香川県三豊郡豊浜町)
24.9km
23:10山陽自動車道:三木SA
   (兵庫県三木市)
237.8km
01:55東名高速:守山PA
   (愛知県名古屋市)
475.4km
04:45東名高速:足柄SA
   (静岡県御殿場市)
728.1km
06:20東京 浜松町バスターミナル着
809.0km+α
 東京浜松町の世界貿易センタービル内のバスターミナルに定刻の朝6:20に到着した。
 ひとまず東京駅まで移動して地下街に入った。
 こんなに早い時間では、どこの店も開いていない。
 7:00を過ぎた頃にやっと一件の喫茶店が開店し、そこでモーニングサービスを注文した。
 船橋にある妻の妹の家を訪問することになっていたが、あまり早く行っても迷惑になる。
 新しくなった丸の内ビルディングなどを見て時間をつぶしてから船橋まで出かけた。
 
 夜行バスは運賃が安いことはメリットであるが、バスの中で眠れないと翌日に疲れが残ってしまう。
 また、到着が早朝で、東京近辺に移動するにしても早すぎるので途中で時間をつぶさなければならない。
 東京を経由してさらに遠方に移動するのには良い手段かもしれない。
 
 帰路は、新幹線で新居浜まで帰った。

 【関連URL】
       瀬戸内運輸のホームページ


灯油の消費量

 社宅からマンションに引っ越して最初の冬がきて、暖房が必要になった。
 11月の初旬に灯油を18リットルで2缶購入した。
 石油ファンヒーターを使い始めたが、20℃の温度設定では燃焼している時間は少なく、すぐに待機状態となる。
 ファンヒーターの灯油は補給したが、それでも年末までに1缶(18リットル)を消費した程度であった。
 
 星越社宅に居た昨年は、年末までに7缶の灯油を消費していた。
 昨年に比べて今年が特に温かいとは思えないが、灯油の消費量にこれほどまでも差が生じていた。
 星越の社宅はすきま風が多く入り、それだけ寒かったようだ。


 冬が終わり、結局今年は4缶の灯油で足りた。
 最後にあと一缶買うかどうかで悩んだが、少し寒い時にはエアコンで暖房することとして、灯油を使い切りストーブを片づけた。
 1年前には、一冬で約20缶購入していた。


新聞勧誘

 新居浜に限ったことでは無いだろうが、新聞の勧誘競争の凄さには閉口する。

 引っ越しをした時、引っ越し荷物の搬入作業の最中に某新聞の勧誘の人がたずねてきた。
 丁度、今まで購読していたのと同じ新聞であり、配達先の変更手続きをしてもらえて好都合であった。
 しかし引っ越しのさなかにやってくるとは呆れ返る。新聞の勧誘担当者には独特の嗅覚があり、新たに引っ越してきた家を嗅ぎ当てることができるようだ。
 
 その後も、新聞各社の勧誘が来ることがあるようだ。妻は、新聞の勧誘に来る人は怖いと言っていた。
 
 ある時、扉をノックする音がして娘がドアを開けた。某新聞の勧誘員であった。妻が呼ばれて対応していたが、その会話が聞こえてくる。
 開けたドアに入り込んできたようだ。しつこく新聞の契約を迫る。契約した場合の謝礼としての商品券を、封筒にも入れずに裸のままで振り回して渡そうとしていたようだ。
 今までも何度か来た怖い勧誘員であった。
 妻は「主人は今は不在で、主人の意見を聞かなければ決められない。」と言って断っていたので、出て行くわけにも行かない。
 妻はその場は何とか追い返した。
 
 このようなことがあり、「新聞の勧誘」についてサイト検索して以下のようなことが分かった。
 Yahooにも、この問題のカテゴリーが設けられていた。
 ホーム > ビジネスと経済 > 消費者保護、消費者情報 > 消費者の意見 > 新聞勧誘員

