since 2001.9.25.
2002.4.14. のつぶやき

またまた
だいぶ更新が空いてしまいました。
なにかとバタバタしていると、ついついナマケモノの虫がでてしまっていけません。

先日の土・日では、勉強会のため福岡へ。
久々の博多でしたが、やはり松山に慣れていると博多はやっぱり大都会を感じさせました。建物の一つ一つがけっこう大きいのは、博多の特長だと思うな〜。ビルの空間の使い方が、大阪・東京に比べて贅沢です。九州人の性格も表しているのかもしれません。

しかし、今回は時間の関係で飛行機を利用せず、JRで瀬戸大橋を渡り岡山から大回りをしたので、えらく時間がかかりました。片道5時間、土曜の午後出発で、日曜の夜帰ってとなると、単純に時間を足しただけでも、ほとんど電車に乗っている時間だというのが分かります。いやキツかった〜。
まだ友人と一緒だったのでよかったですが、一人だったらかなりしんどかったのではないかと思います。久しぶりですわ、乗り物酔いなんて...。


京極夏彦の「姑獲鳥の夏」を、やっと読み終わりました。
やっと、と言いながらけっこう最後は楽しんで読み終わり、最高作と評判の高い続編「魍魎の匣」(講談社文庫)をさっそく読んでおります。なるほど、確かにこちらの方が読みやすくて面白い(今のところ)。
しかしまあ、このシリーズどれもこれもですが、よくもここまで分厚い文庫本を作ったな、といったカンジで、片手で持つのに一苦労。まあ面白いから許すけどね。

更新をサボっている間に、映画では「メメント」と「ソードフィッシュ」を見ました。

『メメント』

 保険会社の調査員だったレナードは、家に押し入った強盗に殴られたことと目の前で妻がレイプされ殺されたという精神的なショックが重なって、重度の前向健忘になってしまう。彼の最後の記憶は、目の前で倒れている妻がゆっくりと死んでいく姿。それ以降の新しい記憶は彼に存在しない。現在の彼を生かし続けているのは、妻を殺した犯人を見つけて復讐したいという明確な目的があるからだ。もっともこの目的も彼は忘れてしまうので、身体のあちこちに自分の目的や調査結果をびっしりと刺青してある。ポラロイドカメラとメモ用紙を常に手元に常備し、自分の見たこと、やったこと、調査結果などを常に詳細なメモとして残してある。他人が「あのときお前はこう言った」「あのときお前はこうした」という台詞はまったく当てにならない。彼の頼りは自分の書いたメモだけ。ある朝目覚めた彼は、自分の作ったメモに従って、犯人とおぼしきひとりの男を殺す。はたして彼は本当に犯人だったのか? 物語は結末から過去に向かって、ゆっくりと逆戻りしていく。

とにかく記憶力を試される映画、なにしろ少しずつ少しずつ時間をさかのぼる上に、合間に挿入されるまた別の時間の流れと、見ている観客が挑戦するように作られている。そんな感じがしました。結局どういう話だったのか、理解するのに少々時間がかかります。2回3回見るともっとよく分かるんだろうな。
でも、すごく新しい作りで面白かった。この時間を逆戻りするというのも、ちゃんと理由があり、見ている人を主人公と同じ条件に持っていくのにきちんと成功しています。まだ単館など小さな映画館で公開中なので、DVDも出ていませんが、出たらもう一度見てみたいな。



『ソードフィッシュ』
かつて世界一のハッカーと恐れられたスタンリー(ヒュー・ジャックマン)。今は隠遁生活を送っている彼のもとに、謎の美女ジンジャー(ハル・ベリー)が訪れる。彼女に連れられて、元エリート・スパイのガブリエル(ジョン・トラボルタ)に会ったスタンリーは、政府の闇資金95億ドルをコンピュータ回線を使って奪うという大胆な計画を明かされる。気乗りしないスタンリーだったが否応なくその計画に巻き込まれ、その先には驚くべき結末が…。

