平成30年7月26日(木)今治市中央図書館3階のロビーで開催中の「重見周吉の世界展」を見学しました.  会期は8月31日まで

   

会場には重見周吉の研究者と知られている菅 紀子先生(松山大学)がいました。調査研究の苦労話などをお伺いしました。

   

彼女の20年に余る調査研究の成果が展示されていました。今治・ロンドン・米国各地と彼女の足跡はグローバルです。

   

重見周吉は江戸末期の今治の商家の出身です。誰の援助も受けず、単身渡米し名門のエール大学理学部を卒業し、医学部で医師の資格を取り、帰国しました。帰国後は東京で医院を開業しました。重見を有名にしたのは、学資を得るため「日本少年」という本を書き、それが米国でベストセラーになったことです。重見については、帰国後の生活や当時としては最高のキャリアを持ちながら歴史的に無名の人間として生涯を終えた理由など不明な点が沢山あります。それらが解明できれば素晴らしと思いました。