・戸別に勧誘に来る担当者の多くは、拡販団というグループの一員で新聞販売店の店員では無い。

・拡販団は、販売店から顧客データを入手し、新たに契約をとった契約書(カード)を販売店に売ることで報酬を得ている。

・販売店には新聞社からノルマが課せられているため、拡販団に顧客データを提供せざるを得ない。

・拡販団の団員にもノルマがあり、ノルマを達成できない場合には団長からの制裁がある。

・拡販団には身元の不確かな人でも採用され、勧誘手段も脅迫や泣き落としなど、通常のセールスの枠を越える場合もある。

・拡販団は新聞社の下部団体の形をとっているケースが多い。

・このような社会問題の根元に新聞社が関与しているため、マスコミでは問題として取り上げられない。

 公正取引委員会のルールとして、拡販のために渡される景品の金額は、契約料の6ヶ月分の8%を越えないこととされている。
 新聞購読料が月3000円とすると1440円となる。これを越えた景品を提示したら公正取引委員会に通報することができる。
 
 拡販団員の再来防止策としては、新聞販売店に強く抗議して、以後、顧客リストの中で問題のある(勧誘に行ってはいけない)顧客としてブラックリストに載せられるようにすることも効果があるらしい。
 ブラックリストに載せてもらうために、契約した直後にクーリングオフにより契約破棄をおこなうことも一策のようだ。
 
 新聞という報道機関の重要性は認識しているが、紙としての媒体の契約者確保競争の行き過ぎやシステムに問題があるようだ。


 当家ではY新聞を購読していた。
 以前はA新聞を購読していたが、その後に勧誘がありY新聞に切り替えた。
 特にY新聞が良い訳ではなかったが、他の新聞の勧誘を断り続けていたためそのままになっていた。
 
 しかし、Y新聞を読んでいて腹の立つことが多くなった。 あまりにも右寄りの論調が気に障る。
 靖国神社に首相が参拝したときには、そのことを問題視する韓国や中国を非難する社説。
 アメリカのイラク攻撃に対して、アメリカ支持を表明した政府を支持する論調・・・等々。
 読むに耐えきれなくなりY新聞の販売店に解約の電話をした。
 販売店は、契約が残っていることを主張したが、「違約金が必要か?」の問いには「そんなものは取れない」との返事。
 何度かのやりとりで、購読を打ち切りにした。
 料金は少し高めであったがN経新聞を購読することとした。
 日々のニュースはインターネットのニュースサイトで確認でき、別の視点から世の中の動向の解説記事を読むことができ、良い選択であったと感じている。
 また、N経新聞はA新聞の販売店が取り扱っていたため、A新聞の勧誘員も簡単に退散した。
 


2002年 祭りモード

   2002年には、「新居浜太鼓まつり」と「西条まつり」のロゴ入りのアサヒスーパードライが9月27日より発売されるとの記事が新聞に書かれていた。

 

 
 9月になり、新居浜の「祭りモード」は始まった。
 例年、スーパーマーケットなどでは祭り前から、前年の太鼓祭りのビデオを流し、多くの人がビデオに見入っているのを見かけた。  10月の本番の太鼓祭りで絶頂に達し、その後にも、その年の祭りのビデオを見て余韻を楽しむのが新居浜の祭りモードのパターンとなっている。
 
 今年も9月頃からジャスコの電気売場の前で太鼓祭りのビデオを流し始めた。
 今年は、迫力ある大型画面のテレビにて祭りのビデオが流れていた。その内容が、「鉢合わせ」(太鼓台どうしのぶつかり合いで、市や警察からは禁止行為とされているもの)のビデオであり、その前では常に多くの人が見入っている。
 大画面での「太鼓祭り」は、新居浜の人達に受けているようだ。
 
 一般に家電業界では、オリンピックなどの大きなイベントのあるときにテレビの買い換え需要があり、それに合わせて新製品が売り出されるということを聞いたことがある。
  新居浜では、この祭りの時期に大型テレビの需要が高まるのだろうか?。

 

 
 新居浜市の郷土美術館にて、新居浜太鼓祭り展が開催された。
 期間は、9月29日〜10月19日であり、10月16日〜18日の太鼓祭りの期間も含まれ、祭りのために帰省する人も見に行くであろう。

 


