about East Japan Earthquake
1, Japan Islamic Trust earthquake relief activities and photos
【支援金の振込先】

三菱東京UFJ銀行 大塚支店 普通1363828
ジャパン イスラミック トラスト

Japan Islamic Trust earthquake relief activities photos---3/4/2011~(No.11) Iwaki city, Fukushima
 東日本大震災 被災者支援のご報告-11
2011年4月5日
4月3日に出発しました支援物資輸送第11便についてご報告いたします。
今回は、先週訪れた際に炊き出しを約束してきました福島県いわき市へ行きました。以下、同行した方からの報告です。
4月3日に出発しました、福島県いわき市への炊き出し隊の報告を致します。まず最初に炊き出しの報告をし、次に、次回以降の炊き出しの為に行なった情報収集の結果を報告します。
今回は大鍋2つ分のカレーおよび白飯、そして24本入り野菜ジュース・パックを6パック、歯磨き粉1箱、下着類を運びました。支援物資は歯磨き粉を除き、いわき芸術文化交流館アリオスで全て配布致しました。歯磨き粉は平工業高校に設置された避難所に提供致しました。
それでは先ず、炊き出しの報告です。
今回炊き出しを行なったのは、いわき市街にあるいわき芸術文化交流館アリオス内に設けられた避難所です。同避難所では電気および水道は復旧しているのですが、同様にライフラインが復旧している学校内の避難所と違い、「規定」のため施設内での調理および煮炊きをすることが出来ず、炊き出しは外部からコンロなどと共に調理済みの料理を持ち込むことでのみ行なえる状況です。

このような事情も影響してか、同避難所では今でも週に1、2回程度しか暖かいものを食べられない状況が続いているそうです。これは避難者の方おひとりとの会話の中でお聞きしたことで、他の方への聞き取りによる確認はしてませんが、避難所詰めの市職員の方も4月4日以降の炊き出しの予定は全く入っていないと言っておられたので、おそらく週1、2回というのは妥当な数字なのでしょう(昨日聞き取りに訪れた他の2つの避難所ではそれぞれ1週間近く炊き出しの予定が入っておりました)

出発前に140人の方が避難されているということで大鍋2つ分のカレーを持参しましたが、震災から3週間が経ち、何らかの方で避難所を出られた方もおられるため、持参した白飯は1つの保温ボックス分余る形となりました。ただそのおかげで紙製のどんぶり一杯分のカレーライスをふるまう予定が、どんぶり一杯の白飯とどんぶり一杯のカレーを全ての被災者および避難所のボランティアスタッフの方々全員、更には避難所でのカレーの炊き出しを取材していた福島民報社の新聞記者に食べていただくことが出来ました。

同行させていただいた報告書の執筆者(日本人)としては味付けが日本人の口に合うのか、辛すぎないかなどの危惧もありましたが、皆さんおいしく頂いていたようです。ボランティアの方が食事を配る際にも、炊き出しの供給者である当文化センターの名前を知らせるとともに「本場のカレーですよ」とおっしゃっていただき、また辛さに関してもかえって食事が進むと好評でした。

今回のアリオスでのカレーの炊き出しでは、恐らく別の方が提供されたおひたしがカレーとともに配られておりました。また別の避難所を廻ったときも野菜が不足している声が聞かれました。たとえばサラダなどが一緒に用意できるとより良い炊き出しになるのではないかと感じました。あるいは温野菜などを用意すれば、調理を行なえない避難者にも野菜を提供できるのではないでしょうか。

アリオスで炊き出しの列に並ぶ避難者の方々の中には、カレーを運搬してきたボランティアに対して深々とお辞儀をしてお礼を述べていた方も沢山おられました。ボランティアが施設を辞去する際に出入り口ですれ違った避難者の方はボランティア一人一人に握手を求めてきました。

