11月11日今治中央公民館3階で今治淡交会の月次釜が行われました。担当は吉田宗智です。260人の参会者には晩秋の一時を一碗のお茶を楽しんでいただきました。

   

 受付は男性一人と女性2人で行いました。右の写真は待合の床の様子です。軸の「無」は禅語で「これから沢山良いことが出てくる」という意味だそうです。

   

亭主の吉田宗智は初めてのお席を無事にやり遂げようと一生懸命です。お席の準備も整いました。

   

 本席の入り口も万全のようです。待合から一席目のお客様が動き始めました。とたんに会場全体が華やかな雰囲気になりました。水屋に関係者全員が集まり「私たちは茶道の真の相(すがた)を学び、それを実践にうつして、・・・・」のことばを唱和して、「さあ、頑張りましょう。」の松原先生の発声でお席が始まりました。

   

本席の床のお軸は「和敬清寂」で淡々斎筆です。お花は西王母椿・土佐水木・寒菊,花入れは祥豊造の朝鮮唐津写耳付です。

   

香合は久宝造丸龍です。釜敷は吉兵衛作五色です。風炉先は吉兵衛製の渦腰です。釜は與斎造の鶴雲です。炉縁は四君子花丸蒔絵黒、棚は表完造の丸卓、水指は味樂造高取管耳です。

   

莨盆は近左造の粒足、火入は光右衛門造の織部です。右写真のお点前は宮道さんです。薄器は一瓢斎造の花扇蒔絵大棗、お茶碗は長楽造の黒,,替茶碗は善五郎の紅葉絵です。

   

お点前の岩田さんはさすがに見事でした。右写真は小学校五年生の葵ちゃんです。堂々たる所作に将来性を感じました。

   

主客には参議院議員の山本順三氏に座っていただきました。おかげでお席が賑わいました。大勢の知り合いの方々にも席入りしていただき有り難うございました。

   

茶碗飾りで一席が終わりました。亭主役を務めた宗智も少しは肩の荷が下りました。

 

松原先生を中心に皆さん全員のご協力のおかげでお茶会が終わりました。皆様方どうも有り難うございました。ご参考に会記をご提示申し上げます。ご高覧いただければ幸いです。