マイバスケット

   1年ほど前にできたジャスコでは、マイバスケットの利用を薦めている。300円でバスケットを購入し、買い物の精算時に購買品をマイバスケットに詰め、バスケットごと持ち帰るものである。
 買い物袋の節約にもなるが、購入側でも袋詰めの時間のロスが無くなる。
 また、マイバスケットであるため、買い物以外の用途にも自由に使える。会社に持っていて書類を運ぶのに使ったり、春の花見に弁当や敷物などをまとめて運ぶのにも利用した。
 
 当家ではジャスコのオープン直後からマイバスケットを使用しているが、マイバスケットで買い物をしている人はまだ少ないようである。
 
 社宅に居た頃は、休日に車でまとめ買いをするのにマイバスケットを利用していた。レジで支払いが済めば、そのままカートを牽いて駐車場まで持っていき、バスケットを車に載せて帰っていた。
 その頃、ジャスコの近くに住んでいる人が、マイバスケットだけでなく店内用のカートも自宅まで牽いていける「マイカート」があれば欲しいと言っていたそうだ。
 
 その後、当家も社宅を出てジャスコに比較的近いマンションに住むことになり、同様に「マイカート」が欲しいと感じるようになった。

 


韓国のコイン

 妻と娘が買い物に出かけ、支払いをした時に娘が支払ったお金が少し変であることに気がついた。
 
 よく見ると、10円玉と思っていたものが韓国のコインであった。
 財布の中に入っていたものであるが、余所で買い物したときの釣り銭に混ざっていたものだろう。
 10won だろうか?。日本円にすると1円程度のものだろう。
 
 韓国通貨が日本の通貨に組織的に混入しているのだろうか?。そのようなことは報道はされていないが、流通している通貨に注意を払わなければならないようだ。
 


百足にも効くか?と思ったが

 
 2001年10月の初旬、新居浜市内の方からメールが届いた。
 本サイトでのネズミと奮闘した話を見てとのことであろうが、その方もネズミで苦労していたが、「ペストX」を購入したら、その日からネズミの物音がピタッと止まったそうだ。
 「ペストX」についてはテレビでも宣伝しているようだが、そのCMは見たことは無かった。
 その後、店で売られていた「ペストX」を見つけて手に取ってみた。
 「ペストX」とは、超音波と電磁波を発生させ、ネズミ等にストレスを与え、ネズミの住み難い環境にするものらしい。コンセントに差し込むと電灯線を伝わって電磁波が発生し、家全体に効果があるとのこと。
 説明書きには、ネズミだけではなくゴキブリにも効くと書いてあった。
 当家では一時期はネズミで苦労したが、その後ネズミは居なくなった。 しかし、ゴキブリはよく見かけていた。
 ゴキブリが少なくなれば、と思い「ペストX」を購入してセットした。
 セットした直後にはゴキブリの姿を何度か見かけたが、しばらくするとゴキブリを見ることが少なくなった。
 丁度、気候も寒くなる時期であり、「ペストX」の効果かどうかは分からなかった。
 
 ここで、重大なことに気がついた。これまでは秋になっても家の中で百足が出没することがあった。
 2001年の秋には、百足を見ることは無かった。
 そのまま「ペストX」をセットしたまま冬を越し、2002年の春になった。
 温かくなってきたが、4月になってもまだ、百足やゴキブリの姿は見ていない。
 「ペストX」は百足にも効果があるのかもしれない。

 「ペストX」はアメリカのLENTEKという会社の製品であり、そのサイトを確認した。
 ants(アリ)、 mice(ネズミ)、 cockroaches(ゴキブリ)、 squirrels(リス?)、 bats(コウモリ)、 fleas(ノミ)、 flies(ハエ)の撃退のために設計されているという。
 アメリカのサイトでも百足(centipede)に効くとは書いていなかった。
 
 百足防除にも効くかと期待していたが、5月10日の朝、家の中の襖に百足が貼りついていた。
 百足への恐怖から解放されるかと思ったが、今年も百足に注意しながら生活しなければならない。
 
 
 その後、ゴキブリも2匹だけ確認した。
 効果があると思っていたゴキブリでも絶対でないとは言えないようだ。
 
 百足については、その後、6月4日に出没した。
  2002年春〜8/14   例年
 ゴキブリ  約10匹確認  毎日、数匹
 百足  5/10  1匹
 6/4  1匹
 1〜2匹/月 程度

