1.キャスト
サボット弾を安く作るには、弾頭をいかに安く手に入れるかが問題となります。弾頭だけを個人輸入で手に入れるのも一つの方法ですが、鉛のインゴットから弾頭を作る事(キャスト)ができれば一番安価でサボット弾ができます。

弾頭色々

左から順に

Lee Drive Key Slug 7/8 OZ
Lee Drive Key Slug 1 OZ
LYMAN Sabot Slug 525gr

LYMAN Slug 475gr(フォスター)
SLUG
BRENNEKE CLASSIC
BRENNEKE GOLD

弾頭色々(背面写真)

弾頭を底から見た写真

Lee Drive Key Slugでは弾頭が潰れ(変形し)ないようにお尻の空洞部に鉛のスリットが入るようになっています。

これで強度を増しています。

左から4つは私が鉛からキャストしたもので、3つ目迄はサボット弾、4つめがフォスター(坊主)タイプの弾頭です。
右から2つのBRENNEKE弾頭は国内の銃砲店(注1)で市販されています。
筆者が持っている弾頭でサボット弾頭としてワッヅに挟み込んで使用できるのはLee Drive Key Slug (2種類)とLYMAN Sabot Slugの左から3つです。
弾頭の飛行と銃の組み合わせに付いてQ&Aに詳細を載せていますので参考にしてください。

(注1)
銃砲店の許諾を得ましたので連絡先を載せます。BRENNEKE弾頭は横浜の今村銃砲店で入手可能です。宅配便等で配達してもらえます。
〒220-0053 横浜市西区藤棚町1-43 合資会社 今村銃砲店
 TEL:045−231−2561  FAX:045−253−1464


2.キャスト器具

キャストに必要な器具を紹介します。
ここに紹介したMouldは全て個人輸入で取り寄せたものです。

鉛のインゴット

鉛のインゴット

スクラップ屋で安く譲ってもらっています。
POTで鉛を溶かすので、POT内に入るように、あらかじめでっかい容器で溶かして小さなインゴットに整形してます。
(左側の塊は空き缶で作ったインゴットです)
電気POT LEE 電気POT

電気POTを購入しました。
ハンドルを下げると溶けた鉛が下の穴から出てきます。
利点)
鉛は比重が重いので下から溶けた鉛を出すと、不純物が混ざりません。
120V仕様ですが100Vで問題なく利用できています。
POTとDIPPER 左側:鉛を溶かすためのPOT

真中:DIPPER(ひしゃく)

右側:不純物取り(自作)
どうしてもスクラップ屋の鉛は不純物が入っているので浮いてきた不純物をこれで取り除きます。
Lee Drive Key Slug Mould Lee Drive Key Slug Mould
Lee Drive Key 7/8 and 1 OZ 左:Lee Drive Key Slug 7/8 OZ
右:Lee Drive Key Slug 1 OZ
LYMAN Sabot Slug LYMAN Sabot Slug 525gr
LYMAN Slug 475gr LYMAN Slug 475gr

(フォスター弾頭)

 

手袋 手袋
鉛の融点は327.5℃です
やけどを防ぐ為にも必需品です
これには載せていませんが鉛を溶かすためのコンロが必要です。

鉛は溶かす時に酸化鉛となり蒸気を発生します。重金属ですのでそれを吸い込み体内に入ると蓄積され100%健康を害しますキャストは換気の良い場所で行ってください。

キャスティングは自己責任で行ってください。
一切の責任を負いません。

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