とかくこの映画、『マトリックス』で一躍脚光を浴びたマシンガン撮影をさらに進化させた!ってところばかり強調されていますが、そのシーンはなんだかボクには「宣伝効果のためにわざわざそうしたケド、べつにそういう表現をする必要性はあまりない」かな、って思いました。だからそのシーンを普通の爆破シーンで処理しても、ちゃんと映画として成り立っちゃう。いちおうこの映画は『アクション映画(最後にどんでん返しもあり)』っていうくくりがいちばん正しいと思うんだけど。

ストーリーのネックに、ハッキングが大きな役割を果たしているのですが、詳しくないボクが見てもあんまり現実味のあるハッキングに見えなかったし、だいいちヒュー・ジャックマン(『X-メン』)が「天才的なハッカー」に見えない!全然そんなのが得意そうなオタクっぽくないじゃん。
かえって最後の見せ場、ヘリコプターによるバス宙吊りの方が、見てて面白かったな。あと、トラボルタの悪役ぶりもハマってました。

見ているときは楽しく見れたし、最後の、いろいろな謎が解けるところも「へぇ〜」って見入っちゃったのですが、後から考えると「なぜ???」ってところもあり、必要のないところも目についてきます。ハル・ベリーのヌードも、意味があるのか〜?ってかんじ。


最近入手したCDでは、RICKY ROSS と ENRIQUE IGLESIAS。これはどちらもアタリでした。

ENRIQUE IGLESIASは、ご存じ(って、若い人はたぶん知らない)フリオ・イグレシアスの息子ですな。これはもう完全にリッキー・マーティンの流れを汲んだラテン・ポップ。こゆい顔でバラードを歌う。こういうベタなのもときどき聞きたくなります。世界中で大ヒットしただけあって、すごく聞きやすい。安心して聴けますね。



RICKY ROSS は、最近ハマっているイギリスのバンドDEACON BLUEのボーカル。ソロアルバム『THIS IS THE LIFE』をAmazonイギリスで購入しました。

ジャケットになんか落書き見たいのが書いてあるよ、と思ったら、どうやら本人直筆のサインだったらしく、さっきAmazonで確認したら、Amazon.co.uk で購入のお客様にはサイン入りでお届け、って書いてあった。

透かしてみても確かにボールペンでじかに書いてあって、印刷ではなさそうでした。[Limited Edition]ってこの意味だったのかぁ。なんか得した気分よ。




ラッキーといえば、以前みなさまにもご紹介したことのある「ほぼ日刊イトイ新聞」(http://www.1101.com/home.html)。時々チェックされてる方いらっしゃるでしょうか?

そこで「ほぼ日公式ラーメン」というオリジナルラーメンを作って販売していたのですが、冗談半分で応募したら当選してしまいました。
で、当選者としてネットに名前が載っちゃった。

http://www.1101.com/ramen/index.html

まあ、250人の中の一人なので、探すのがちょっと大変な感じですがね。

最初の販売のときは買う気がなかったので申し込まなかったんですが、えらい人気だったようです。売り出しのその日に無くなっちゃってたもんな。

で、そのときのキャンセル分が再販になって、抽選ってんで、まさか当たらないだろうと思っていたのですが...。
12個入りだそうなので、希望の方あればお裾分けしますよ。


そういえば、これもマスコミ関係というのでしょうか、仕事柄、しょっちゅうあるのが、「○○新聞ですが、広告を出してくれないでしょうか」というような電話。
けっこうたちの悪いのが多いです。実は辟易してます。報道関係者ってみんなこんなカンジなのかなぁ...。

とにかくしつこくて強引。おまけに断ると、電話の切り方がまた失礼。もう二度とだしてやるかいってなカンジですわ。とにかく今はものっすごイメージ悪いです。もう、新聞広告なんかは出さないようにしよう。



