〜デューク高沢 vol.04〜


・特別背任  デューク高沢

会社の資産・資金を個人が不当に持ち出したり使用するのは商法違反により罰せられます。これが、ここ最近はやりの言葉となってる「特別背任」というもの。会社や学校の鉛筆を家に持ち帰って、ドラえもん絵描き歌の練習をするのは、誰にでもできる簡単な特別背任の一例。しかし、世を騒がせている特別背任はワケがちがう。なんてったって金額はン十億。担保は一切なし。正味な話が、会社の金で、よそ者に貢ぐだけ。と、ここでふと思うのだけど、貢いだ先の会社のお金ってどこへ行ったの? ナンベンも聞くこの手の話って、そのなくなったお金の行方とかって全然話題にならないのが不思議に思えてならないっすね〜。ここ十年間で起きた特別背任と収賄の金額だけで、累計ナンボのもんか、想像するだに恐ろしくなってきます。なんちゅ〜かハワイまるごと楽勝の予感であります。(笑) ん〜、不謹慎ながらも、これは興味をそそる話題であります。不景気とはいえ、どこかで巨大なお金が動いてる。そのお金の流れに偏りがあるか、どこかで止まっている。日本経済は、今が血行不良の真っ最中でしょうか。まぁ、慢性の肩コリですな。(笑)


・ゲーム  デューク高沢

ゲームは次から次へと出ていく、廃れて姿を消す古いものこそあれ、大半のそれらは時とともに蓄積されてゆく。ゆえに、今のその数たるやあまりにも膨大である。ゲーム屋をやれば儲かると勘違いをして安易にゲームを出す。そんな安直な作りのゲームの多さに嫌気がさした一部の者が、自分達で本当に面白いゲームを作ってやろうと意気込み、理想に燃えて立ち上がるも、現実の壁にぶちあたり、かつて自ら非難していたものを、皮肉にも、自分の手で作ってしまうことになる。大手ゲームメーカーから分離独立して、いまや乱立の傾向にあるゲームの世界は、当たれば天国、外せば地獄、ケタ外れな金額をつぎこむ大博打。いやしくも企業として利潤追求する会社たる集まりがバクチなんぞ、そう簡単に打ちたくもない。活かせる資産は十分に活用したい。一度当てた馬からは、とことんメシ食わしてもらいましょう。かくしてゲームの世界は続編天国となる。そして、もはやゲームも飽食の時代。それでも、昔も今も変わらないことがあるとすれば、ごく一部の人間によって大当たりが出され、多くがそれに追随するという形式である。ゲーム屋の世界にいる本物のプロは、今も昔もごく一部なのである。と、私は普段から妄想しとります。(笑)


・風呂  デューク高沢

日本列島は火山帯に位置する国である。ハワイ島・フィリピン・アイスランド、火山帯は世界各地に分布するが、それに加えて、日本の場合は多くの森林・山岳地帯による保水能力のある土壌と、一年を通じて降雨量が一定していること、その特有の地理と気候により、狭い国土面積とはうらはらに温泉の恵みが豊富である。古来よりその恵みを知っている民族ゆえに、湯舟に浸かり心身を安らげ、衛生を保つという慣習が根付いている。私が日本に生まれて良かったと思えるのは、このお風呂の習慣というものがあることだ。シャワーや大浴場なら、欧米でもあるけど、一面にはりつめたお湯につかるという入浴方法は、日本特有のものである。生活様式の一部として、普段なにげに過ごす風呂というものは、日本の良いところのひとつであると思う。それを「耳に水が入ったら、終わりよ〜、パーよ〜」「風呂に入るくらいならベランダから飛び降りる〜」などと断固拒否する人がいるのにはかなり驚いた。そう、この日記を読んでいる人に御存じの方もいるでしょう、あのおばさんです。「私は眠ることはしないし、食事もしないし、トイレにも風呂にも行かない」とテレビで平然とハッタリかましてるおじさんともどもひっくるめて、今一度言いましょう。風呂入れや!きしゃ〜!(笑)


