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改造概要
*)RF増幅からIF増幅までの段階は、ほぼオリジナルに近い回路に復元しています。
*)AM信号は、ダイオード検波で復調しています。
*)CW及びSSB信号は、メタル管6SA7によるプロダクト検波兼BFOを回路を構成して復調しています。
*)AF増幅は、MT管6BM8を使用してスピーカーを鳴らしています。
下の写真集は、欠落部品だらけで動作不能のジャンク品を入手し、できるだけオリジナル回路に近い状態に復元したものです。
(但し、バッテリー駆動される高圧電源用ダイナモ発電機は入手できず、AC電源を利用する外部電源装置で駆動しています。)
回路図
BC-312短波受信機は、第二次大戦において主に車載用として使用された機械のようで、
オリジナルシステムは、バッテリー駆動(12~14V又は24~28V)されるダイナモ(直流発電機)によって
直流高電圧(約200V)を得る仕組みになっています。
メタル管が使用され、高周波増幅2段、中間周波増幅2段構成のシングルスーパーヘテロダイン受信機です。
受信できる周波数は、1.5~18MHzの範囲で6バンド切り替え方式になっています。
A Band 1.5~3.0 MHz
B Band 3.0~5.0 MHz
C Band 5.0~8.0 MHz
D Band 8.0~11.0 MHz
E Band 11.0~14.0 MHz
F Band 14.0~18.0 MHz
*)中間周波数は470KHzの設計になっています。
第二次大戦中の米国陸海空軍ご用達の短波受信機
陸軍で使用されたBC-312
暇つぶしとボケ防止を兼ねてアメリカ製ビンテージラジオで遊んでいます。
American Vintage Radio