鍋テーブル(和座卓のリフォーム

2000.11〜12 


 寒い季節がやってきました。寒い時は鍋に限りますね。熱燗で「おっとっと」、「ぷふぁー」なんてね。
 さて今回は居酒屋などでよく見かける鍋用のコンロが納められる和座卓の製作です。家にある和座卓を改造しました。リフォームってやつです。


W1350×D850×H325(重さ 約29Kg)


<製作の動機>
 鍋料理を食べる時に、台の上にコンロを置きその上に鍋を置くので、結構高くて取り難いと感じていました。鍋の中を覗き込まないといけない状態です。コンロが収納出来るテーブルに改造出来ないかなと考えていました。
 しかし倉庫の棚などを作るのに比べ、家具ですから仕上げはある程度綺麗な仕上がりにしないといけません。難しそうだなと思い躊躇していました。
 家具屋で探すと20万以上もするので買うには高いし…。思い切って創ってみようと、長い構想の末遂に製作に取り掛かりました。


<リフォーム前>
 元の和座卓は山田家に亡くなった祖父の代から伝わるもので、これを居間で使っています。”代々伝わる〜”とちょっと大袈裟ですが、昔々、祖父が大工さんに創ってもらったそうで、真ん中の部分が一枚板だから珍しい(価値がある)と祖父が自慢していたそうです。確かに一枚板には違いないのですが、今は割れて2枚板になっています。(笑)
 紫檀や黒檀などの高級素材ではないので、そう高いものではないはずです。それでも当時はなかなかのものだったそうです。創りはしっかりしています。こぼれた汁のシミが染み付いていて汚いので、普段はテーブルクロスを敷いて使っているのです。



<製作>

中板の取り外し、臍穴の加工

中板の加工、中板の接合

コンロの収納箱作成

仕上げ

完成


<感想・反省点など>

 反省点としては、ニス仕上げは熱に弱いのでもっと別の方法を考えるべきであったと思います。他にも雑になったところなど反省点をあげればキリがありません。もう一回作れば綺麗に出来るのにと思いましたが、まぁそんなもんでしょう。それでもなんとか完成したので満足です。ひょいと一箸で取れるので、鍋料理も楽しめる様になりました。家族や親戚の人からはよく作ったと誉めてもらえました。



材料・工具リスト