2002.3.27. のつぶやき


観てきました!「ロード・オブ・ザ・リング」。

いや〜、ホントに面白かった。これぞ映画。凄く楽しめましたよー。
とりあえず次はいつ!?って、もう続編が気になってしようがありません。

なにしろそれぞれのキャラクターがきちんと魅力的に描かれているし、隅々までこだわったと思われる映像のオンパレードで、絶対一度観ただけでは足りないね、コリャあ。
映画を見て久々に思った「もう一度観たい!!」

俳優人も魅力的な人ぞろいです。なんか何人か、「もう出てこないの?ホントに?」って人もいましたが、これはあとの2作のお楽しみなのかな?
原作は大変な長作ですが、映画は3部作で、1年に一度ずつ公開されるそうです。もうすでに3作すべて撮り終えているって言うんだから、ケチケチせずに早く次を見せてくれってカンジ。原作は読んでないので、待ったく先の展開を知りません。その方が映画を堪能できるし、イイかもね。
しかし長かった!
3時間ですよ。最近は長い映画がホント増えましたね。たぶん「タイタニック」あたりからだと思うんだけど、やっぱ3時間観ようと思ったらけっこう体力がいります。今日も、途中どーしてもトイレに行きたくて、中盤で一度トイレに立ちました。なんか映画を見てるとトイレに行きたくなっているような気がしますわ。

この辺は原作を損なわないように映画にするためには仕方のないことなんでしょう。「ハリーポッター」も(観てないけど)確か3時間ぐらいあるはずです。でも原作をそのまま映画にすると8時間ぐらいになってしまうようですから、よく3時間におさえたってところなんでしょう。

今回の「ロード・オブ・ザ・リング」も3時間とはいえ、これでもかってなくらい冒険と危機の連続で全く飽きさせません。おかげで見終わったあとはヘトヘト。あー疲れた。

平日見に行くのはタイヘンだし、かといって人の多い時はイヤだしってんで、人の少ない休日の午前中を狙ったのですが、それでもなかなかの混雑ぶり。DVDもきっと欲しいと思うけど、出たらすぐに買うか、3部作出そろってから買うか、なかなか悩みどころでありますな。

なんでも聞いたところによると、1作目のDVDは、2作目の公開前に発売されて、20分ほどの未公開映像が追加されるとのこと。メイキングも見てみたいし、どうかな〜。



しかしそれに引き替え、ここんところCDの「ハズレ」がなんか多いようです。

期待して買ったのにイマイチ。いちばんは、前回のつぶやきにあった「R.KELLY」というヒト。
映画用に書き下ろした曲はいい曲が多いのですが、アルバムはやはりいま流行の、いわゆる「クラブ系」ってやつ。ボクには馴染めませんでした。これと同じくクリスタル・ケイもいっしょ。わたしゃあ頭が古いもんでねぇ。

久々にと思って中古で買った「ウィリー・コローン」もあんましでしたなぁ。そういえばこのヒトぁ、サルサの名手でしたな。あんま興味なかったわ...。

最近復活した「橘いずみ」の『Super Sunny Day』も、あまりパッとしなかったです。勢いのあった頃は、けっこうヘビィなロックで売っていたのですが、このアルバムも含めて休息に入る頃も、かなり女性っぽいカラーが前面に出てくるようになりましたよね。元々はこういうのが歌いたかったんだろうなぁ、このヒト。

あと最近ハマっている「KOOL & THE GANG」ですが、最後に出た「KOOL & THE GANG PRESENTS GANGLAND」はぜんぜんでした。これもクラブ系ってやつで、すっかり毒されちゃったカンジ。評判もあまりよくないみたい。
この辺はもうお蔵入りですね。

そんな中でも、あまりハズレが少ないのがクリス・レア。
少しずつ聴いていますが、昨日聴いたアルバム「SHAMROCK DIARIES」もかなりの秀作。「JOSEPHINE」のオリジナルが聴けたのも得して嬉しかったし。この曲は自分の娘のために書いた曲らしいですが、オリジナルもニューバージョンも、どちらもいいですわ。

