令和2年10月23日(金)今治市玉川町大野のギャラリーで開催されている「浅野謙治 回顧展」を訪問しました。

 
 

会場は、国道317号線沿いのギャラリー・カフェ「Wood Block」です。玉川町を少し行ったところにある豊かな緑に囲まれた清閑な場所です。

 
 

この展覧会は浅野謙治氏没後16年を迎えるにあたり、氏の御長男の耕治氏が主催したものです。

 
 

浅野氏は県立高校を定年退職後本格的に版画の制作に取り組まれ、独自の作風で国内外の展覧会で、入選・入賞され一躍注目されました。作品は主として、地元今治地方の風物に関するものが多く、今治市内の大きな病院や会社の廊下や応接室などで見られます。

 
 

氏の作品には日本人の抒情に訴えるものがあり、作品の前に立つと、爽やかな風と共に「寂」の境地を感じます。

 
 

ギャラリー内には70点余りの作品が展示されていました。多くの人たちが同氏を偲びつつ作品を鑑賞していました。

 
 

ギャラリーのオーナー 薦田氏も県下で有名な版画家です(右写真)。 氏のコーヒーを頂きながら、浅野先生の思い出話に花が咲きました。