 2002/07/30、公正取引委員会がペストXの代理店に対して排除命令を出したことが報道された。
 
 公正取引委員会が国内の研究機関に委託して調査したところ、ゴキブリについては効果がみられず、ネズミについても一時的に食欲が減退するだけで、すぐに順応してしまうらしい。
 
 しかし、当家ではゴキブリも減り、百足の出没も減っていることを実感している。
 本当に効果が無いのだろうか?。
 
 
 
 2002年8月14日に東人一家は星越の社宅から転居しました。
 新しい住まいでは百足は出ることは無さそうである。
 2002年に出没した百足は上記2匹のみであり、ペストXが百足にも効果があるようにも感じられる。


白川牛乳

   花壇作りのために社宅の庭の土を掘り下げていた。土の中からは大きな石や瓦礫が出てきて取り除いていると、瓦礫の中から牛乳瓶が出てきた。
 その牛乳瓶を洗うと「白川牛乳」と書いてあった。
 
 「白川牛乳」とは、今では見ることもない牛乳の名前である。
 インターネットで検索すると、「牛乳キャップとは」のサイトがヒットし、福島県に白川牛乳というものがあるらしいという情報が得られた。
 福島の牛乳瓶が何で新居浜で出てきたのだろうか?。
 
 疑問に思い、「牛乳キャップとは」のサイトに確認すると、新居浜にも白川牧場というものが昔には有ったらしいとの返事をいただいた。
 
 白川牧場で検索すると、新居浜の白川牧場のサイトがヒットし、白川牧場が今でもあることが分かった。

 白川牧場とも連絡をとり確認した。
 白川牧場では、昔は牧場の牛乳を販売していたらしいが、今は高知の「ひまわり牛乳」の販売をしてた。
 現在は、旧牛舎を利用して、炭焼き、オカリナ作り、ペットボトルロケットの作成などの指導をしているようだ。
 
 以前の牛乳瓶には電話番号が書かれていたそうだが、この瓶には無いとのことで、この牛乳瓶はさらに古い物らしい。
 牛乳瓶を観察すると、光の加減で消えていた文字が見えてきた。
 「電 泉川 369−甲」と書かれていた。電話番号に「甲」などつかないと思ったが、再度確認すると、約40年前の昔の電話番号らしい。
 ということで、約40年間、地中に埋まっていた牛乳瓶のようだ。

 【関連URL】
       白川牧場

 


英会話教室

 娘から聞いた話。
 学校で男の子と女の子がこのような話をしていたとのこと。
 
 男の子 「象のこと、英語でなんて言うか知っとるか?。」
   聞かれた女の子はわからないので、
    「バウォオー」と答えた。
 男の子 「エルファントというんじゃがや」
 
 この話を聞いていた娘は、象は elephant であることを知っていた。
 「エルファント」より「バウォオー」と言ったほうが、外国人に通じるだろうと内心思ったそうだ。
 
 以前、娘が英語を習いたいと言いだした頃、妻と娘が英会話教室の見学に出かけたことがあった。
 全国的にも有名な英会話学校の小学生対象の教室であったが、見学したレッスンにて tomato を「トマ〜ト」と教えていて、こりゃ駄目だと思ったそうだ。
 結局、娘は個人で英語を教えている知り合いの所に習いに行くことにした。
 
 象のことを「エルファント」と言った男の子も、「トマ〜ト」の教室で英語を習っていたのかもしれない。
 


映画ロケ

 
 2002年1月28日の月曜日、朝出勤しようとすると社宅内の道路に多くの人が居るのが見えた。
 前日の日曜日には、電気工事のために社宅全体が半日ほど停電した。
 翌日にも電気工事があるのかなと思いながら出勤した。
 
