〜デューク高沢 vol.02〜


・高校  デューク高沢

 かつて私が通っていた高校は、3年前統廃合されて事実上なくなっている。私は今年で27才だから、卒業してからものの6年で学校がなくなったことになる。私が第八期生にあたるので、創立から数えると14年で廃校。地方の小中学校ならまだしも、県内でも、日本国内でもそんなアホみたいに短命な高校なんて聞いたことがない!で、先日、この高校同窓会の関係で統合された新校舎で集まりがあったので行ったみた。かつての校舎のすぐとなりの敷地に建てられて、空調が完備され、どこぞの会社のビルみたいな、とても公立高校とは思えないほどの立派な建物で、かなり面喰らってしまった。自分の全くなじみのない校舎で、私の知っている恩師がすべて転属した中での会合。なんちゅーか、ヨソ者気分をこの上なく満喫である。(笑) その後、打ち上げで集まった先輩後輩の方々と酒の席にて談笑のひととき。そこで、ちょっと興味深い話を聞いた。高校を卒業して進学し、教師になろうと教員試験を受け、見事合格し教育実習を受け、教員免許までとった先輩が、なぜか、車検業者で勤めているという話である。どうして、教師にならなかったのか? それはズバリ、ほとんどの学校は今現在教員を募集してないからというのだ。とくに小中学校は顕著で、新規採用など皆無に等しいという。募集しているのは高校であるが、現在、学校教師というのは人員過剰(というか飽和状態というべきか?)が現状である。統廃合して新しく建てられた校舎も、もってあと10年くらいと話をしていて、少子化社会の進行を改めて痛感させられた。そして、もうひとつ興味をひいた話が、会社員で働いていた先輩方にも失業中の人がいたこと。つい先日失業したばかりなんて人も。失業率の高いといわれる現状、そして少子化による学校の閉鎖。現在の社会問題の片鱗を垣間見た日でもあった。ちなみに統廃合によって使われなくなった旧校舎は、市の管理下という名のもとに放置され、立ち入り禁止ではあるが、とりあえず面影だけは残っている。(笑)


・少子化  デューク高沢

 インターネットでシコシコと情報をのぞき見していたら、なにげに興味深いものが 目に入った。少子化社会である。この国で、なぜ子供が減ってきたのか?ここから書くことは、あくまで、自分の独断と偏見によるものである。端的に言えば男女平等の社会をおしすすめてきた結果であると思う。すなわち女性の社会進出だ。そして、もうひとつの原因がこの国の豊かさであると思う。女性が一人前に職に就き、男勝りの仕事ぷりはいいとして、男女が平等に仕事を与えられると、一人前に自分で生活を支えて、やはり一人前に残業をして、そして一人前に暮らしていくのだ。さて、こういった独立心が目ざす、その狙いとは何であろうか? 少しでも生活を楽にしたい、 といった豊かさの享受を求めるのは、この国に暮らしていれば、男女問わず考える ようになるのも自然な事だと思う。賃貸住宅や団地など集合型住居に暮らしている人ほど、なおさら考えるのではないかと思う。そういった願望は、育児とは相反するものである。時代・場所を問わず、育児は自分自身の生涯のそのほとんどを犠牲にする立派な大仕事であると思う。はっきり言って、どんな職業よりも根気が必要とされる大仕事だ。だからこそ、子供を育てながら働く女性はとっても偉いのだ!でも、子供を産む産まないの自由が認められている以上。今までの豊かさを知ってしまった人に、そういった大仕事へハラをくくる人は少なくなったのではないかと思う。治安 の悪化や犯罪の低年齢化などと、報道媒体がやたら騒いではなおさらであろう。そ れでも、子供を産んでちゃんと育てようという家族もいるので、この国も、まだまだ捨てたもんじゃないと思う。ちなみに、少子化社会についての厚生白書は
http://www.mhw.go.jp/wp/index.html 以上です。


・デジタル  デューク高沢

なんちゅーか、マニアにはちょっとした事件である。なにがというと、 5月10日付け読売新聞の1面記事によると、複製防止解除機の製造・ 販売に刑事罰を適用することになったらしい。1年以下の懲役あるい は100万円以下の罰金とのこと。で、複製防止というのは、ビデオソ フトをはじめCD・MD・DATなどのデジタルコピーへの複製制限 (コピーしたものからコピーはできないとかいう信号)。最近ではDVD にも再生機に独自のプロテクションがかかっている。これらは、ちょ っとした裏技や装置の取り付け・改造などにより、解除することが可 能で、マニアの間では知られた話である。複製防止は、個人的にやっ ぱり嫌いだが、複製だらけの複製天国というのも、ソフトメーカー自 体がつぶれてしまうので野放しは良くないと思う。でも、この手の複 製の手口を根絶するのは不可能。なによりもパソコンの所有者数が爆 発的に増加したのである。あらゆるものをデータ化すれば、いくらで も複製なんてできるわけで、複製防止もへったくれもあったもんじゃ ないのだ。今後、MP3も規制の対象になるかもしれないし、利用する 側も黙って従うこともないだろうし、いたちごっこはハードとソフト の供給が続く限り、なくならないだろう。寄生虫と同じで、要は、 複製する側も規制する側も、やりすぎず適当に手加減しておくのが いいのだ。


