令和元年9月28日(土)・29日(日)四国中央市で愛媛県いけばな芸術協会東予支部花展第29回いけばな芸術展が開催されました。会場は四国中央市土居文化会館です。

 
 

黄金色の稲田を渡るそよ風に交じって秋祭りの太鼓の練習の音が間遠に聞こえてくる絶好の雰囲気のもとに花展が8年ぶりに土居町に帰ってきました。大作11・中作110瓶の作品がいけばな愛好者をお迎えしました。

 
 

開展式が行われ、大勢の出瓶者が参加しました。最初に花展の実行委員長の挨拶がありました。引き続き東予支部長の心のこもった挨拶がありました。開展式までのご苦労には並々ならぬものがありました。まさに感無量です。

 
 

四国中央市長・教育長・文化協会長・県会議員などの歴々をお迎えして、テープカットが行われ、いよいよ開場です。来賓による巡回が行われて地元の方々も続々と入場して来ました。花展の成功を予感させる盛況ぶりです。

 
 

地元のケーブルテレビ局が取材に来ました。愛媛新聞社の東予支社四国中央からも取材に来ました。翌日の同紙には花展のことが大きく報じられていました。出瓶者一同大喜びでした。当日花展の様子が四国中央テレビで放映されました。

 
 

池坊東予支所の出品作を紹介します。大作は季節の花材、ケイトウを真にした(山頭有草体)の立花正風体です。右が立花新風体です。いずれも池坊の代表花です

 
 

左は、敗(やれ)ハスを主材に使っています。右は季節の風情を瓶上に再現した自由花です。作品のそばに寄ると爽やかな秋が感じられる作品です

 
 

両作品とも若々しい感性に満ちています。今後の活躍が大いに期待される作品です。

 
 

左は季節の花材を効果的に使った生花新風体です。右は立花正風体です。

 
 

左は立花新風体で、新風体を長く研究されている方の作品です。さすが、一味違います。右はメルヘン的な雰囲気の作品で面白いと思います。