ヘルシンキの西にあるニュータウン「タピオラ」にはフィンランド人の心意気を感じました。これぞ人間の生き方だと思いました

 
 

フィンランドの近代建築の基礎を築いたアルヴァ・アールトを中心に同国で活躍していた建築家を集め、世界のモデルになるニュータウンをヘルシンキの西のエスピー市に建設しました。これからのあるべき都市の形をここに実現した実験的モデル都市です。

 

人間の個性と自然との接触を守るをテーマに、この都市が建設されました。脱自動車のため自動車が通る道は地下に設けています。緑と空地がふんだんにあり、林の中の住宅を目指しています。ここでの成果を活用すれば日々悪化する地球環境の保全に役立つはずです。

 

 

広い実験都市の中には人や車は見かけませんでした。右写真は典型的なフィンランドの都市の風景です。両者の違いが分かると思います。

 
 

港近くの繁華街を歩いてみました。さすがに活気がありました。私たちにはニュータウンよりこちらの風景の方が快く感じられます。

 
 

オレンジが量り売りされていました。当地ではオレンジは輸入品のためやや高値のようでした。花瓶などの焼き物類も輸入品のようでした。

 
 

陶器の花瓶などは同じものを色々な所で見ました。どこかの日本の地方都市を彷彿とさせる雰囲気です。

 
 

いよいよフィンランドともお別れです。ヘルシンキ空港に来ると、胸に熱いものがこみあげてくるのを感じました。12時間後、出発地の関空へ帰ってきました。日本へ帰ってきたとたん、またフィンランドへ行きたくなりました。