釣行記 その57     マグマグ 
〜 すなちゃんのマグロデビュー 〜編


2010年5月29日

黒潮牧場13号


天候は 海上波の高さ不明(穏やか)
  
晴れ

黒潮 0.5ノット前後で あまり動かず



〜 第一章 移動が大変やねえ・・・ 〜


今回の同行者は 大物釣りの門田氏。



23:00

松山のフレンドで 待ち合わせし、土佐入野漁港に向かう。



2:00

土佐入野漁港到着。

船に荷物を積み、船長を待つ。



2;30

2時半出船、途中漁港で氷を購入。

2名だけの乗船なのに

なんと 持って行くクーラーは

160Lクーラー 2つ と 100Lクーラー 1つ。

総理、スケールのデカさが伺えます。

このクーラー全てに すり切れいっぱい氷を入れます。

すり切れいっぱいですよ・・・氷だけで 420Lクーラー分です・・・



3:00

本格的に 黒潮牧場13号へむかう。



5:00

土佐清水沖で エサとなるメジカ(ソウダガツオ)を釣る。



6:00

再度、黒潮牧場へむけて船を走らす。





8:30

黒潮牧場到着。

長旅でした・・・・ふう・・・。



〜 第二章  お初にお目にかかります、マグロさん。 〜


9:00

準備をしてフィッシングスタート。

餌のメジカがデカイので 15kg以下のキハダマグロは釣れないとのこと。

デカイ魚に逢いたいがばっかりに ここまで来ました。


上等だよ!!




9:20

2投目

仕掛け投入、メジカが100m程、ラインを出して止まりました。

メジカがゴツゴツ暴れています。

次の瞬間、ラインがシュ〜〜っと出ていきます。

これが所謂、マグロのアタリ!!

そこから100m程、ラインを出してからアワせるらしい。

100mラインを出しアワセ!

今度はどんどん巻きます。

魚の重さを感じても ひたすら巻きます。

強引です。

俺は男だぁ〜〜っ!!

安田一平 式 です。

海の男ですよ。

そう、土佐の男です!!(違いますが、)



残り 50m程になると マグロが下で旋回し始めました。

ここから パワーとパワーの ぶつかりあいですよ。

男ですからね。

強引です。

俺は男だぁ〜〜っ!!

叫んでますよ。(心の中でですが、)

ヒットから5、6分後、

マグロが旋回して浮きました。

あと水深1m程です。

25〜30kg程 キハダマグロだそうです。(船長談)


やあ、初めまして。良く引くねえ、アンタ。







あっ、バレました・・・






・・・。






ここまで上げておいて・・・アホですかねえ・・・

俺は男だぁ〜〜っ!! といくはずが、

残念ながら、男になれませんでした。


しかし、このパワー。面白い!!

が、握力と腕の力を奪われて疲れました。

手と腕が ぷるぷる してます。

腰にも キテいます。

腰が・・・ヘコヘコ してます。



そこで、船長が ドラグをチェックして一言、

『ドラグ・・・締めすぎっ!』




へっ???


土佐の男は パワーとパワーの ぶつかり合いじゃないんかい!?

フム・・・

イメージ的には パワーフィッシングだったのですが・・・。



〜 第三章 思わぬ お客さん、初めまして 〜


10:30

メジカがゴツゴツ暴れています。

次の瞬間、ラインがシュ〜〜っと出ていきます。

しかし、出方が ちょっと遅い・・・

確かに喰ってるんでしょうけど、ゆっくりなんです。

70m程ラインが出たところで、痺れがきました。



ええい、待てるかぁ〜っ


うおりゃ〜〜〜・・・・・


ちゃんとフッキングしました。

巻きます、巻きます。

おっ、こりゃ、デカそうだ。

今度こそ、大事に取ろう!!

