この写真をクリックするとYouTubeにアップロードした受信の様子を聞くことができます。
(機械重量はオリジナルの半分以下の10kg少々に収まり取り扱いも楽になりました。)
機会に恵まれて?写真(上)のようなパネルの角は欠損し、フレームはひん曲がり、破損部品だらけ欠損部品だらけで
動作不能のジャンク品を格安で入手することができました。
幸いにRFデッキ付近は無傷であったので、切り取って分解整備したオリジナル部分と、ハイバンド用OSC(3.5MHz)やMIX部、
IF増幅部(455KHz)やAF部、電源部などをソリッド化し、オリジナルに近い?性能機能のラジオに自作改造して遊びました。(写真下)
このハマーランド社製SP-600「スーパープロ」受信機は、軍用や放送局や役所機関などの業務用の使用を
前提に作られた1950年頃、当時の最高級受信機として有名であったそうです。
値段も立派で1$360円時代で30万円を超え、「家が建つ受信機」などとも言われていたそうです。
主な諸元は、0.54~54MHzを6バンドでカバーし、7.4MHzより下はシングルスーパーヘテロダイン、
7.4MHzより上の周波数はダブルスーパーヘテロダインのシステムで、真空管は20球が贅沢に使われています。
重さも立派で約30kgもありボートアンカーなどと呼ばれている機械です。
特徴は大型フライホイールによる絶妙のダイアルタッチ、コイルユニットがターレットするバンド切替機構によるRF段、
などが評判とされ、一度触ってみたいなあと常々思っていました。
Hammarlund SP-600
暇つぶしとボケ防止を兼ねてアメリカ製ビンテージラジオで遊んでいます。
American Vintage Radio