平成29年5月27日(土)28日(日)池坊東予支所の花展が今治市の吉海町で開催されました。

   

 花展会場は、しまなみ海道の観光スポットとして有名なバラ公園に隣接する吉海郷土文化センターです。1週間前に大勢の観光客で賑わった公園のバラも健在で、花展の成功を祝福するかのように咲き誇っていました。

   

 5月23日から作品の制作が始まりました。教授者9名の合作の二株砂之物は特に大変でした。右写真は中作の生け込みです。花ものは水揚げが大事ですので、皆さん、心の中で祈るような気持ちで生けていました。

   

 開場と同時に大勢の参観者が押しかけました。花展の盛会を予感させる状況に関係者は連日の準備の疲れも消えました。

   

吉海町では初めての本格的な花展であったので、話題になり、大勢の方のご来場をいただきました。

   

 地元のケーブルテレビも取材に来ました。お茶席も大勢の参観者で賑わいました。

   

 会場の入り口には、野間ユリ支所長の立花新風体の大作が置かれ、来場者の注目を集めました。右は教授者9名による二株砂之物です。池坊制作の映画「花戦さ」の場面を彷彿させる作品です。

   

 左は立花正風体、右はタペストリーとレリーフです。池坊華道の表現の多様さを提示しました。

   

 しまなみ海道をサイクリング中に立ち寄ってくれたニューヨークの母娘です。

   

 支所長と一緒にお茶も楽しんでいただきました。右写真の若い男性は、地元の大学院で交換留学生として学んでいる中国人です。「中国でも室内に花を飾りますが、日本のように芸術的に生けることはありません。素晴らしい」と言っていました。会期中約700人の観覧者があり盛会裏に、花展を終了しました。