思い出の旅(5)ケンブッリジ
 ケンブリッヂはオックスフォードに次ぐ名門学園都市です。ノーベル賞受賞者81名を輩出しています。
  
 ここはリバプール駅です。1時間ほどでケンブッリジへ行けます。駅の構内にお花屋さんがありました。日本では余り見かけない花もありました。
 往きの列車の中でケンブリッジ大学の学生さんに会いました。20年も前のことですから、今頃は彼女たちも学会や政財界で活躍したり、子供の養育で悪戦苦闘しているのかなと想像を巡らせています。
 ここがケンブリッジの駅前です。例によって、観光バスが待ってましたので、早速乗り込みました。予想に反して、バスはがら空きでした。ケンブリッジ大学は、町の人と対立して逃れてきたオクスフォード大学の学者が住み付いて出来た学園都市といわれています。
 アイザック・ニュートン、チャールス・ダーウィンやフランシス・ベーコンなどの世界的な著名人を輩出しています。日本人としては三菱財閥の4代目総帥岩崎小弥太や終戦直後GHQとの交渉に当った白州次郎などがいます。歴史のある町にしては現代風な建物が目に付きました。この辺りがケンブリッジの気質でしょうか。
 構内の庭園や大木を見ると名門校の風格を感じます。ここはカレッジ制で、31のカレッジがあります。万有引力で有名なニュートンもここで学びました。その記念碑もありました。
 広いキャンパスでは、クリケットの試合が行われていました。大勢の観客がいました。この辺りにも名門らしさを感じました。
 さすが古くからの学園都市です。街の雰囲気が全然違います。英国のエリート教育の原点に触れた感じがしました。
 どこまでも続く古い佇まいの街並み。それを大切にしようという地元の皆さんの気持ちがヒシヒシと伝わってきました。
 街の中を流れる運河には、底の浅い小型の船が沢山浮かんでいました。これはここの名物の乗り物です。学生が観光客を乗せて市内の観光名所を案内してくれます。右の写真は万有引力を考えついたニュートンの居た建物です。