栽培品種の紹介
さちのか
「さちのか」は、農水省野菜試験場久留米支場(現在の独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構九州沖縄農業研究センター久留米研究拠点)で育成されました。「とよのか」を育成した事でも知られる試験場で、私も2年間、研修課程として在籍していました。

 早生・大果で収量が高く、食味・香気に優れる「とよのか」を種子親とし、極大果で着色に優れる「アイベリー」を花粉親として交配し、昭和63年より促成栽培で選抜を続けた結果,平成3年にほぼ目標にかなう系統が得られたため,‘久留米52号'の系統名を付し,平成4〜7年に特性検定・系統適応性検定試験に供試した。その結果促成栽培用品種として有望と評価され,平成8年8月にイチゴ農林20号「さちのか」として命名登録されました。

 収穫期間を通じて、安定して高い糖度と果実硬度で極めて高食味のイチゴ品種です。登録され市場に出た頃は、非常に期待された品種でしたが、収穫開始が遅いことや、病気に弱い等の欠点があり、とよのかなどのように全国的に栽培面積は拡大しませんでした。




紅ほっぺ
静岡県農業試験場で香りと糖度にすぐれた「章姫」と食味に優れた「さちのか」を交配して育成、平成14年に農林登録された品種です。愛媛県内でも多く栽培されるようになってきました。
 特徴としては、果皮の色は鮮赤色で光沢は良く、果実が大粒で香りが高く、果汁も多い品種です。果形は長円錘形。食味は適度な酸味を有し、高糖度である。などです。“ほっぺが落ちるほど美味しい”として『紅ほっぺ』と命名されました。
我が家では、18年産から栽培を開始し、今年19年産は500坪ほど栽培しています。
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