キャストの具体的な手順を紹介します。 一例としてもっとも利用しているLyman Sabot Slug Mouldを用いて、弾頭を作る方法を説明します。弾頭の形は変わってもMouldを変更するだけで一連の作業の流れは同じです。 |
完成品 |
1 | 弾頭となる鉛を用意します。 弾頭として使用するには純鉛は適していません。柔らか過ぎるようです。 |
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火力の強いコンロで溶かします。 鉛の融点は327.5℃ 必ず屋外の換気の良い場所で実施しましょう |
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鉛が溶けると不純物(化合物)が分離し浮いてきます。 |
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不純物を取り除きます。 |
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鉛が完全に溶けたらDIPPERを温めておき、注ぎ口から鉛が滑らかに出るのを確認します。 |
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Mouldに鉛を注ぎ込む前に、Mould本体を鉛に漬けてあらかじめ温めておきます。約30秒前後 (これをしておかないと最初から良い型がキャストできません) |
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Mouldの注入口から鉛を注ぎ込みます。 |
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鉛を注ぎ込み後、注入口を木で叩いて開けます。 (注ぎ口のつながっている鉛をカットする) |
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Mouldのお尻に差し込んである栓を抜き取ります。 |
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Mouldを開けると弾頭が出来上がっています。 |
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水の中に落とし込み完成です。 |
NEW 電気POT LEE PRODUCTION POT W 弾頭をキャストするための鉛専用の電気POTです。 |
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今まではバーナーで鉛を溶かしていましたが、専用の電気POTを購入しました。 非常に便利です。ハンドルを下げれば下の穴から白糸のように「つ〜」と鉛が出ます。 |
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比重の重い鉛の利点を利用した物で、不純物が混ざることなく鋳型の中に鉛を入れることができます。 ハンドルで量を調整できるのは非常に便利です。 |
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完成品 左:Lee Drive Key Slug 7/8 OZ 右:Lee Drive Key Slug 1 OZ |
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完成品 左:LYMAN Sabot Slug 525gr 右:LYMAN Slug 475gr 左のLYMAN Sabot Slugの周囲のギザギザは後から付けたものです。 |
鉛は溶かす時に酸化鉛となり蒸気を発生します。重金属ですのでそれを吸い込み体内に入ると蓄積され100%健康を害します。キャストは換気の良い場所で行ってください。 |
キャスティングは自己責任で行ってください。 |