北欧の旅(6)ラルダールへ
 ソグネフィヨルド観光の拠点であるラルダールへバスで向かいました。見慣れぬ北欧の景色を楽しみながらフィヨルドの最も奥の地方へ行きました。
 道の両側はライ麦畑が延々と続いていました。ライ麦は北欧地方では主要作物です。土地が痩せていても気候が寒冷でも良く育つそうです。
 農家住宅の様子です。ヨーロッパの田園地帯の風景と大きな差はありません。右はゴグンダムです。
 これはフィヨルド湖です。 各所に見られます。右写真はリゾート地として有名なファーガネス湖です。湖の周辺には沢山の別荘が見られました。
 湖畔のレストランです。私達もここで昼食を取りました。ここで家族で来ていたノルエー人一家と出会いました。毎年バカンスでここへ来るとのことでした。
 道路沿いにモダンな住宅が並んでいました。右写真は湖畔で羊の放牧をしているところです。

 峠の湖の畔でバスは小休止しました。夏というのに近くの山の頂上には雪がありました。バスから降りると、少し肌寒さを感じました。近くのコーヒ-店を覗いてみると、店内には、トナカイやキジの剥製、モモンガの毛皮が展示されていました。
 バイキング時代の教会を再現したものです。バイキングとして有名を轟かせた彼らも実は敬虔なキリスト教信者でした。航海に出て帰ってこれなかった仲間のお墓が教会のまわりにありました。
 教会の内部は当時の部材の一部が使われており、板戸や柱には当時の人々の落書きがそのまま残されていました。歴史の重みを感じました。
 道路脇には滝が流れ落ちていました。滝壺がなく、日本の滝とは大分イメージが異なっていました。やっと、終点のラルダールへ着きました。静かな落ち着いた街でした。よくここまで来たという感じでした。
 住宅地へはオートバイや車の進入が禁止されていました。フィヨルド観光にはぴったしの雰囲気でした。お土産やさんもありません。しかし、それぞれの住宅の玄関には、きれいな花が飾られていました。それは、観光客に対する地元の人たちの優しい心使いでしょうか。