平成25年9月28日(土)29日(日)一般社団法人茶道裏千家淡交会第44回四国地区大会が盛大に開催され、2168名が参加しました。

   

 主幹支部は淡交会今治支部で、東予4支部が協力する形で運営されました。会場は今治国際ホテルです。全ての催しがここで出来るので便利でした。ホテルの入り口に総合受付がありました。若い女性が「淡交会」と書かれた緑のたすきを掛けて頑張っていました。

   

 まず濃茶席へ行きました。担当は西条支部です。席入りまではホテルの1階ロビーでした。高価なソファーに座っていると待ち時間が全然気になりませんでした。

   

 本席の松泉亭からお客さんが出てきました。さあ、私たちの番です。まず、待合に入りました。

   

 続いて本席に入りました。お軸は天祐紹果師の「心心に別心なし」です。厳かな雰囲気の中にも、和やかな空気が流れました。これこそ四国大会の意義というものではないでしょうか。

   

 名残惜しい気持ちを抱きながら,薄茶席へ向かいました。担当は三島支部です。お席の前では、お箱やお道具の解説が朝日さんからありました。わかいやすい話でした。

   

 初秋の風情を感じさせる爽やかな雰囲気のお席でした。男性のお運びさんも良かったです。

   

 お床のお軸は、お家元の「誰がために、清風起きる」でした。次は、新居浜支部担当の香煎席のお床です。お軸はお家元の「露」です。早朝秋草の上に降りた露の風情を感じさせるお席でした。

   

 香煎席の様子です。次は、夕方に行われた懇親会の様子です。参加者が多いため会場は2カ所になりました。御家元も私たちの第2会場においでになり、ご挨拶されました。

   

 大会委員長・今治支部長檜垣俊幸氏も見えられました。顔見知りの人にあいさつされ、私にも「やあ、吉田さん。」と声を掛けていただきました。今治市長の菅良二氏も親しくあいさつされました。この席には、高校時代の同級生が沢山いるためでしょうか。

   

 翌日の29日、今治市公会堂を主会場として大会式典が行われました。地元参加者は第2会場の国際ホテルのクリスタルホールでの参加です。式典の様子は同所の舞台上の巨大スクリーンへビデオ放映されました。お茶湯の儀・式典の後、功労者表彰・家元によるご講演がありました。

   

 式典終了後、青年部・学校茶道部のお席を訪れてみました。さすが青年部と来訪者をうならせました。今治地方で、有名な村上水軍をテーマにした壮大なスケールの設えです。

   

 菓子器は来島特産の鯛をかたどった桜井漆器です。右はお床の様子です。お軸はお家元の「水急なれど、月流れず」です。お花の南天は、水軍の財宝を隠したと言われる場所の目印に植えたとされ、伝承に基づくものでした。