〜デューク高沢 vol.15〜


・オービス  デューク高沢

 自動車専用道路、高速自動車国道、主要幹線道路などを走行していると、道路をまたいだ鉄格子とともに頭上に設置されている不審なカメラを見かけたりします。これが自動速度取締装置、俗にいう「オービス」であります。設置されている地点の定められた規定速度よりも一定以上の速度で通過すると、閃光とともに証拠がとられて、後日、管轄の警察署に出頭命令が郵便で送られてくるという仕組み。相当エロいです。たいてい、設置されている地点の手前には「自動速度取締装置設置路線」「スピード落とせ」などの看板があります。全国オービスマップなる本も出ていて、設置されている地点などの情報は、本屋さんで簡単に手に入ります。しかし、本として出版されるころには、別な地点に増設されたりするため、書籍による情報だけでは十分とは言えないようです。このオービスというもの、年々増加の傾向にあります。必ずしも、法定速度・規制速度をこえたら反応するというのではなく、だいたい20〜30km/hくらいの余裕はあるそうです。ここらへんの許容範囲も地点によって様々。これらを事前に回避するためのレーダー探知機なるものも自動車用品店にて販売されていますが、オービスの種類や条件によって検知できなかったり、反応したころには手遅れだったりという事例もあるようです。取締装置も一定の場所にあるのなら、そこだけ減速すれば済みますが、移動しながら取り締まっているいわゆる「移動オービス」というのもあります。要するにいたちごっこなわけですが、ひとこと言いたい。高い金をかけて取締装置を設置して、そんな必死に速度違反を取り締まるよりも、夜中に集団で二輪車に乗り回して騒音をまき散らす知恵遅れをとっとと逮捕してほしいところです。(笑)


・格差  デューク高沢

 大魔界村というアーケードゲームが、12年くらい前にゲームセンターにあったのは、自分らのゲームマニア世代にはよく知られたもの。それが、今時の中学生にとっては、まったくの未知なるニューゲームであります。先日、店内にて一生懸命2人同時で遊ぼうとして、どうしてもできないと申し出てきた中学生くらいの男子2名ほどいたので、ややまわりくどいながらも、昔のゲームは1人ずつ交代でゲームを遊ぶものだったと説明をして納得してもらいました。自分が高校時代に遊んでいたころですら、すでにゲームマニアの世代差というものがあったのだから、同じゲームマニアでも、今では2世代3世代くらい常識の格差があるのだろうと思う今日この頃です。(笑)


・数字  デューク高沢

 今から、ローマ数字を1から5まで順に書いてみます。氤。「」 さて、Windowsのパソコンでは、まったく奇怪な文字が表示されていることと思います。これが機種依存文字というものです。日本語の漢字・ひらがなはMacとWinで互換性があっても、ローマ数字、単位、ギリシア文字、数学記号、といった、特殊な文字・記号などは、それを扱うパソコンと同じ環境でなければ、ちゃんと文字は見られません。そうでないときに違う文字に化けで表示されるのです。ネット上では、これら文字化けする字はできるだけ避けるべきだとおもいます。掲示板での書き込みはもちろん、ホームページ上でのテキストにしろ、メールのやりとりでも同様の現象は起きます。書いてる内容がさっぱりわからないうえに、書いた本人は気がつかない。意図せずして、相手が理解できない書き込みをしていることになります。ネット上ではローマ数字を使用する人を見かけるたびに、呪文の解読作業が必要になります。Windowsで書き込みしたローマ数字はMacでは読めません。世界的規模でWindowsが広まっているので、気付かないほうが多いですが、Winの人もMacの人も、ローマ数字はアルファベットで代用表記してください。このことについてはhttp://apex.wind.co.jp/tetsuro/izonmoji/も参考までに御覧ください。


