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更新記録

200
2.5.6.
今日のつぶやき」、更新
だんだんと更新が空くように
なってきちゃった!
2002.5.6. のつぶやき

ゴールデンウィークもいよいよ終わり。楽しく過ごされたでしょうか?
雑用をしたり、飲みに行ったり、ビデオを観たりで、けっこうバタバタと過ごしてあっという間に終わってしまいました、私のGW。

いつもそうですが、休みの前まではなすべきコトがたくさんあって、普段できないことを、休みが終わる頃には片づけてしまっていることになっているんですが、終わってみるとたいして用事が済んでいない。いつも「おかし〜な〜」と思ってしまいます。
映画館にいったり読みたい本をゆっくり読んでいるハズなんですけどね〜。

までも、更新がだいぶ遅れた分、その間に観た映画やビデオだけでも最後にまとめて載せてみました。
ホントは映画のコーナーにまとめて整理をしたいところなのですが、なんせなかなか...。まあそのうちにね。

以前、松山を離れる友達からもらった自転車を、ずっと使わずに放ったらかしにしていました。
時期的に寒かったので、1回乗ったか乗らなかったかで、ずっと忘れていたのですが、ここ最近の暖かさに誘われて(それと、ダイエットのために!)乗っています。

初日は近所のパン屋さんまで往復しただけだったのですが、もう「ゼーゼー」言っちゃって改めて体力のなさを思い知らされました。

しかしこないだの日曜日はとても暖かくて、風も気持ちよかったので、つい街まで往復、それも昼と夕方の2往復!してしまいました。
さすがに疲れましたが、その夜のビールの旨かったこと!!

見た目はだいぶくたびれているようだったのですが、いざ乗ってみるとまったくそんなことは感じさせない軽快さでした。
ちなみに...と思って、日曜大工の大型店で、いま自転車が新車でどのくらいするのか見てきたのですが、だいたい1万5千円から、といったのが多かったようです。最新式の、チタンフレームであるとかゴムチェーンなんかがついているのだと4万2千円!なかなかのものです。
ボクのガキの頃は、○段式なんて、ギアの段階が多いのが流行っていましたが、いまはだいたい3段式に落ち着いているようです。

風を体いっぱいに感じての運転は、かなりの快適さ。忘れていた感じですね。なにしろ考えたら10年近く自転車なんて乗っていないのですから。
まあ、それでも良くしたもので、乗り始めると体がちゃんと乗り方を覚えているものです。こけたりしなかったし。

しかし自転車ってのはこんなにお尻の痛いシロモノでしたかね〜。がたがた道なんてほとんど拷問。それでも体いっぱいに風を感じながら、自分の足でこいでいると、な〜んにも考えなくて、無条件で気持ちがイイ。

車に乗りだして、だいぶ遠のいていた自転車ですが、再び乗りだすと、忘れていた「自転車乗りの気持ち」というのを思い出します。
車に乗っていると、突然飛び出してきたりフラフラ走っていたり、なにかとじゃまになるのですが、そうそう。自転車に乗っていると、「何があっても自分だけは轢かれない」っていう、なんだか訳の分からない自信がつきます。まったく根拠のないものなのですが、なぜか自分だけは大丈夫、って思っちゃうんですよね。
でも、自転車の方も、車の方も、それぞれが事故には十分に気を付けましょう。


それでは、最近観た映画をまとめて〜!!どうぞ。

WXIII PATLABOR THE MOVIE 3
 人型作業ロボット“レイバー”が普及した近未来の東京を舞台とする人気アニメシリーズの劇場版第3作「WXIII機動警察パトレイバー」
東京湾内の各地で、水中作業中のレイバーが次々破壊されるという事件が起きる。城南署の秦刑事と相棒の久住刑事は、聞き込みを中心に捜査を始めるが、手がかりになりそうなものは何ひとつとして見つからない。そんな中、捜査中に知り合った女性大学講師と急速に親しくなっていく秦刑事。やがて捜査線上に、東京湾に墜落した貨物機の積荷が異様な壊れかたをしていた事件や、墜落事故直後から釣れ始めたオバケハゼなどが浮かび上がってくる。だが事件との直接の因果関係はわからない。そんな時、事件はついに水中から陸地に上がった。湾岸沿いのディスコの駐車場で、停車中の車にいたカップルが襲われたのだ。その直後、秦と久住は驚くべき光景を目にする……。

