平成29年4月29日(土)~30日(日)第28回愛媛県いけばな芸術協会東予支部花展が 「銅夢にいはま」 で開催されました。

   

 前日の4月28日(金)の生け込み(作品の制作)は花の戦場です。1か月以上にわたって構想・花材集め・仮止め等に費やした努力が花展会場の指定された空間にどのように再現できるか、緊張の作業が長時間続きます。皆、必死です。

   

 大作席は大変です。3~4人掛りで大きな花器を置き、沢山の花材を注意深くセットして行きます。全体のバランスを考えながら微妙な配置を決めてゆきます。

   

 29日の午前10時開展式が行われました。支部長の挨拶の後、来賓による、テープカットが行われ、花展会場が華やかな雰囲気に包まれました。出瓶者や参観者の期待が膨らむ一瞬です。

   

 来賓の方々による作品の巡回が行われ、幹部が同行し、作品の見どころの解説をしました。別室ではお茶の接待がありました。大勢の人が花の風情を感じながらお茶を楽しみました。

   

 作品は、大作12瓶・中作110瓶です。新緑の瑞々しさを強調した作品が参観者の心をとらえたようです。

   

 参観者数は本部発表では、900人ですが、会場の雰囲気では1000人を超えていたような気がしました。この会場は花展後、耐震工事のため改築されるようです。ありがとう、銅夢にいはま。さようなら、皆さん、またここでお会いしましょう。