でも、こうしていいもの面白いものハズレのもの、などなど探して、たまにチョー当たりのものを見つけたときのヨロコビはホントにはかりしれません。こうしてまた次の面白そうなものを探して求めてしまうんだろうなぁ。

そう、面白いもの。

実は発売されて以来、メチャ愛用しているiPodですが、先日、今までの倍の容量に当たる10Gのタイプが発売されました。
買っちゃったんだなぁ...これが。

ま、今まで使っていたのを下取りに出して、差額を払って新しい10G iPodを購入したので、それなりの出費だったのですが、それでもけっこうしました...。

でも、今となってはどこに行くにも携帯して、完全に生活必需品の一部になっているので仕方がありません(と、自分を言い聞かせている)。いわば日用雑貨ですな。

以前の5Gで約1000曲(ま、実際はそれよりやや少ない曲数にはなるのですが)保存できました。でも、MP3ファイルを取り込んでいるウチにどんどん足りなくなってしまって、途中から泣く泣く、聴く頻度の少ないものを消しつつ、新しいアルバムを入れているという状態でした。

それが今度は約2000曲!これは心強い!!!

と思いつつ、さっそく購入した日に、とりあえずパソコンに取り込んであるMP3ファイルを転送したら、その日にいっぱいになってしまいました。
現在1767曲で、残りがすでに500Mぐらい。これでもいらなさそうなのを少し出したくらいです。この残りは、これから出会うであろう名曲たちのために残しておくとしましょう...。

今では、このiPodにアドレスデータを転送して、iPodをアドレス帳としても使えるような機能が追加されました。これには別のソフトが必要になるのですが、さっそくフリーのソフトを利用して転送。
ホー、こんなコトができるのか、と思いつつも、「たぶん、iPodで誰かの連絡先を調べたりすることは、ナイ」と思っている自分がいたりして...。

見た目もサイズも、以前のものとまったく変わりがないので、いぜん入手していた皮のiPodケースも健在です。これは背部にベルト装着用のクリップがついているので、こないだの旅行の時も重さやポケットを気にすることなく便利でした。
日本国内でもいろいろな収納ケースが出ているようですが、まだこれに勝るものは出てないと思います。これはメッけモンでした。

でも、当分は出費を控えよ...。




2002.3.17. のつぶやき

まったく昨日今日のテレビは、もーほんとムネオばっかり出倒していますね。テレビタックルとかニュースばかり見ているせいなんでしょうが、あれだけムネオのアップばかりだと、ムネが悪ぅなりますわ。(ウマいっ! 自画自賛)

それとともに、ちょうど同じ頃からニュースを騒がしている事件で、北九州で子供の虐待・監禁で捕まった男女がいるでしょ?

最近になってやっと名前が判明して、職業は「夜逃げ屋」という2人です。
家に身元を証明するものがいっさい置いていないという、謎だらけの事件で、4人もの子供の身元も未だにハッキリしていません。

もしホントの「夜逃げ屋」であれば、カードやローンの多重債務者を世間から消すという、なんだか先日読んだばかりの「火車」(宮部みゆき)につながる話で、えらいタイミングのいい事件だねぇ〜と思います。

九州を転々としていたようですが、最後に逮捕されたときの住所、

見ました?北九州市小倉北区「泉台」ですよ「泉台」。
泉台と言やぁ、アタクシが大学時代、6年間住んでいたところじゃあございませんか。もしかしてご近所さん?
あの映っていたところはあそこかしら、それともあそこ?などなど、いろいろ想像してしまいました。

しかしムネオの話に戻りますが、鈴木宗男が議員追放になったところで、キレイでクリアな政治が戻ると思っているヒトがホントにいるのでしょうか?
これはウサマ・ビンラディンが捕まったり死亡すれば、安心して飛行機に乗れたり、世界のテロが二度と起こらないと思っているヒトと同じですね。
誰かにすべての責任をなすりつけたがっているってコトでしょう。

