平成30年1月7日(日)松山の護国神社で奉茶式が盛大に挙行されました。

   

奉仕者は友澤宗通先生(淡交会松山支部)です。今年九十九歳で、県下の茶道界の大御所の重藤宗智先生の高弟と言われている方です。

   

まず神事が行われ、続いてお手前に移り、炭手前が始まりました。

   

引き続き奉仕者によるお点前です。この後本殿の神殿に献茶されました。お床の花は孔雀秞のつるくびに挿された曙椿とうぐいす葛です。 

   

お床の軸はお家元の「福寿海無量」です。お香合は今年の干支の「犬」です。

   

点前座です。会場中央の梁には地元俳人柳原極堂の「献茶 神に仕え倦むを知らぬ人 涼し」の額がありました。奉仕者の心境を見事に表しています。

   

献茶を終えられ呈茶席に戻られた友澤先生の周りには安堵の空気が漂っていました。この後大勢の参会者にお茶が振る舞われました。

   

参会者からは異口同音に友澤先生の御長寿を祝い、日々ご研鑽されている健康を賛嘆する言葉がありました。友澤先生、今後ともお元気でご活躍されんことをお祈りいたします。