北欧の旅(8)ベルゲンへ
フィヨルドの港グドバンゲンからバスで、北欧らしい風景を楽しみながら港町ベルゲンまで行きました。ベルゲンは、昔ハンザ同盟で栄えた面影が残る街でした。
 バスはシュトロンハイム展望台で停まりました。ここは氷河が削ってできたV字谷が一望できるところです。ここへ海水が満たされるとフィヨルドになります。これでフィヨルドの成り立ちがよく分かりました。
 ここはツビッデンの滝です。山の稜線を流れる小川がここで方向を変えて道路に向かって流れ落ちた感じです。有名なリゾート地になっており、ここでキャンプする人も多くその人たちのテントが見られました。
 この路線沿いでは最大規模の滝です。いよいよ目的地のベルゲンが近づいてきました。海に面した土地は港湾施設などで埋め尽くされていました。一般人の住宅は山の斜面にへばりつくように点在していました。
 ベルゲンは1週間に8日雨が降るといわれるぐらい、雨の多いところです。メキシコ暖流と北極からの寒気団のぶつかり合いが雨をもたらすようです。晴れていたと思ったら、急に降り出したり、降り始めたと思ったら止んだり、気まぐれな天候に悩まされました。
 ベルゲン名物の魚市場です。大きなアンコウやホタテ、エビなど地元産の魚介類が並んでいました。
 ベルゲン市内観光に出ました。大きな建物は教会のようです。人口は約26,5万人のこじんまりした街でした。
 ここは銀行です。市内の要所には緑地帯が造られており、市民の憩いの場所になっています。
 これらはホーコン王家の宮殿です。ロシア、スエーデン、フィンランドと国境を接しており、御苦労が絶えなかった時代もありました。右写真はデパートの内部の様子です。。お客さんの入りや商品の陳列も日本人の感覚からやや低調のような感じを受けました。
 12世紀に始まったハンザ同盟の建物です。北ドイツ、バルト沿岸地方で発展した商人による連合で、バルト地方のニシンと英国などの毛織物の交易を独占的に行っていました。大航海時代の到来と共に衰退したが、バルト海沿岸部の貿易を独占し、ヨーロッパ北部の経済圏を支配しました。
 一時200の都市が加盟し、隆盛を極めたが、この地域一帯には、当時の面影を偲ばせるものがあります。建物の中に入ると、当時の商人が使っていた調度品なども展示されていました。