次に他の避難所での情報収集の報告を致します。
アリオスの避難所で荷下ろし後、炊き出しまで時間があったので他の避難所に情報収集に向かいました。

最初に訪問したのは平工業高校の体育館に設置された避難所です。ここには154名が現在避難されており、水道が未だ断水しているため衣類が不足しているとのことでした。衣類なら「何でも」必要だと市から派遣された職員の方がおっしゃってました。
また今週木曜日の4月7日の夕方に同避難所にて炊き出しを行なうことになりました。昼間は仕事に出られている避難者もおられるとのことで、木曜日の午後6時に夕飯の炊き出しを行なう予定です。野菜が不足していると言う話をお聞きしたのは、こちらの市職員でした。

次に訪問したのは、江名(えな)小学校体育館に設置された避難所です。
こちらには150名の方が避難されておりますが、物資に関しては現在必要とされるものは無いとのことです。じっさいお話をお聞きした区長の背後にはありとあらゆる支援物資がうず高く積み上がっておりました。江名地区はいわき市でも津波被害がひどかった地区らしく、その為もあるのか充分な支援物資が届いているようでした。
江名小学校では4月11日の月曜日に牛丼(またはチキンカレー)の炊き出しを行なうということで調整をして参りました。こちらでは当日午後5時から炊き出しの提供を行なう予定です。
以上3日に行なった炊き出しの報告でした。
Japan Islamic Trust earthquake relief activities photos---5/4/2011~(No.12) MinamiSanriku town, Miyagi
 東日本大震災 被災者支援のご報告-12・13・14
2011年4月14日
4月5日と4月7日、4月9日に出発しました支援物資輸送第12便、第13便、第14便についてご報告いたします。

4月5日は南三陸町の災害対策本部へカップヌードル(24入)14箱、納豆6箱、調味料2箱、果物4箱を届けました。ここから自衛隊や多くのボランティアによって各避難所に物資が届けられています。

南三陸町は津波被害が甚大だった場所です。道路は自衛隊が瓦礫を道の両側に寄せて通れるようにしてくれていますが、信号や案内標識などはまだないため、目的地にたどり着くのに非常に苦労しました。
Japan Islamic Trust earthquake relief activities photos---7/4/2011~(No.13) Iwaki city, Fukushima
 4月7日は、先週訪れた際に約束しました福島県いわき市の平工業高校の避難所(約150人)で、チキンカレーの夕食を振舞いました。昼間は避難所から働きに出ている方もいるということで、夕食を希望されていました。