これは地球温暖化が誰の責任になるのかを話し合うのと同じではないかな〜。誰が悪いと言えるものではないんじゃないかな。

結局ムネオのような議員の背後には、まともに政治のことを考えるよりも、自分の住んでいるところに有利に動いてくれるような議員を選挙で選ぶバカな国民がいるのであり、ビンラディンやそれに対する米国の報復行動にの背後にも、「やられたらやり返す」という単純で野蛮な考えしかないような国民がいるんですよね。キリスト教の教えが聞いて呆れるわ。しょせんはその程度のもんなんでしょうか。

なんだか考えれば考えるほど、ばかばかしくなります。
まあ、そんなことに腹を立てていてもしょうがないのでこのくらいにしておきましょう。

ここ最近、節操のない買い物が続いております。

CDでは、ここ最近のマイ・ブームであるクリス・レアはもちろんなのですが、こないだベストを買ってサイコーだったもので、聞き始めたクール・アンド・ザ・ギャング。
ホントは70's のグループなのですが、最近再結成してアルバムを出しています。

いま聴いているのが「STATE OF AFFAIRS」という、J.T.テイラーがグループに復帰し、レーベル移籍第1作として発表された96年の作品なのですが、これがまたサイコー。泣かせます。流行の曲作りの中に、たしかに濡れたメロディーが織り込まれて、凄くイイ感じ。ま〜た名アルバム、手に入れちゃった。

今日の休みで買い物したものは取り合わせがヒドイですよ〜。

CDでは、R.KELLYのアルバム2枚、クリスタル・ケイのアルバム1枚。(いわゆる最近の流行もの系)

文庫では、京極夏彦「姑獲鳥の夏」ジェフリー・ディーヴァーの新作「死の教訓」(かたや日本テイストのオカルトミステリ、かたやアメリカのジェットコースター型ミステリ界で今が旬のヒット・メーカー)

書籍として、「俳人山頭火 その泥酔と流転の生涯」「新潮日本文学アルバム 種田山頭火」(先日のつぶやきでも触れたさすらいの俳人)

雑誌「マック・ピープル」(パソコン雑誌)

なんてとりとめのない買い物...。

さらに先日届いた、ネットで注文の中古CDはもっとめちゃくちゃ。
なにしろ原田真二、135、八神純子、クレヨン社ですからね。みんな80年代の日本で活躍して、今は行方のわからなくなっているアーティストばかりです。あ、原田真二は、しばらく前に松田聖子との不倫騒動がありましたねー。そう、みんな表舞台から消えているだけで、行方不明なわけではないですね、ハイ。

その中でも、八神純子のベストアルバムはずっと探していたのでみっけもんです。
初期のものではなく、ダンナであるJ.J.STANLEYのプロデュースになってからのもので、やはり80年代あたりのものです。全然ヒットは出なかったものの名曲が多いんです。完全に廃盤になっていて、今回もやっと中古で見つけた貴重品ですわ。

今日の買い物の内、CDの分、R.KELLYとクリスタル・ケイについては、誰なのか知らない方たちなのですが、いずれも映画のサントラから知った人たちです。

R.KELLYは、マイケル・ジャクソンの「YOU ARE NOT ALONE」という曲をプロデュースした人と言えば分かる方もいるでしょう。これ以外にも「バットマン〜ミスター・フリーズの逆襲」でも「GOTHAM CITY」という曲を提供していて、この曲でボクはこの人を知りました。この映画のサントラで、唯一いい曲だったのがこれです。これは名曲。実は知らないことろでかなりのヒットした曲のようです。
さらにこの人はキアヌ・リーブスの新作「陽だまりのグラウンド」にも曲を提供していますね。(映画は見てないけど)

クリスタル・ケイは、誰でしょう?
なんかの映画で使われてて、イイ曲だったので手に入れたのですが、CDショップでは日本人のコーナーに置いてありました。顔は外人だけどな(と思っていま聴いたら日本語で歌っとった!!)


