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バリアフリーデザイン & ユニバーサルデザイン

健康住宅 その1
セキスイ資料1

シックハウス症候群の部

< 室内汚染の現状 1 >
建物内での,無気力,頭痛,眼の乾きなどの健康上の諸症状と快適性
に対する苦情を分析しますと、室内温度と騒音レベルが高く,室内
空気はやや乾燥し,臭いがあり,風通しの悪さが原因のようです。

< 室内汚染の現状 2 >
現代的なビルほどエネルギー消費量が多く,屋内温度も高すぎる傾向
にあり,健康上の諸症状を訴える人が多くなっています。

< 室内汚染の現状 3 >
気密住宅の室内で発生する空気汚染質はホルムアルデヒド,揮発性
有機化合物があり,性状と発生源,健康影響や化学物質過敏症も研究
されているところです。
建築直後に刺激臭を発するものの多くはホルムアルデヒドで,眼およ
び呼吸器系の刺激を伴います。
建築材料(合板やパーティクルボード)などから放散するホルムアル
デヒド等のVOCによる室内空気の汚染が指摘されています。
発癌物質でもあるホルムアルデヒドについて,用途と発生源,毒性と
健康問題,汚染の実態,規制の現状を認識しまければなりません。

< 室内汚染の現状 4 >
微生物汚染と健康影響として微生物(ダニ,カビ)とアレルギー疾患
があります。

< 室内汚染の現状 5 >
経年と運転時間に伴い空調ダクト内の各部位に粉塵が堆積し,温湿度
を介して微生物,特に真菌が増殖します。
ダクト内に堆積された有機物・無機物・生物の,人体や精密機器・
OA機器への影響が考えられます。

< 室内汚染の現状 6 >
湿潤性(かび発生および水漏れ)と呼吸器疾患との関係について。
湿潤性はシックビル症候群と有意な相関が示された。湿潤性はシック
ビル症候群の有力な予測指標であると考えられています。

< 室内汚染の現状 7 >
シックビルディング症候群の原因のうち見過ごされがちな低湿度に
ついて。湿度が45%より低下すると鼻粘膜組織が塵あいや微生物
をろ過する機能を失います。
室内の空気を加湿すればよいが,加湿器の清掃を怠ると水槽が微生物
の温床になり,発熱や肺炎に似た症状を引き起こします。
紫外線殺菌灯やウエットマット蒸発器はこれらの防止に有効だが,
完全な滅菌手段は電極加熱蒸気ボイラで,レジオネラ菌も死滅します。

< 室内汚染物質 1 >
酸化炭素,酸化窒素,浮遊粉塵,花粉に加えて,シックビル症候群の
原因である建材などからの,VOC,アスベスト,微生物など多様な
汚染物質があります。
特に顔料捺染剤で従来から問題となっている遊離アルデヒド,捺染糊
中の溶剤等があります。

< 室内汚染物質 2 >
シックビル症候群や化学物質過敏症の発症には揮発性有機化合物の
関与が大きい。以下が想定される汚染質です。
一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物、二酸化硫黄、アンモニア、
オゾン、ホルムアルデヒド、揮発性有機化合物、臭気、浮遊粉じん

< 人体環境への影響 1>
ホルムアルデヒド,2〜5ppmの低濃度で眼,気道粘膜への刺激が
報告されており50ppmでは末梢気道に障害を生じる可能性が大
きい。

< 人体環境への影響 2>
溶剤は人間の脂質にも溶解し,中枢神経系に悪影響を及ぼす。また
地球環境面でもオゾンの破壊,煙霧の発生を引き起こすようです。

< 対    策 1>
汚染の防止と制御としては換気,空気清浄器による汚染質の排除,除去
があり空調設備・換気設備による温湿度の制御,使用建材等に対する
配慮,住まい方も大切です。
特に密閉度の向上や換気量不足に関連して,揮発性化学物質やダストや
炭酸ガス等の濃度の調査が重要です。

セキスイ資料2

< ま と め 1>
室内の汚染物質による"シックハウス症候群"が問題になっています。
その主な原因は、建物の建材や接着剤ばかりでなく、家具やカーテン
などから放出される「ホルムアルデヒド」と考えられています。
「ホルムアルデヒド」の場合、新居のほうが発生しやすく、年目を経
た家よりも濃度が高くなる恐れがあります。
そのため、気を付けなければいけないのが、新築時の濃度です。通常
は、一年程度で放出量が減り、人体への影響もなくなりますが、一旦
過敏症にかかってしまうと、この先低濃度でも反応するようになって
しまうため、最初から「ホルムアルデヒド」の濃度が低い家に住む事
が大切です。

また書きます