さちのか 品種紹介
近年、イチゴの品種は多種多様。
かなりの品種が市場に出ています。
我が家で栽培している品種を紹介しまーす。


農水省野菜試験場久留米支場(旧称)で、「とよのか」を種子親、「アイベリー」を花粉親として交雑・選抜されました。その結果、有望と評価され、平成8年に登録。私もこの試験場に2年間研修生として在籍しており、その研修中に品種登録された思い入れのある品種です。久留米支場は「とよのか」を育成したことでも、広く知られています。
写真のように大きいイチゴは、中が空洞になっている場合があります。品種の特性でもあります。比較的果肉は硬く、繊維は緻密で食べ応え抜群!噛むと溢れる果汁。
さちのかにも欠点が・・・。

非常に注目されて市場に出た品種ですが、「とよのか」など普及していた品種に比べ、花芽分化・収穫開始が数日遅かった為や、小粒果が発生し易い等の欠点があり、美味しいイチゴにも関わらず、余り面積拡大には至っていません。、生産者の立場からは、作りにくい品種になるのかな。
「さちのか」の株は、「紅ほっぺ」や「とよのか」に比べるとコンパクトですが、草勢はかなり強いです。葉が立っているので、イチゴが葉の影で色付き難くなり事もなく、また葉の展開も遅いので省力できる品種です。イチゴの葉は、小さい葉3枚(小葉)がセットで展開してきます。葉は株の中心から出てきて、外になるほど古い葉です。冬は、気温が低く、葉の展開が遅くなりますが、順調に葉を出させることで花芽分化し、連続して収穫を行うことが出来ます。同じ株で6ヶ月間収穫を続けるんです。
こんな小さな株の何処にそんな力があるのでしょうか?



TOP プロフィール お米の話 イチゴの話 お米産直 イチゴ産直 SWEETS カボチャ ブログ リンク集
Copyright(c)2008     Takekata Farm   All rights reserved.