時には パワー、時には テクニックで。

ゆっくり、ゆっくり、その差を詰めていきます。

残り40m迄 寄せてきましたよ。


途端、

魚が旋回せず、船下で止まりました。


ははあん、私のパワーとテクニック

ふっ・・・観念して 暴れることすら出来ないのか、可哀想なヤツ。
(なんだ、この自信は。マグロ初心者なのに)


しかし、30cmもラインを出しませんが、30cmも巻けません。

3分ぐらい、お互いジッとしたままの状態です。





・・・・・・・。


ま、まさか!?


水深、1400mで まさかの根掛かり???

(アホですか、アンタ)





ついにラインが船首にスーッと 動き始めました。

それにつられて私も船首に立ちます。

まさに 男らしい お立ち台』 です。


(こんな感じです・写真は門田氏のカジキヒット中です。私じゃないです。)



と思った矢先、魚が急浮上。


ドバ〜〜ン!!!




目の前で 垂直に飛び上がってきた魚は

ゆうに私の身の丈より 遙かにデカイ カジキ・・・。



ブルー? ホワイト マリーン・・・



カッコええ・・・



5m程、迫力の有る テールウォークもしてくれました。




カッコええ・・・ けど、ワシの方がもっとカッコええ・・・

自分の男らしさに ウットリ しています。

まだこの魚、捕った気になってます。

捕れると確信してます。(アホです)


次の瞬間、リールから もの凄い勢いでラインが出ていきます。

カジキが 向こうにジャンプしながら走り出しました。

こんなスピード見たことがない。

それにしても、凄まじいジャンプ、ロケットの様です。



300m程離れた漁船に向かって 真っ直ぐ飛んでいきます。

その漁船、気づいたのか、慌てて黒煙ふきながら進路変更してくれました。

当たって、気絶してくれたらイイのに・・・

もしくは 船に飛び乗ってくれるとか・・・
(どんな願望をお持ちですか?)



船でカジキを追います。



しかし、リールが・・・リールが・・・

も・・燃える・・・。燃えてるよ・・・コレ!!


僅か1分で リールが触ることも出来ない・・・。

玉子焼きが出来そうな感じ・・・。


竿先で溜めた瞬間、バッシッ!!

熱でトップガイドから切れました。


こんなタックルで 捕れるハズがない!!


パワー & テクニック !?

そんなもん、通用しませんよ。

男らしさ?? はあ??

男でも 捕れるかあ〜!!!


リールのドラグは焼けるし、ラインはパァ〜やし、

もう、来るんじゃねえぞ、アホカジキ、ボケッ!!

(八つ当たりですね)



〜 第四章 やっとキャッチ 〜

12:30

今日は黒潮が緩すぎるので アタリが少ないとのこと

しかし、やっと来ました。

ぐいぐい巻きます。

男らしく 5分でキャッチ。



キハダ マグロ 18.2kg。

ちょっと もの足りませんよ・・・。



〜 一方、門田氏 〜


黒潮が緩いと カジキが良く当たるらしい。

カジキが釣りたいと言っていた門田氏。

2度もカジキを掛けるが、キャッチならず・・・



ついにジギングで 大型キハダを狙うが、

上がってくるのは 5〜7kg程の メバチマグロ・・・。

さんざんだった様だ・・・。




(本日の釣果)

<すなちゃん@男らしさ>
キハダ マグロ   18.2kg 1本
シーラ@触れない  1m強  1本

<門田氏>
メバチマグロ   5〜7kg  5本


(本日の教訓)
カジキには 気をつけろ!!
(タックル)

<ロッド>
ジグシャフト6103 (がまかつ)

<リール>
オシアジガー3000P (シマノ)

<ライン>
道糸: ULTRA JIGMAN #4 62lb (PE 4号)
リーダー: ナイロン80LB

天光丸 船長:中野 一光 TEL&FAX:0880-43-4113 携帯:090−9777−1059 Mail:captain-nakano@ezweb.ne.jp






 

    
御意見、御感想は 磯の管理人
 
suna@dokidoki.ne.jp
までmail下さい。