映画と言えば、今日は久々に映画を見ましたよ。ビデオだけど。

「クローン」
地球に侵入したクローン人間と疑われた男の闘いを描いたSFサスペンスアクション。

原作はSF作家フィリップ・K・ディックで、傑作短編「偽者」をゲイリー・シニーズ主演で映画化。この人と言えば『ブレードランナー』や『トータル・リコール(こちらは原作とは大きく変わった内容になっていますがね)』が有名で、カルトなファンが多いですね。

原作はホントに短いもので、短編集『パーキー・パットの日々』に収録されています。短いわりにラストがなかなか衝撃的で、けっこうこの作品のファンも多いのですが、映画はそれを読んだ人でも楽しめるようにひねりを加えています。
原作を読んでいて知っていると「どうせああなるんだよねぇ〜」と思いながら見ていたのですが、ちょっとビックリでした。でも、そこに来るまでが引きのばしすぎのように思えたかな。やけに簡単に追っ手から逃げられるところといい、なんか無理してないか〜?

いまは「ロード・オブ・ザ・リング」を見に行きたくてしょうがないのですが、なかなかチャンスがありません。でも、あれは絶対映画館でみたいですね。




2002.3.13. のつぶやき

「ほぼ日刊イトイ新聞」というホームページ、ご存じの方いらっしゃるでしょうか?
いろいろな読み物が日替わりであって、ときには企画ものもあり毎日見ていても飽きさせません。

出所を隠してもしょうがないので、先に白状してしまいますが、この中の話からです。
たくさん面白いのはあるのですが、その中で先日出てきたフレーズで「世の中には2種類の人間がいる、宇宙に行きたい人間と、行きたくない人間。」というのがありました。好みがハッキリ分かれるんですね。
これは確かに感じると思ったので、ものすごく印象に残ったのですが、男とか女とか関係なくて、ほんとにハッキリ分かれます。これは不思議なくらい。
で、ボクは行きたい派。

なんでも米US航空では、マイレージポイントを1000万マイル(1600万キロ)ためた得意客を宇宙旅行に招待すると発表したそうです。1000万マイルっつったら、地球400周分なんだそうですが、可能ならそれぐらい乗ってでも行きたいくらい。
別のニュースでは、宇宙の色は薄いベージュです、という論文が出たそうで、それも見にいきたいもんですね。 

以前は「スタートレック」にもハマっていましたが、ネクスト・ジェネレーション以降はすっかり面白くなくなっていました。でも、なれるもんなら宇宙で最初の歯医者になりたいものです。


アカペラバンド「allspace」って知ってる方いらっしゃるでしょうか?
「allspace」 http://homepage2.nifty.com/allspice/
松山を中心に活動されているグループで、ボクはいままで見に行ったことはないのですが、実は意外につながりがあるグループだったのを知りました。

ボクは松山東高時代、コーラス部だったのですが、そのだいぶ上の先輩に当たる方がどうも所属されているようなのです。
それは、そのコーラス部の情報で知っていたのですが、今日はまた別の友達から、そのグループの別のメンバーと知り合いだったというメールをもらいました。
なんだか全く違うルートから「知り合いがやっている」グループという情報をもらったので、ビックリです。

というわけで、今月末のライブのお知らせをもらいました。
残念ながら土曜日も5時まで診療なのでボクは行けないかもしれませんが、興味のある方はどうぞ。

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次回、松山ライブは、3月30日(土)の「ギャザパーティー2002」です!
何と、愛媛県内の16バンドが出演!!
開演は14:00だけど、ウチはトリなので17:30くらいかと思います!!
よろしくお願いします!!

