平成30年12月9日(日)今治市中央公民館で淡交会今治支部三組担当の「歳末助け合い茶会」が行われ、大勢の茶道愛好家で賑わいました

 
 

災害の多かった今年の掉尾を飾る歳末助け合い茶会に大勢の茶道愛好家が参集しました。来年こそは、災害の少ないことを祈るばかりです。待合の軸は来年の干支の「猪」の絵(陵雲画)です。災害をはじきとばす勢いで、元気よく進みましょうという心意気を表したものでしょう。

 
 

亭主の渡部宗里先生のご挨拶で茶会が始まりました。お床の軸は「人間万事 塞翁が馬」、不運なことがあっても、次には良いことが巡ってくるから気にしないという意味です。その意気で頑張りましょう。

 
 

 お点前さんの所作は堂々たるものです。お席の雰囲気が次第に高まって、お茶室全体に主客一体の感が広がりました。

 
 

例年通りの和らいだ空気の中でお席が進みます。今年の最後を締めくくるにふさわしい「歳末助け合い茶会」になりました。

 
 

拝見に沢山の人が集まりました。右はお床全体の風情です。お花は光右衛門造の美濃焼の花器に季節の花が生けられています。

 
 

お花の紅葉が、お茶席に華やかさを添えていました。お香合は今年の干支の「犬」です。お待合の「猪」と併せて干支送りの趣向です。