平成30年9月9日(日)松翠会の茶会が今治市中央公民館で開催され、270名の参会者で賑わいました。

   

松翠(しょうすい)会とは発足から20年の男子ばかりの茶人集団です。会長は檜垣俊幸氏です。2年毎に今治淡交会の月次釜の一環として茶会を開催しています。私は受付を担当しました。当日はあいにくの雨天にも関わらず、茶道愛好家に大勢参加いただき待合も賑わっていました。

   

本席はご覧の通りの盛況です。茶人の最高の服装である十徳を着た会員の姿で一段と席の雰囲気が盛り上がりました。

   

高齢者に混じって小学生の兄弟二人が頑張ってくれました(右写真)。

   

お菓子は「水面」、お茶碗は今治の陶芸家青葉太陽氏作三嶋手の員茶碗です。お菓子器は山内達雄、木原滋、本宮土芝子氏等地元の陶芸家7名の作品が使われていました。地元陶芸家の作品が一度に揃うのは珍しことです。

   

お花は「唐物写し手付き籠」に、むくげ、ふじばかまなど季節の花が4種が入ってました。右はお床の様子です。お軸は「東山は水上を行く」、解釈は色々できますが、大きな山が荒波を蹴立てて大海を進んで行く様を表しているようです。男子の茶会にふさわしいということで選ばれました。

   

お香合は「色紙重ね(しきしかさね)」です。右は点前座の様子です。主茶碗は、大樋飴秞(俊郎造)、杉の絵(半七造)、備前(伊勢崎満造)です。色々と趣向が凝らされている茶会でした