チキンカレーはマスジドで調理し、ご飯は温かいまま運べるようにライス保温器に入れて運びました。他にも、野菜ジュースや女性用衣類、子供用衣類、靴下などをお渡ししました。
Japan Islamic Trust earthquake relief activities photos---9/4/2011~(No.14) MinamiSanriku town, Miyagi
 4月9日は、南三陸町の避難所へ物資を運びました。レインコート3箱、タオル1箱、靴2箱、下着1箱、歯ブラシ2箱、歯磨き粉1箱、石鹸1箱、マスク2箱、オムツ3箱、粉ミルク(11入)1箱、インスタントヌードル(40入)84箱、納豆20箱、オレンジ2箱などをお渡ししました。
Japan Islamic Trust earthquake relief activities photos---11/4/2011~(No.15) Iwaki city, Fukushima
 東日本大震災 被災者支援のご報告-15
2011年4月14日
4月11日に出発しました支援物資輸送第15便についてご報告いたします。
今回は、先週訪れた際に炊き出しを約束してきました福島県いわき市へ行きました。
以下、同行した方からの報告です。
4月11日(月) 10:27 牛肉を煮た大鍋二つと、炊きたてご飯200人分の保温ボックス、牛乳、下着類などを積んだ自動車が大塚マスジドを出発。牛丼の調理には、マスジド関係者他、これまでおにぎり炊き出しのお手伝いを下さっている、近隣のボランティア、駒込大観音光源寺住職夫人他が加わり料理し、味見した皆が納得する美味しい牛丼です。
 14時少し前に、本日の夕食提供を約束してある「いわき市立江名小学校屋内体育館に設けられた避難所」に到着。体育館出入り口前の中庭にはテントが張られ中にはプロパンの大形コンロが2台置かれ温めるのにお使い下さいとの事。そのテント内に大鍋を下ろし、その他のものは体育館内に運び入れました。体育館では横になっている人も居る中で、子供たちの為に大画面に「ハリーポッター」を映している人がおりました。始まったばかりで子供の数は段々と増えてゆきました。トイレは体育館から直接入れる便利な場所ですが、水道が止まったままで、大便所の前にはバケツが沢山並んでおり、紙は便器に落とさず備え付けのビニール袋に入れること、済んだらバケツ一杯の水で流して下さいと掲示がありました。バケツの水は、便所前の大きな樽から汲むようにとのことです。水は自衛隊が供給している様子でした。
 夕食の準備は17時ですからまだ時間があります、救援物資輸送車は高速料金が無料になるので、その関係書類の許可延長手続等の為、車で約30分の市役所、県庁支所方面へ。市役所などがあるいわきし市の主要部分は高台の平地に広がっており、その辺りは津波の被害を受けていないということです。津波には襲われず大地震のみによる被害で目に付いたものは、所々の屋根にブルーシートが乗せられているというものでした。倒壊したり、傾いたりした建物を目にする事が無かったのは、倒壊したり傾いたりした建物は無かったということなのか、撤去されたと言うことなのか、初めてこの地を訪れる私には分かりません。
 夕食準備の約束の時間を10分ほど過ぎた17時10分頃、江名小学校に帰り着き、大鍋を温めるために火に掛けました。それと同時に、ガサガサガサと音がし始め地が揺れ始めました(いわき市は震度6弱)。体育館の軒先で建物を見上げ落下物が無いのを確かめはしましたが、万が一の落下物が届かないであろう中庭の中央へ避難。体育館から逃げ出てくる人も少しいました。この日の日没は18時頃。先ほどの地震で停電となってしまい、鍋が温まり配膳の準備が整った頃には体育館内は真っ暗。手元を懐中電灯で照らして頂きながら牛丼の盛りつけを行うこととなりました。子供を先に並んでもらい、盛りつけた牛丼を順番に手渡して行きました。その次ぎに大人の番、大盛りとか、小盛りとかの注文に応えながら、懐中電灯の明かりを頼りに盛りつけをし、手渡して行きました。皆さんは真っ暗な中で牛丼を食べていたはずです。暗くて、牛丼の味の評判を確かめる余裕はありませんでした。
 18:30には空いた鍋などを車に積み込み終えましたが、その頃には体育館内に電灯が灯りました。良かった良かった。まだまだ停電は有るらしいし、体育館から少し外へ出るには暗いので、今一番の必需品は、各自が携帯できる小型の懐中電灯とそれ用の乾電池と言うことでした。各家庭を仕切るついたては必要ないかどうか問うたが、この避難所では余震が未だ多いし、また皆が良く知り合ってもいるから、見渡せる方が安全や協力につながり、ついたては無い方が良かろうと言うことでした。ここでの避難所生活がいつまで続くかは、今の所全く見通せないと言うことです。
 地震で土砂崩れも有るかも知れないので早く東京へ戻った方が安全ですよと促され、雨の中19時前には江名小学校の避難所を後にしました。停電でいわきの街は真っ暗でした。常磐自動車道は閉鎖されていて、一般道を捜しながら走行。土砂崩れで通行止めと言うことでまた引き返し、最悪の場合には近所で泊まることも考慮に入れながら、常磐自動車道の別の入り口に入ってみたら、東京本面ならば通じていますと言うことでした。20:10頃に常磐自動車道に乗り入れた事になります。牛丼は自分たちの分が残ることなく売り切れ、ドライブインで夕食をとりましたが、食券を買った直後に大きな地震が有りました。夕食を済ませて、隣のガソリンスタンドでガソリンを入れ、スタンドの横の濡れていないところを借りて礼拝。家に送って頂いたのは、24時少し前でした。
Japan Islamic Trust earthquake relief activities photos---14/4/2011~(No.16) Iwaki city, Fukushima
 東日本大震災 被災者支援のご報告-16
2011年4月17日
4月14日に出発しました支援物資輸送第16便についてご報告いたします。
今回は、福島県いわき市の2箇所の避難所へ温かいチキンカレーを届けました。
1、四倉高校の避難所(150名ほどの方が避難されています)
2、湯本高校の避難所(180名ほどの方が避難されています)
2件目に伺った湯本高校は、以前訪れた際にこの日の炊き出しを約束して帰ったのですが、その後、担当の方となかなか連絡が取れず、事前連絡ができないまま直接湯本高校を訪れることになりました。高校に到着すると、避難所の方たちはとても温かく迎えてくださり、「連絡が取れなかったので今日来てくれるのかどうか、とても心配していた。だけど、ムスリムと約束したのだから必ず約束は守ってくれると信じていた」と仰ってくださいました。
当初は200人ほどいると伺っていたのですが、避難所を出られた方もいたようで、その日は180人ほどの方にチキンカレーを食べていただきました。ある方は「温かいご飯の香りは本当に久しぶりです」ととても喜んでくださいました。
また、チキンカレーをがっかりした表情で食べている子どもがいたので、気になって「辛すぎたかな?」と聞いてみましたところ、「辛くはないけれどハンバーグだったらもっと嬉しい」との返事でした。そこで、次回は子どもたちの分だけでもハンバーグを用意することを約束しました。

