弾頭・ワッヅ・雷管・火薬・薬莢がそろえば、実包を作成することができます。実際には専用のリローダーと呼ばれるプレス器具を用いて、空薬莢内に部材を詰めていきます。 |
サボットの断面モデル 雷管を差込み、火薬を入れた後にワッヅと弾頭を挿入し口を閉めます。 赤いワッヅがライフリングと接触し弾頭が回転しながら飛んでいきます |
散弾実包の口絞めには、クレー射撃等の実包で見られるスタークリンプと呼ばれる方法と、市販スラッグ弾で見られるロールクリンプと呼ばれる方法があります。 スタークリンプは手軽で簡単なのですが、筆者は弾圧を一定にするためにロールクリンプを使用しています。 |
左から ロールクリンプ スタークリンプ(6枚) スタークリンプ(8枚) 空薬莢 |
2.リロード器具
リロードに必要な器具・材料を紹介します。 |
◎ | WADS(ワッヅ) 一袋に250ケ、又は500ケ入っており現地価格で$6前後で販売されています。 |
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左から WIN WAA12SL WIN WAA12 WIN WT12 WIN WAA12F114 WIN WAA12R(Sabot専用) FED 2Piece Wads FED 1Piece Wads Sabotで主に使用するのはWAA12R通称赤ワッヅです |
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キャストで作成した弾頭は赤ワッズにぴったりと納まります。 | |
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クッションWADS 一袋に100ケ入っており現地価格で$2前後です。 ライフルドスラグに使用するワッズです。 (サボットスラグでは使用しません) |
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このクッションワッヅの優れている点は積層構造になっているので、自由に厚みを変えれることです。 | |
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クッションWADS 一袋に100ケ入っており現地価格で$2前後です。 (サボットスラグでは使用しません) |
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クッションWADS 昔国内で発売されていたmade in JapanのクッションWadsです (サボットスラグでは使用しません) |
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薬量に応じて弾頭の位置を変える必要があるので、色々な厚みのワッヅが必要になります。 (サボットスラグでは使用しません) |
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口直し器(勝手に命名) 拾ってきた空薬莢は口にクリンプの型が残っているので、それを広げるものです。 ホームセンター等で木の棒を買ってきて作りました(自家製) |
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リローダ LEE LOAD-ALLU 現地価格で$40前後 リローダの中で最も安いものです。 リローダはMECおよびLEEから発売されており$40〜$300以上まで色々なタイプの物があります ロールクリンプしか使用しないので、雷管の取り外しと差込み、空薬莢のリサイジングさえ、できればいいのでこれを使っています。 |
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左:火薬 IMR4756 右:雷管 FEDERAL 209A 散弾用の火薬としてはこれ以外にIMR7625、Winchester540が日本で入手可能です。 雷管はWinchester209も使用可能です。 |
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パウダーメジャー RCBS Powder PRO DIGITAL SCALE 現地価格で$150前後で販売されています。 散弾のリロードだけをするならこんな高価な物は入りません。一般的に天秤式のメジャーであれば$30前後から有ります。 ライフル所持時のことを考えこれを使用しています。 |
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ボール盤&ロールクリンパ 真中:ロールクリンパ 右側:雷管保護器 ロールクリンプは最終工程ですので、雷管&火薬が装着された状態で行います、弾を上から押し付けるようになるので、下部の雷管を叩かないように、雷管部に穴を空けた保護木を下に敷いて使ってます。 |
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薬莢加工機 薬莢の高さをそろえる冶具です。 使い方はこちら |
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(参考) 雷管抜き&雷管差込み器 昔使用していた物です。 |
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(参考) ハンドロールクリンプ器 机に固定し手でロールクリンプを行うものです。 |
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左の取っ手でテンションを加えながら右の回転部をぐるぐる回してロールクリンプを行います。 昔使用していた物ですが、今はボール盤があるので使用していません。 射場等での携帯性は抜群です。 |
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(参考) 携帯型ロールクリンプ器 携帯型のロールクリンプ器です |
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さらにハンディタイプとしたもので。右の頭の部分を回しこむことでロールクリンプができます。 昔使用していた物ですが、今はボール盤があるので使用していません。 |
リロードは火薬を使うため扱いを誤ると非常に危険です。 特に薬量を間違えると、銃の暴発につながります。銃が破損するだけで済めば良いですが、もしものときは生命の危険さえも伴います、ハンドリロードはPL法は利きません。リロードを行った場合実施した本人の責任になることを忘れないでください。 |
リロードは自己責任で行ってください。 |