面白かった!
東京湾に怪物が登場して、ヒト型ロボットが対決する。文章で書くと子供だましの荒唐無稽話ですが、それをストーリーに破綻をきたすことなく、あくまで押さえた演出で話は進みます。じつはその対決自体はほんのラストのところだけで、そこにいくまでの人間たちのドラマが今回のメインストーリーになっています。

第1作・第2作もけっこうそうだったのですが、パトレイバー・シリーズというのは、実はロボットが活躍する作品ではありません。あくまで人間が主役。
今回はとくにその路線が濃く、いつものレギュラー人さえも活躍しません。あくまで主役は事件を捜査する刑事二人。後半になってやっと少し出てくるかな、レギュラー人。

なので、期待するものを間違うとすごくつまらない映画だと思いますが、このトーンに入り込めると、かえってこのくらいの温度で進む物語が、かえって心地よいとすら思えます。なんか落ち着いてみられる、ってかんじ。このくらいのテンションがよろしいな。
「地味で暗めで、レイバーもあまり活躍しない映画」と聞いていたので、そのつもりで見たのですが、ま、思ったよりそんなに地味でもなかったな。もうちょっとミステリ的な要素が、個人的には欲しかったですが、全体の流れからはどちらかというとメロドラマに近いものを感じました。

後半ややストーリーを急いだような印象を受けましたし、妙な善人すぎる悪人や、できすぎの偶然が少々鼻につく感はありましたが、やはりアニメーション映画ではこの辺が限度なのかな。人物を渋く生かそうとしても、どうしても「生きてない」感じに映ってしまいます。

でも怪物が登場して、最初に全貌を現すシーンなどは、けっこうドキドキしましたし、久住刑事の声を担当した綿引勝彦がなかなかいい味だしていました。

『トゥームレイダー』
ご存じアンジェリーナ・ジョリー主演、大ヒットゲームの映画化作品ですな。
いや〜、後半しょーもなかった〜!噂どおり「なんだかなぁ...」っていう展開でした。
でも、最初っからちっとも期待せずに見たので、実は前半はそこそこ楽しく見れたんですよ。それがだんだん、襲ってくるテロリスト軍団がミョーに間抜けだったり、見せ場になると思ったロボットがちっとも活躍しなかったり、苦労して手に入れたお宝が「何だったの!?」ってカンジで終わるし、で、最後はけっきょく格闘戦かよっ!!おまえは「MI:2」かっ!
ということで、これは酷評されるでしょうな〜。映画館で高い金払って見たら、絶対イヤだね。





『太陽がいっぱい』
こちらは、ご存じアラン・ドロン主演のサスペンス映画。調べたら1960年の映画でした。ってことはつまり、ボクが産まれる10年以上前の作品ってことか...。
なんかで面白くてよくできた映画だというのを聞いて、さっそく観てみました。
これがまた面白かった!やはり歴史に残る映画というのは、いま観ても見劣りしません。『トゥームレイダー』観たあとだったから、よけいにそう思ったかな?

完全犯罪か破滅か
ニーノ・ロータの甘美なメロディが胸をうつサスペンスの名作
不遇な生い立ちの青年トム・リプレーはアメリカ人の大富豪に雇われ豪遊生活を送る御曹子フィリップを連れ戻しにやって来たが言うことを聞かずトムを馬鹿にする
フィリップは婚約者のマルジュとトムを連れてヨットで出かけるがマルジュはフィリップと喧嘩をし途中で船を降りてしまう
トムは船上でフィリップをナイフで殺害、海へと放り込む
そして彼の筆跡を真似、富と同時に恋人のマルジュも自分のものにするとみえたが
幸運の女神は最後の最後に・・・

昨年ぐらいに『リプリー』というタイトルでリメークされたばかりですね。でもハリウッド映画ですから、たぶんタッチがだいぶ違うんだろうなぁ。あまり観る気はしないかも。

ストーリーはだいたい知っていたので、映画の最初の方、人物の関係がつかみにくかったのはなんとかなりましたが、知らなかったら困ったかもしれません。
映画としてはサスペンスなので、けっこうハラハラするシーンもあり、殺人を隠すためにまた人を殺める。すべてを手に入れるかに見えながらも、実はどんどんどつぼにはまっていく主人公を、イタリアならでわの明るい画面、印象的なテーマ曲によって、けっして暗くベタベタものにしないで物語は進みます。そして幕切れもあっけなく...。なんか雰囲気がよかったな〜。ホント、映画を観たっ!って感じでした。