今回で支援物資輸送および炊き出しは第16便目になりますが、この支援活動は、日本全国のたくさんの方からの支援金と支援物資、ボランティアによって行なうことができています。また、海外のムスリム団体およびムスリム個人からも、支援金と支援物資が届いています。
* 支援してくださった海外のムスリム団体およびムスリム個人の国
・ トルコ
・ マレーシア
・ サウディアラビア
・ パキスタン
・ イギリス
・ インドネシア
・ 香港
・ シンガポール
・ アラブ首長国連邦

支援にご協力くださったみなさまにアッラーから良い報奨がありますように。

ジャパン・イスラミック・トラストでは、引き続き下記の物資を募集いたします。郵送する場合は、「震災救援物資」と箱に明記してお送りくださいますようお願いいたします。
【不足していて現地で要望のあったもの】
・ 下着類(男性用、女性用、子供用)*新品
・ 衣類(男性用、女性用、子供用)*新品
・ 靴、長靴(男性用、女性用、子供用)*新品
・ 果物、野菜、牛乳、野菜ジュース(200cc紙パック)
・ 子ども用のお菓子
なお、下着類、衣類、靴、長靴は、中古は受け付けていない避難所が多いため、ジャパン・イスラミック・トラストでも新品のみを受付いたします。お送りくださる場合は必ず新品のものをお願いいたします。
Japan Islamic Trust earthquake relief activities photos---16/4/2011~(No.17) Iwaki city, Fukushima
 東日本大震災 被災者支援のご報告-17
2011年4月19日
4月16日に出発しました支援物資輸送第17便についてご報告いたします。
宮城県気仙沼に、下記の物資を運びました。
郵便配達員の協力と案内で、支援物資が十分に届いていない小さな避難所へ届ける予定だったのですが、残念ながら配達員の方と会うことができませんでした。
そこで、いくつかの避難所へ直接行ってみましたが、それらの場所では物資を置くスペースがないということで、支援物資を取りまとめている気仙沼青果市場を紹介され、そちらに物資を託してきました。そこに集められた支援物資は、各避難所へと分配されています。

届けた物資:インスタントラーメン(40入)86箱、納豆(10入)20箱、海苔1箱、漬物8パック、オレンジ(62入)4箱、トマト(33入)4箱、パン(100入)2箱、オムツ4箱、子どもの本1箱、衣類3箱、靴下100足、歯ブラシ1箱、皿とコップ1箱、靴1箱、マスク1箱、

