令和元年7月14日（日）今治市立河野美術館で光輝流の「涼みの茶会」が行われました。

梅雨前線の停滞で、毎日曇天の涼しい日が続いていますが、今年はどんな趣向が凝らされているか楽しみです。

「玉露」を冷水で点てたお茶が出てきました。お茶を口に含むと、口中に玉露のほのかな甘味が広がりました。

お菓子はムロヤ特製の「流水」です。菓子器はノックスブルーです。口の中でお茶とお菓子が見事な調和を醸し出していました。

お軸は柳原極堂の「家はみな　海にむかいて　夏の月」で、掛は扇面型竹編、お花は、「月桃、カンナ、オニユリ」です。足元には白いサンゴと貝殻が添えられていました。南方の海辺を思わせる風情です。

点前座の設えです。夏らしくすっきりしています。主客の座には、キイチゴが飾られていました。季節の物で亭主の心遣いが感じられました。