・日照時間  デューク高沢

6月22日と12月22日、日本の暦ではそれぞれの日を「夏至・冬至」と呼んでいる。1年でもっとも日照時間の長い日と最も短い日である。その冬至を越えて、これからは少しずつ日照時間が長くなっていくけど、依然、身にしみる寒い日が続いていく。日本では、この冬の季節は空気が澄んでいて、天気が良ければ朝夕には東京近郊でも富士山が見えたりするし、夜には星がよく見えるようになる。さて、地球上では1年周期で日照時間がゆっくりとほどよく変化してゆくけれど、他の太陽系の惑星ではどうだろうか? 太陽に最も近い水星の1年は、地球での約3ヶ月ポッキリなのに、その1日は地球での2ヶ月分もかかる。地球よりも太陽から遠い惑星だとどうなるか? 木星の1年は地球での11年と10ヶ月、土星の1年だと29年と5ヶ月分にもなる。しかし、その1日はそれぞれたったの10時間たらず。天王星になるとさらに無茶苦茶で、自転軸がほぼ横倒しとなっているため、北極点と南極点では1年かがりで昼と夜が訪れる。さらに公転軌道長半径が28億7500万kmの天王星の1年は、地球での84年分に相当するから、昼が42年続いたあとに夜が42年間も続くことになる。されど、1日はたったの17時間である。こうしてみると、宇宙の常識が、いかに地球にとっての非常識であるかうかがえる。いまだ多くの人にとっては、地球上から仰ぎ見るだけの宇宙。しかし、過去の様々な観測から垣間見る素顔は、実に好奇心と想像力をかきたてるものである。夜空は最も身近な宇宙ののぞき窓。そう考えると、毎年訪れる冬の寒さも、宇宙をよく見渡せる恵みとなる。この季節、晴れた夜空を私は何度となく見上げて、嵐のような宇宙の日常を想像してみたりするのである。(笑)


・忘年会  デューク高沢

年の終わりに、せめて日記らしくということで忘年会ネタ。今年は、忘年会の誘いが5件ありましたが、日付けが重なってしまい行けないのが2件。で、今年は3本立て。その最終ラウンドが、東京・練馬の某KSD関東スコアラー同盟ハイスコア掲載店Jogo江古田店の地元にある居酒屋にて行なわれた。スコアラーが集まるも総勢27名。その中には、仙台にいるはずのジャスティスメンこと松村兄貴に、高知の「えのき朝倉店」にいた京都Qいりびしさんも参加。当然、どんぞう兄貴にきらとま兄貴もスタメン参加であったが、きらとま兄貴が不審な薬物(抗うつ剤)を持ち込んでいて、これを4錠分、酒の中に放り込み、よりによって8号兄貴が一気に飲み干してしまいターボチャージャー全開。「熱いっ!熱くてたまらんっ!」と服を脱ぎ出し、気がつくと、参加したうちの半数以上が服を脱いでいるという事態になり、3部屋貸し切りのうち、服を着ている人が別室に拉致されて、パンツ一枚になっていたり、ところかまわず掘ったり掘られたり、シバいたりシバかれたり。部屋が貸し切りじゃなければ、間違いなく出入り禁止であろう、とてもなごやかな雰囲気の中、年の瀬の会合が行なわれました。余談ではありますが、この日はVIPゲストを約1名招待していたのだが、何故か直前になり逃亡。朝まで行なわれたこの忘年会の後、私はそのまま仕事に直行。なんちゅ〜か、つかれました。(笑)


・マシンガン  デューク高沢

1970年代後半のイギリス音楽界でパンクロックが台頭してきました。その時代を代表するバンドがセックスピストルズというもの。これはかなり有名です。なんか、とてもはずかしいバンド名ですが、これよりももっとすごい名前はないかなぁ?と考えたとき、ピストルよりもマシンガンが強いからというこけで、セックスマシンガンズという名前のつけられたロックバンドが、今、日本にはあります。なんちゅ〜か、ヘビメタです。ヘビメタの全盛期は1980年代前半、そして、そこから派生したスラッシュメタルの台頭してきた1980年代後期が、最も盛り上がっていたころでしよう。セックスマシンガンズは、その往年の激しさとパワーをそのまま体現しているバンドです。4年前は、まったく無名のバンドが、本日、日本武道館にてライブをやりました。で、それに行ってきました。音楽は実にやかましいのですが、歌っている内容は、じつにアホらしいものが多く、笑えます。その格差というものがこれまた面白いです。中には、愛媛県産のみかんを歌った「みかんの歌」というのもあります。それにしても、何故か女性のファンが多いです。ライブには、妙なコスプレをした人も出没します。とにかく騒いで跳ねるライブなので、内容はさておき、なかなかいいストレス解消になります。というわけで、バカさわぎしてきました。現在ヘビメタという音楽ジャンルはほとんど死んでいる状況ですが、10年出遅れている日本の音楽界が、思わぬ恩恵をもたらしいるのではと、私は思ってます。ちなみにセックスマシンガンズの公式ホームページはhttp://www.ff.iij4u.or.jp/~marsa/