1.キャスト手順
キャストの具体的な手順を紹介します。
一例としてもっとも利用しているLyman Sabot Slug Mouldを用いて、弾頭を作る方法を説明します。弾頭の形は変わってもMouldを変更するだけで一連の作業の流れは同じです。

Lyman Sabot Slug Mould

完成品

Lyman Sabot 完成品



今までは、鍋で鉛を溶かしていましたが、キャスト専用の電気POT(鉛を溶かす)を購入しました。現在は電気POTを使用してキャスティングしています。

使用しているには LEE PRODUCTION POT W
超お勧め品です!! 値段なりの仕事はします(^.^)

鉛

弾頭となる鉛を用意します。

弾頭として使用するには純鉛は適していません。柔らか過ぎるようです。
鉛を溶かす 火力の強いコンロで溶かします。
鉛の融点は327.5℃

必ず屋外の換気の良い場所で実施しましょう
不純物が浮く 鉛が溶けると不純物(化合物)が分離し浮いてきます。
不純物取り除き 不純物を取り除きます。
鉛の溶融 鉛が完全に溶けたらDIPPERを温めておき、注ぎ口から鉛が滑らかに出るのを確認します。
Moludの保温 Mouldに鉛を注ぎ込む前に、Mould本体を鉛に漬けてあらかじめ温めておきます。約30秒前後

(これをしておかないと最初から良い型がキャストできません)
鉛流し込み Mouldの注入口から鉛を注ぎ込みます。
鉛のカット 鉛を注ぎ込み後、注入口を木で叩いて開けます。
(注ぎ口のつながっている鉛をカットする)
栓の抜き取り Mouldのお尻に差し込んである栓を抜き取ります。
10 Moludsのオープン Mouldを開けると弾頭が出来上がっています。
11 Mouldsの冷却 水の中に落とし込み完成です。
NEW 電気POT  LEE PRODUCTION POT W

弾頭をキャストするための鉛専用の電気POTです。
LEE PRODUCTION POT W 今まではバーナーで鉛を溶かしていましたが、専用の電気POTを購入しました。

非常に便利です。ハンドルを下げれば下の穴から白糸のように「つ〜」と鉛が出ます。
電気POT 比重の重い鉛の利点を利用した物で、不純物が混ざることなく鋳型の中に鉛を入れることができます。

ハンドルで量を調整できるのは非常に便利です。
Lee Drive Key完成品 完成品

左:Lee Drive Key Slug 7/8 OZ
右:Lee Drive Key Slug 1 OZ
LYMAN Slug 完成品 完成品

左:LYMAN Sabot Slug 525gr
右:LYMAN Slug 475gr

左のLYMAN Sabot Slugの周囲のギザギザは後から付けたものです。

鉛は溶かす時に酸化鉛となり蒸気を発生します。重金属ですのでそれを吸い込み体内に入ると蓄積され100%健康を害しますキャストは換気の良い場所で行ってください。

キャスティングは自己責任で行ってください。
一切の責任を負いません。

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