北欧の旅(4)北海の船旅
 デンマークからノルエーのオスロまでのんびりと船旅を楽しみました。北海に点在する美しい島々の風景を見ているうちに今回の旅への期待が次第にふくらんできました。
 私達が乗ったのはスカンジナビア・シーウエイ社のクイーン・オブ・スカンジナビア号です。北欧最大級の船舶で国際レベルのサービスが売り物の豪華フェリーでした。駐車台数が2500台、年間180万人のお客を運んでいます。
 乗船開始は午後3時半ですが、乗船するやいなやお客さんは早くもリラックスムードです。デッキの上は半裸で日光浴する人で混み合っていました。午後5時に出航です。船は10階建てで4〜7階が客室で、部屋にはベッド、トイレ、シャワーが完備されています。
 デッキからは大きな帆船が係留されているのが見えました。大きな倉庫の前にも沢山の船が見えます。
 船がいよいよ出港です。乗船客の動きが急にあわただしくなりました。美しい島の風景が見える場所への移動です。
 英国の家族連れにお会いしました。1週間のバカンス旅行でノルエー各地を回る予定だそうです。そろそろ食堂の方も賑わってきました。食堂はバイキング方式です。北欧独特の料理が並んでいました。一番目についたのは「オープンサンド」でした。ライ麦パンにバターを塗りその上にいろいろの具材を載せたものです。沢山の種類の新鮮な海鮮料理も並んでいました。さすが、漁業が盛んな国だけあると感じました。
 オープンサンドはナイフとフォークを使って食べるのがマナーとか。私達日本人にはこのマナーが苦手で、つい片手でつまんで口へ運んでしまいました。ポーク料理、新鮮な魚貝料理も堪能しました。夏はザリガニがお勧めだそうです。スエーデン料理の乳製品も各種出ていました。人生の最盛期を迎えたカップルの姿も沢山見ました。
 翌朝7時45分にオスロのヘルシンボリ港に入港しました。港にはカモメと観光バスが私達を出迎えてくれました。これからが旅の本番です。いざ、出発進行。