・ロリ  デューク高沢

ときおり新聞記事に見かける幼女へのわいせつ行為やら学校の先生が女子生徒に変 態行為などの事件を見る度に思っていた事があるので、この際書いてしまおうと思う 。考える事はひとつ「ロリコンは病気か?」である。20代〜30代前半の人間が小学校から高校までの年代の女子に対する常軌を逸脱した愛情行為や誇大妄想を抱く原因とは何か?私自身、こういった人を何人か見かけた事はあるが、普段からいつも「やっぱり小学生だよな」とボヤいている知人の木野J社長と呼ばれる男に、このことについて話題を振ってみたところ「子供の頃に受けた精神的なショックが原因では?」との回答をいただいた。自分は違うと思う。ひとえにロリコンといっても「16才ならもうババア」という人もいれば、「高校生がいい」という人もいる。原因はもっと簡単なハズである。小学校中学校にいた時には少なくとも同い年のクラスメートの異性に興味を持つのが自然である。それが年を取っても、頭の中身が年令相応に成熟しないから、精神年令と同年代の異性にしか興味を示せなくなるのである。と私は考えている。心は少年、体は中年。だから、好みの年令が低いほどヤバイといわれるのではないかと思う。一応結論づけるとロリコンは立派な病気である。この病に誰か日本語でちゃんとした名称を付けて下さい。ゼヒッ!


・歴史  デューク高沢

 小学校で初めての歴史の授業にあたって先生が最初に言った言葉を私は今でも鮮明 に覚えている。「なぜ、歴史を学ぶのか?」こんな疑問に対して、つい私は戦争について考えてしまう。戦争の歴史を振り返ると、そもそも戦争は、利害の不一致や土地や物の奪い合いという理由によって、延々と繰り返されてきたのである。そして、相手よりも強く、確実に勝つためにと、腕を鍛え、ときには知恵を駆使して、武器をあみだすのである。相手が強くなれば、その上を。こうしたイタチごっこも延々と続くように見えてそうでもなかった。人の知恵は原子爆弾を生み出し、太陽のひとかけらとも言える水素爆弾を生み出した。戦争をする者同士が、相手を滅ぼすどころか世界を破滅させるこの兵器を手にして対峙したとき、それは、対立する人間同士が、お互いのコメカミに銃口を突き付けたことに等しいものとなる。いわば、確実に相手を仕留められる一方で、自分も確実に殺される事を意味する。相手と刺し違えては、自ら戦争を選択する事は全く無意味なものとなる。それを知っていて戦争を仕掛けるほど国の支配者たるもの頭が悪い訳がない。歴史は勝者が造り出すとは言ったものだが、最大の勝者たるアメリカとソ連が最初に対峙し、20年30年と遅れて、フランスが核実験を行い、つづいて中国・インド・パキスタンときた。核実験の最大の目的は、他国に対しての核兵器の戦力誇示である私は思う。そうすれば、うかつに手を出せないからだ。皮肉にも、世界は破滅への片道切符を共有する事によって、一応の平和が保たれる事となったのである。人間はトコトンまでやって本当に悟る生き物であることが、私が戦争の歴史から学んだ事だ。歴史を学ぶ事とは人を知る事と見つけたり(笑)


・北朝鮮  デューク高沢

 プロレス史上最も観客動員数の多かった興行が、総動員数19万人のアントニオ猪木が北朝鮮で行ったプロレスの祭典である。さて、この北朝鮮、他国からの来賓については丁重にもてなすようだが、インターネットで調べてみると、国の内情は、あまりほめられるものでもないようだ。食料不足による飢餓と、医薬品不足による疫病の蔓延の実情を訴えるページがある。信憑性はさておき、この国は、そもそも主体思想というのがあり、自分のことは自分でやる、いわば自給自足が身の上の国だそうな。とはいうものの、旧ソ連や中国が影で支えていたのもあったのだから、少なからず経済や食糧の面で、この共産圏の大国を頼っていたのである。それがソビエト連邦がなくなり、大国のサイフの中身が寒い昨今は、北朝鮮にろくに援助もできない。そのうえ、台風による災害で農作物がおシャカになっての食糧不足。そこで、いつぞやの日本がコメを送っての援助をしたかと思えば、ミサイルなんて作っていやがった。ここ近年では、ミサイルを撃ってみたり、潜水艦の韓国領海への侵入といい、日本海での不審な船といい、金日成主席の逝去後の北朝鮮は、ますますヤバくなってるように見えてならない。 首都・平壌市民と一部の高官以外の圧倒的多数の国民が飢餓に苦しんでるのに、ちゃんと兵力だけは欠かさないあたり、どうもよその国をおそれているように思える。多くの飢える人たちのために国の指導者は何をやったのだろうか? こんな状況で、今、ここに付け入られるとヤバイ。そう感じているから、アメリカや御近所の日本・韓国になにかと因縁をつけてくるのではないか。あわよくば、カツアゲしよう思ってるのでは?なんちゅーか、あつかんしい限りである。だからこそ、この国との外交は、とことんエゲつなく狡猾に行うべきである。しかしながら、今の、この日本に狡猾な政治屋さんはとても少ない。これはとても残念な話である。以下、つづく。