思い出の旅(15)ウェンブリパーク
 ホテルの近くに、サッカーの聖地といる呼ばれているウェンブリパークスタジアムがありました。スタジアム周辺はサポーターと観客の熱気に包まれていました。さすが、サッカーの誕生の地だけありました。 
 ロンドンのホテルは老舗のヒルトンでした。ホテルの周辺は静かで最高の場所でした。右の写真はフロントの風景です。大勢の来客を扱うためロビーやフロントデスクは大きくゆったりと作られていました。
 ロビーでゆったりと旅情を楽しんでいる方を多く見かけました。せっかちな私達は旅情どころではなく、一刻のゆとりもなく飛び回っていたことを今となっては反省しています。右写真は朝食のテーブルです。
 一日の観光を終えると、自分たちで電車に乗って市内観光に出掛けました。電車の中で、フランス人形みたいに可愛らしい女の子を連れたお母さんに会いました。日本のあめ玉をあげると喜んでくれました。
 ウェンブリパークスタジアムがホテルから近かったので行ってみました。その日はスコットランドのチームの試合がありました。駅の構内はサポーターでごった返していました。この時、施設の一部の改修工事が行われていました。
 ここのスタジアムのシンボルであるツインタワーが見えます。現在は改修の際撤去されてありません。その代わりに、スタジアム上部の巨大アーチがシンボルになっているようです。
 スタジアムに入るとどちらを向いてもスコットランドのサポータだらけです。日本企業のソニーが提供したお揃いのユニホームを着ていました。レストランに入ってもサポータの怪気炎に圧倒されました。当時の日本ではそれほどサッカー人気がありませんでしたので、「なんだ、このばか騒ぎは」と私は冷ややかに受け止めたのを覚えています。
 駅の構内でもチームの応援歌が割れんばかりに響き渡っていました。サポーターの熱気に圧倒された私達はホテル近くの喫茶店へ退散することにしました。
 ホテル近くのレストラン(アグリーダック)で一休みしようとしたら、ここもサポーターで満員でした。あきらめて店を出ようとしたら「相席で良かったら、どうぞ。」と招き入れてくれました。ここで英国のサッカー少年たちと意気投合しました。英国は本当に親日的な国でした。