【不足していて現地で要望のあったもの】
・ 果物
・ 牛乳(常温保存できるもの/200cc紙パック)
・ 野菜ジュース(常温保存できるもの/200cc紙パック)
Japan Islamic Trust earthquake relief activities photos---17/4/2011~(No.18) Iwaki city, Fukushima
 東日本大震災 被災者支援のご報告-18
2011年4月22日
4月17日に出発しました支援物資輸送第18便についてご報告いたします。

以下、同行した方からの報告です。
10時21分、チキンと野菜のカレー150人分、牛乳(1L)36本、お菓子類を積み、出発しました。
途中、道路は所々ひび割れしていたり、段差が続きました。
12時54分、いわき芸術文化交流館アリオスに着きました。入り口には、ダンボールで囲い休んでいる人がいました。上階は囲いなどなく、それぞれ毛布が敷いてあり座っている人が多くいました。職員もそこにいました。福島県、いわき市、長崎県の職員が在籍していました。話を聞くと、避難所には130名いて、子どもは20名ほどとの事でした。お風呂は、近くに銭湯があるのと、自衛隊によるお風呂までの送迎巡回バスもあるそうです。
炊き出しで要望のあったのは、八宝菜丼、シチュー、肉と野菜の味噌汁など、野菜が多く入っているものでした。普段はおにぎり、パン、カップスープなどを食べていて、自分たちで作ることは(規定で煮炊きが禁じられているので)していないと話されていました。冷蔵庫もないため、野菜ジュースなど常温保存がきき、小さなパックの物が助かるとの事です。果物は単独で渡すよりも、炊き出しの付け合わせとして出されると嬉しいとの事でした。
次に、津波被害が大きかった小名浜港を通り、江名小学校にお菓子を渡しに行きました。この避難所には150名の方が暮らし、子供は15人ぐらいとのことでした。高台にあるこの小学校にも津波が押し寄せてきたとの事です。家庭科室は他の避難所の方たちが利用していて、ここではテントでプロパンガス釜が使えるようです。朝食はパン、おにぎり、ビスケット、昼食、夕食はおにぎりと味噌汁を食べているとの事でした。高齢者が多く、体育館の中では2つのストーブと毛布2000枚で暖を取っていました。ここでもダンボールなどの仕切りがなく過ごされていました。職員に聞くと、みんな近所の人たちだからうまくやっているとの事でした。今月27日にカレーの炊き出しを約束しました。中学2年生の男子は、カルピスが飲みたいと元気に話していました。17時ごろ、炊き出しをするアリオスに戻りました。

避難をしている方と話をし、その間も地震があり、「怖いねぇ、1年は続くみたいだよ」と不安そうに話していました。夕食の時間になり、カレーを配りました。職員が鍋を温めてくれ、地元のボランティアと一緒に配膳しました。「美味しかった」ととても好評でした。

次に3箇所目の避難所、福島県立平工業高等学校に行きました。ここは130人が滞在しており、昼間は学校などに行く人がいるので、日中は1/3程度の人がいるとの事です。こちらもお風呂は自衛隊による送迎巡回バスがあるそうです。

80%の方は家が全壊し、20%の方は家が半壊したとの事です。浪江町から原発のために避難して来た高齢の女性は、私たちが行くと笑顔で迎えてくれました。何が食べたいかとたずねると、カレーと話してくれました。
19時10分ごろ、避難所を後にし、帰路に着きました。


ジャパン・イスラミック・トラストでは、引き続き下記の物資を募集いたします。郵送する場合は、「震災救援物資」と箱に明記してお送りくださいますようお願いいたします。
【不足していて現地で要望のあったもの】
・ 果物
・ 牛乳(常温保存できるもの/200cc紙パック)
・ 野菜ジュース(常温保存できるもの/200cc紙パック)
Japan Islamic Trust earthquake relief activities photos---19/4/2011~(No.19) Iwaki city, Fukushima
 東日本大震災 被災者支援のご報告-19
2011年4月28日
4月19日に出発しました支援物資輸送第19便についてご報告いたします。
今回は、ボランティアによる手作りハンバーガーとカレーライス、支援物資を積んで、常磐道いわき湯本IC近くの2箇所の避難所へ行きました。

