令和3年5月16日(日)松山市の県民文化会館のサブホールで池坊全国巡回講座が開催されました。

                     

12時30分には会場に大勢の受講者が集まりました。コロナ対策のため座席が密にならない工夫が成されていました。

                     

松山支部の中村彊子先生の開会の挨拶で講座が始まりました。講師は池坊中央研修学院研究員の桑羽(くわば)なゆこ先生です。先生は山口県萩市のご出身、年齢は非公表、全米派遣講師としてご活躍されました。

                      

まずは、ご挨拶代わりにとケムリ草を使って簡単な生花を短時間で生けました。迎えの花です。さすがにうまいものです。講習の4時間余り、休憩時間も取らず、エネルギッシュに作品を作られました。

                      

米国で指導した生徒さんには帰国後もリモートで指導を続けているそうです。ユーチューブやSNSにも顔を出しています。カラースポンジを使った小品の紹介もありました。

                        

講習後抽選で参加者に贈呈される小型花器への見本作です。次はフトイを主材に使った中作です。

                      

花材の造形美を狙った作品です。ありふれた花材を有効に使っていました。ニュウサイランを使った作品も紹介されました。これは参考になりました。明日からの作品作りに応用したいと思います。

                      

最後に立花です。左が立花新風体、右が立花正風体です。長時間の講習にも、疲れを見せずよく通るきれいな声で解説しながら活けていました。

                       

講習終了後、熱心な参加者がカメラを持って作品に見入っていました。心に残る作品の数々でした