・算数  デューク高沢

 小学校すらロクに行かない人間がどうなるかは、シャルダン良教授も述べた通り、少年院を出たり入ったりしながら、いずれは逮捕となります。では、少年院に入らず、逮捕もされず、学校に行かない人間が成長して、社会に出るとどうなるか。そんな人間と私は過去に出会ったことがあります。今から6年前、当時、繁華街にある大型ゲームセンターでアルバイトしていた頃。ふたりのアルバイトが新規参入しました。店内で仕事をしはじめてから、衝撃の事実が発覚。ふたりのうちの一人が、なんと!算数ができません! かけ算割り算はもちろんのこと、足し算引き算すらできません。店内の人数を1時間ごとに男女別に数えて、合計人数を計算する仕事がありますが、これができません。大爆笑であります。ガッツ石松もこれには完敗です。高卒以上採用のハズが当時、審査がゆるかったのか。履歴書の内容に偽りがあった模様。わずか1週間としないうちに、仕事場から姿が見えなくなってしまいました。この算数のできない人が、当時18才の女の子。美人であればアイドルデビューでなんとか稼ぎ口が見つかったのでしょうが、残念ながら顔がやや被爆気味の外観仕様。アルバイトをやめた、その後の消息はまったくの不明。あれから6年、今生きているのかどうか。シャバの空気を吸っているのかどうか。ふとそんなことが頭をよぎった最近のデューク高沢であります。


・簡素化  デューク高沢

 小学校の教科書がずいぶんと簡素化されたという話題を耳にしました。たかだか12〜13年ちょっとで、学校の教育方針も使ってる教材も、教わる内容も、それはそれはだいぶ変わったようです。となれば、教育の質も、先生方も、そして教わる生徒自身の頭のデキも、自分が過ごしたかつての小学校の頃にくらべればかなり異なっている、という可能性もあります。実際、そうだと思います。変わったのは小学校だけでもなく、中学校・高校でも、教科・学科目が変わっているでしょう。さて、ゲームセンターで店員をしていると、やはりというか大学入試の追い込み真っ最中の現役高校生も、受験のさなか来店します。そんなひとりの常連と会話をしていたときのこと、理工系の大学を受験している彼は「勉強全然してないっすよ〜」と、ニヤニヤしながら、いつもどおり来店。理工系だから、代数幾何・確率統計・基礎解析・微積分などなど、頭の痛くなる呪文を学校で教わっているものと思い、話を切り出したら、なにやら聞き慣れない言葉を耳にした様子で、しばし顔が硬直しておりました。「いや〜、そういうの学校でやってないス」 ん?ということは、もしや「数学IIという科目では?」「そうです。数学IIIという科目とかいろいろと・・」 というわけで、今時の理系学生さんは、ずいぶん教わる内容が減っている模様です。小学校で教わる円周率は3.14という話も今は昔。さらに、簡素化されて円周率は「3」であります。今時の学生は学校を卒業し勉強というものをしなくなった自分らの世代よりも、頭が悪いかもしれません。と、同時に、自分達はかなり頭のいいこと学校で教わっていたんだな〜と感じます。いや〜、生きる希望が湧いてきました。(笑)


・人権  デューク高沢

 鉄道路線をまたぐ陸橋から、小学生の男の子が背後から突き落とされ死亡した事件が先日起きた。犯人は知的障害者で責任能力がないとみなされ、不起訴となった。ニュースでほんの数秒しか語られないが、物騒な事件である。そして、つい2日ほど前、大阪の小学校で起きた、子供を次々と刺して回った事件の犯人は、精神病のため病院の入退院を繰り返していた。知的障害者の人殺しをどう裁くか? 責任能力が無いからと保護者や親族に民事責任が問われるというのも、被害者側も被告側にとってもやりきれない。「人間の命は地球よりも重い」というが、今その言葉に大きな疑問符が付けられようとしている。21世紀は人権思想を疑う時代になるだろう。6年前に発生した地下鉄サリン事件も、いまだキッチリとしたおとしまえがつかずにいる。今の世の中、殺された人間の権利よりも、生き残った人殺しの人権なのである。義憤を覚えること山のごとし。この話、まだ続きます。


・事件  デューク高沢

 小学生を次々と刺して回った大阪で起きた事件。犯人は、やっぱり典型的な弱い者いじめである。逆恨みで、あかの他人に鉾先を向けるのもアホだが、その相手が小学生であるというのが、さらに環をかけてアホである。自暴自棄で人を殺すのであれば、学校にも働きにもいかないそこらのバカどもをシバいてくれればよいのだが、毒を以て毒を制するようには、世の中簡単にうまくいかないものであります。そのうち日本も刑務所が足りなくなったりするんじゃないすか。(笑) やっぱり世の中アホばかり。