 後で聞いた話では、自宅のすぐ近くで映画のロケーションが行われたそうだ。
 映画撮影のために多くのスタッフが集まっていたのだった。
 
 当日、家内が近くのゴミ収集所でゴミ当番の清掃をしていると、スタッフの人から「お騒がせしております」と声をかけられたそうだ。

 星越で映画を撮影していたので、多分、大正か昭和初期の時代が舞台となる映画であろう、と思っていた。
 
 ところが、その後の情報で、現代の映画であることがわかった。
 「えひめ映画製作委員会」(会長・加戸守行知事)製作の映画で、磯村一路監督、木村佳乃、大杉漣主演の「船を降りたら彼女の島」のロケであった。
 東京の出版社に勤めるOL(木村佳乃)が、故郷の瀬戸内海の島に帰省した1週間の出来事をつづった映画とのこと。
 
 新居浜では、星越の他にも山根グランド、東平、広瀬邸等でも撮影が行われたそうだ。

 この映画は3月末に完成、秋には県内で上映し、03年初頭に全国公開の予定で製作が進められているものであった。  

 ロケが行われたのは、約半年前に引っ越しをして空き家となった家であった。

 しかし、映画のストーリーでは、10年前に引っ越して空き家となった家という想定で撮影が行われていた。


 「船を降りたら 彼女の島」は2002年10月に松山映画祭にて特別上映され、その後県内でも11〜12月に上映された。
 

STORY

 東京の出版社に勤めている久里子(木村佳乃)はカメラマンの充生(村上淳)との結婚を決め、故郷に住む両親に報告するため、瀬戸内海に浮かぶ「瀬ノ島」という小さな島を一人、2年ぶりに訪れる。
 生まれ育った懐かしい島でしばしの休暇を過ごす久里子。
 教師を退職した父・周三(大杉漣)は。、母・泰子(大谷直子)と廃校になった小学校を改築して民宿「波の穂」を営み、遠くで暮らす娘をいつも心に思い暮らしていた。
 娘の突然の帰省に、何かあったのでは、と気がかりでいても聞き出せずにいる周三。「お父さん、私、私・・・」久里子もまた、なぜか伝えるべき言葉を飲み込んでしまう。
 そんな特別な感慨を秘めた久里子の里帰りは、いつしか幻のように蘇る幼い頃の記憶に導かれる。
 自分の軌跡を顧みる心の旅となってゆくのだった。
 島に伝わる伝説の鈴に重なる甘く切ない幼い恋の記憶、そこで語られたまだ見ぬ「幻の町」、刹那に脳裏に浮かぶ亡き祖母との船旅。
 久里子は幼なじみの健太(照英)とともに初恋の人・隆司の消息を尋ねる小さな旅に出る。
 しかし、13年間という時の隔たりを経て、久里子は思いもよらぬ結末を知るのだった。

 星越でのロケは、幼なじみの健太とともに初恋の人・隆司の住所を訪ね、10年前に東京に引っ越していたことを知るシーンであった。
 
 その後、広瀬邸南側の煉瓦塀の道を歩き、山根グランドの石積みの観客席で健太と話している中で、隆司が語ったインカの遺跡のような「幻の町」のことを思い出し、東平に出かけるというストーリーであった。
 
 
 
「船を降りたら彼女の島」は、2003年2月15日より、東京・有楽町スバル座、大阪・ナビオTOHOプレックスにてロードショー予定となっています。

東京、大阪以外の地域での上映は日程未定であるが、以下の映画館で上映されるようである。


スガイシネプレックス札幌劇場  札幌市 
盛岡フォーラム  盛岡市 
仙台フォーラム  仙台市 
山形フォーラム  山形市 
福島フォーラム  福島市 
高崎映画祭  高崎市 
静岡サールナートホール  静岡市 
名古屋シネマスコーレ  名古屋市 
京都みなみ会館  京都市 
シネ・リーブル神戸  神戸市 
岡山シネマクレール  岡山市 
広島サロンシネマ  広島市 
高松ホールソレイユ  高松市 
北島シネマサンシャイン  徳島県板野郡北島町 
シネ・リーブル博多駅  福岡市 

 【関連URL】
「船を降りたら彼女の島」公式ウェブサイト
 
新居浜でのロケ風景は、
新居浜市のホームページ/各課のホームページ/商工観光課/観光案内/えひめ映画「船を降りたら彼女の島」
にあります。