1月11日 地鎮祭
農業の神様に今年一年の、作業安全と豊作を祈る地鎮祭です。日が昇る頃の早朝に自宅の庭で、黒豆・数の子・御神酒をお供えし、いつも使っている鍬に鋤、倒れない強い稲に育つ様にとの願いからススキなどを飾り付け、古からの作法に乗っ取り行います。
今年も豊作で美味しい農産物が収穫できますように! |
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冬
寒風吹く中、寒さを堪えて田起こし。収穫株をトラクターで鋤き込み、締まった土の中に空気をいれ、団魂化した稲に適した土作り。祖父の若い頃(昭和30年まで)は、牛や馬にスキを引っ張らせての作業で、その後に歩行型耕運機、そして現在では乗用型トラクター。我が家のトラクターは27馬力。馬27頭分? |
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5月 春
いよいよモミまきの準備。「苗半作」と云われるように豊作への手始めは、種籾から。保証書付きの種籾を購入。更に塩水選で比重の軽い種子を選別し、いい種だけを使用します。塩水の濃さは、昔ながらに卵をいれて、その卵の浮き具合で判断。品種によって塩分濃度が違います。 |
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5月15日頃
モミ蒔き。芽を出し始めた種籾を一定量づつ育苗箱に播種。
ビニルを被せて温度を上げると一斉に発芽。生命の息吹を感じますね。 |
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5月末。苗完成。
手前2列がコシヒカリ。
奥側4列がひのひかり。
品種によって、田植え適期が違います。十分な太陽に当たらせて、シッカリした根の苗を作ります。後は田植えを待つばかり。 |
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6月 田植え
いよいよ田植え。今では、乗用田植機で快適な作業が可能です。人員も運転手と助手の2名。稲作が農業で一番機械化しています。
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7月 夏
毎日、水管理や除草、病害虫の発生は無いかなど、きめ細かく見回ります。梅雨も明けると、夏の日差しを受けて、稲はグングン大きく太く生長します。
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7月末 開花
稲の穂が出て開花しました。稲穂から出ている白いのが花です。午前中に開花受粉が行われます。受粉した稲は、モミの中で米が作られていきます。始めは乳白の液体ですが、固形化してくるに従って、重みが増し、頭(こうべ)がさがってきます。スズメの食害を防ぐ為に「おどし」を設置。
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稲刈り
コシヒカリ9月10日頃
ひのひかり10月10日頃
いよいよ稲刈りです。田植から約100日。コシヒカリの収穫日がやってきました。コンバインで、刈取り・脱穀を行います。無事収穫出来たことを感謝しながらの作業。一番喜びを感じるとき。
脱穀したモミはトラックに積み込み、倉庫に搬入、乾燥を行います。 |
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乾燥・籾摺り・検量・袋詰
稲作りの1年も、いよいよ集大成。
乾燥機で一晩かけゆっくり乾燥させた後、籾摺機で籾殻を飛ばして玄米に。未熟な小米を除いた後、規定の重量に袋詰めを行います。今年の収量は?品質は?とドキドキしながらの作業です。
1.2t(42袋)の米を軽々持ち上げるフォークリフト。今や農家の必需品になってます。お届けするまで大切に冷蔵庫で保管。精米したてをお送り致しますね。 |
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お米作りは、機械化や技術が進み、一昔のような大変な作業ではなくなってきました。しかし、米価格低迷などによって、日本の稲作は大変厳しいのが現状。主食であるはずの米の消費が増えず、肉や野菜・加工食品と海外に依存している日本。その日本で唯一自給率100%なのがお米。
そのお米の美味しさ・栄養、そして農耕民族である日本人のルーツを考えながら、まず朝食を「お米」に替えてみませんか。
愛情いっぱい詰まった、我が家のお米をお届けします。 |
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