1、いわき市立高久小学校(避難者35人(子ども2人))
 雨が降る中、現地在住パキスタン人の案内で避難所を訪れました。今回はパキスタンのネットニュース記者も同行し、何人かの被災者にインタビューをしていました。ある被災者は、津波にあった時のこと、津波から逃げる時のことを話してくれました。しかし彼の母親は津波にのみこまれてしまい、彼は深い悲しみの中にありました。60代ぐらいの老夫婦が、自分たちには帰る家がないと言った時、彼らの目には涙があふれていました。
 高久小学校の校長先生は私たちをとても歓迎し、感謝の意を述べてくれました。
女性の担当者は、彼女自身も被災者であり、震災のあった3月11日の夜から避難所に泊り込んで任務にあたっていますが、自分の家が津波で押し流されたのを彼女が知ったのは、震災の3日後でした。

炊き出しメニュー
・カレーライス
・ハンバーガー(子どもたちのみ)

お渡しした支援物資
・野菜ジュース
・Tシャツ
・下着
・靴、かばんなど

2、いわき市立藤間中学校(避難者75人(子ども15人))

 ここは高久小学校から車で5分ほどのところにあります。ここで出会った一人の被災者は、とても率直に私たちに話をしてくれました。彼は、いわきがどれだけ甚大な被害を受けたかを示す写真の載った地元紙のコピーを私たちに示し、全国紙やマスコミはいわきの被害について適切な報道をしなかった、だから多くの人々はいわきの人々がどれだけ苦しんでいるかについて知らないのだと訴えていました。彼が最も心配していることは、福島原発からの放射能被害でした。

 私は、担当者から少し話をするよう依頼されました。そこで私は、彼らが置かれている辛い状況に対する悲しみを述べ、彼らに以前のような安心と復興が早く訪れるようアッラーに祈りました。

炊き出しメニュー
・カレーライス
・ハンバーガー(20個)

お渡しした支援物資
・野菜ジュース72パック
・下着

ジャパン・イスラミック・トラストでは、引き続き下記の物資を募集いたします。郵送する場合は、「震災救援物資」と箱に明記してお送りくださいますようお願いいたします。

【不足していて現地で要望のあったもの】
・ 果物
・ 牛乳(常温保存できるもの/200cc紙パック)
・ 野菜ジュース(常温保存できるもの/200cc紙パック)
大口の支援物資をジャパン・イスラミック・トラストに託すことを希望される方は、まずはジャパン・イスラミック・トラストに電話またはメールでご相談ください。
Japan Islamic Trust earthquake relief activities photos---19/4/2011~(No.20) Iwaki city, Fukushima
東日本大震災 被災者支援のご報告-20
2011年4月28日
4月17日に出発しました支援物資輸送第20便についてご報告いたします。
 今回は、石巻市石巻湊中学校の避難所へ、クスクス(小さな粒状パスタにソースをかけた中東アフリカ料理)800人分とバナナ1,000人分を持って行きました。この避難所では自衛隊が味噌汁などの炊き出しを行なっているので、食事は不足していないようでした。しかし、被災者と話しをしましたところ、避難生活が長引いていますので皆とても疲れているようでした。そして、心身の疲れが溜まっている故に精神的サポートが必要だと強く感じました。

ジャパン・イスラミック・トラストでは、引き続き下記の物資を募集いたします。郵送する場合は、「震災救援物資」と箱に明記してお送りくださいますようお願いいたします。
【不足していて現地で要望のあったもの】
・ 果物
・ 牛乳(常温保存できるもの/200cc紙パック)
・ 野菜ジュース(常温保存できるもの/200cc紙パック)
大口の支援物資をジャパン・イスラミック・トラストに託すことを希望される方は、まずはジャパン・イスラミック・トラストに電話またはメールでご相談ください。
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