平成31年2月10日(日)今治市中央公民館にて第六十七回の利休忌が行われ、大勢の茶道愛好家が参加しました。

 
 

利休忌とは毎年この時期に、茶道の創始者 利休居士をしのび斯道の隆盛と会員の茶道の研修を深めるために行われるものです。厳粛な雰囲気の中で行われました。

 
 

最初に「花寄せ」の式が行われ、利休居士に季節の花が手向けられました。

 
 

続いてお供茶が行われ利休居士にお茶が供えられました(供茶付き花月の式)。 最後に「香付き花月の式」が行われました。聞香付きで、和歌や俳句を詠んで利休居士に奉げるのですが、俳句熱の盛んな当地では俳句が詠まれました。

 
 

式が終わると、席を改め利休さんと会員がお茶を楽しみます。待合の軸は「古今 二路なし」です、この道より他の道はない、この道に精進せよという教えです。本席の軸は「冬嶺 古松 秀づ」、雪を冠した高山の峰の松が寒さに負けずしっかりと立っている姿は素晴らしいという意味です。

 
 

素晴しいお道具でお茶がたてられました。主茶椀は十三軒(八代)の黒茶碗です。お菓子は「春めく」です。

 
 

点前座の様子です。右画像はお床の雰囲気です。

 
 

お香合は「お福さん) (杉田祥平造)です。お花は季節の「サンシュ」と椿でした。