作品を観ながら何度も思ったのが、タイトル「太陽がいっぱい」という邦題がすごく良く付けられたタイトルだということ。ものすごく太陽を感じさせる映像は、舞台がイタリアだったからか、それとも太陽に向かって必死に上り詰めようとする男の象徴なのか...。

この主人公である青年トム・リプレーをアラン・ドロンが演じているところが、やっぱりこの映画の成功の鍵じゃないかと思います。イメージにピッタリ。ラスト近くでマルジュを口説くときの表情は、なんか鬼気迫るものがありました。悪魔的な魅力というのはこういうのを言うのかなぁ。恋人役のマリー・ラフォレもかわいかった!

アラン・ドロンって、実は僕らの年代ではあまりなじみのない存在で、よく考えたら、名前は知っていても詳しいことはまったく知らない存在でした。ネットで調べると、もちろんたくさんの作品にも出ているのですが、その私生活の方がよっぽどエキサイティング!
マフィアのドンという裏の顔があったり、昔の奥さんの愛人であるボディーガードが変死に関与した疑いをかけられたりと、なんだかすごいヒトであります。

それでも、ウチの母親なんかの年代には絶大の人気で、当時の人気は大変なものがあったようですね。なんせ二枚目の代名詞ですから。




『冒険者たち』監督 ロベール・アンリコ 1967年公開

レース用のエンジンの開発に精を出すロラン(リノ・バンチェラ)と小型飛行機のパイロットのマニュ(アラン・ドロン)は、自分達の腕でなんとか大成功しようとするがなかなかうまくいかない。そこへ、レティシア(ジョアンナ・シムカス)という美しい女がふらりとロランのところに訪れる。山のようにたまっているくず鉄を、自分の彫刻製作の材料に売ってもらいに来たのだった。
しかし、彼女の作品も、人にはなかなか認めてもらえなかった。
失意のレティシアを連れて、マニュとロランはアフリカの海の底に眠るという莫大な大金を探す旅に出る。いったい大金はどこに沈んでいるのか・・。
航海中、3人の船に男がいきなり乗り込んできた。大金のありかを知っているというのだ。そこにはその男が乗っていて墜落したという、大金を積んだ飛行機が確かに沈んでいた。

『太陽がいっぱい』にあてられて、似た雰囲気のものをと思い、アラン・ドロンの出演作で比較的評判のいいものを選んでみました。
フランス映画の王道を行く物語で、最初はちょっと雰囲気の違いに馴染めなかったのですが、最後まで観てみて、なかなかヨイ映画だったので満足です。

「太陽がいっぱい」はサスペンス映画であったのに比べて、こちらは典型的な「青春もの」。友情・夢・冒険・恋などがちりばめられた、ある意味ファンタジーなのかも。映像が、むかし日本のテレビドラマで観たようなかんじで、よく似ていたのは、やはりそれだけ影響があった映画だったからなのでしょう。
映画としてはたぶんもっと短縮することもできたであろうシーンもたくさんあったと思うのですが、夢に生きる人間と、そのあとにむかえる悲しい結末を考えたら、わざと前半にのんびりとした雰囲気をだしていたように思います。

ストーリーを読んだだけだと宝探しの映画のようにも思えるし、ボクも「宝を見つけてハッピー・エンド」という単純なお話かと思っていたのですが、それは前半まで。後半では胸を打たれるいいシーンもあります。あんまり書きたくないな。
ラストシーンに使われた要塞、「ボワイヤー要塞」というのだそうですが、これは知らなかったなー。いつかぜひ行ってみたいと思いました。ちなみにラスト・クレジットで流れる下手くそな唄は、アラン・ドロンが唄っていたそうです...。

もうちょっと「恋」とか「三角関係」がまえに出てくると、ベタベタして最悪な映画になるところだったのですが(でもレティシアはめちゃカワイかった!)、どちらかというと「夢を追い求める人間たち」をテーマにした映画だったと思うので、さわやかです。そしてその夢の行き着く先は...。