アカペラバンド allspice
http://homepage2.nifty.com/allspice

アカペラグループのリーダーは、東高の大門先生(古文)の息子(かっこいい)、
メンバーにはあいテレビがどっかの現役女子アナという、ビジュアル的にも
なかなかです。
お暇ならぜひ行ってあげてください&お知り合いの方に紹介してあげてください。
というわけでよろしく。
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種田山頭火という方をご存じでしょうか?

さすらいの俳人とよばれ、44歳にして妻子を捨ててさすらいの旅でたという方です。
代表作は『分け入っても 分け入っても 青い山』など、形式にとらわれない自由な俳句を詠んだ人で、全国を旅しながら残した句は8万句以上。
実は上記の代表句こそ聞いたことのあるものの、この年になるまでどういう人なのか、恥ずかしいはなし詳しくは知りませんでした。

たまたま先日の「なんでも鑑定団」を見ていたときに、種田山頭火の直筆の書という鑑定が出ていて、そこで紹介されたのを見、「へぇ〜、そんな人だったのか」と思ったんですね〜。

とてもシンプルな俳句なのに、美しい情景が浮かんだり想像力をかき立てられるようなものがたくさんあります。
興味を引かれたので、さっそくまずはネットで調べたところ、意外にもファンがものすごく多いんですね。まあ、これだけ有名な方ですから当然っていやあ当然で、なにを今更と笑われても仕方ないことですね、これは。

で、もちろんこれも初めて知ったのですが、なんとこの松山が種田山頭火の終焉の地で、59歳で亡くなった場所が「一草庵」という記念館として松山市内に保存されているんですな〜。

これはいちど見に行かなくては。

ウチの病院の斜め前にラーメン屋さんがあったのですが、ウチに来られたことのある方はご存じかと思います。
しかし、なんと先週末で潰れていました。なんかウチまでイメージ悪いわ〜。



2002.3.11. のつぶやき

宮部みゆきにハマってしまっております。
先日読んだ「龍は眠る」に続き、「火車」「レベル7」とたてつづけに読んでしまいました。

とくに「火車」は面白かったなァ〜。

休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して―なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。

この作者はラストシーンにこだわりをもっているそうで、確かにラストは、もんのすごい余韻を残す形になっています。いちおう形としてはハッピーエンドになるんだろうな。

とにかく独りの人間の足取りを追うっていう、考えれば使い古された手法なのに、どんどん引き込まれてしまいました。なじみの深い大阪・なんばも出てきたし。

この人の特徴としては、テンポの速さとドラマのおもしろさをちゃんと分かっているところなんじゃないかと思いました。とにかく読み出したらなかなか止められない、というカンジ。

いろいろな書評を見ても「著者の最高傑作!」と評してあるものが少なくない。
もしかしてすでにこの人の作品の中で一番オモシロイものを、すでに読んでしまったのか?ボクは。などと思いつつ、すかさず次の作品へ突入。

「レベル7」

レベル7まで行ったら戻れない―。謎の言葉を残して失踪した女子高生。記憶を全て失って目覚めた若い男女の腕に浮かび上がった「Level7」の文字。少女の行方を探すカウンセラーと自分たちが何者なのかを調べる二人。二つの追跡行はやがて交錯し、思いもかけない凶悪な殺人事件へと導いていく。ツイストに次ぐツイスト、緊迫の四日間。気鋭のミステリー作家が放つ力作長編。

こちらもなかなかにおもしろい作品でありました。
ただ、たてつづけに宮部作品を読んでいるからか、前2作に比べて、それほどのめり込んで読む、というかんじではなかったかな〜。

とくに主人公となる記憶喪失の若い男女が、まもちろん、記憶喪失という状況上しょうがないとは思うのですが、どうもイメージとしてつかみにくい、という気がしました。そうなると物語にもなかなか深く入っていきにくく感じたのかもしれません。

ただ、最後のどんでん返しはすごかったね〜。アクロバットですな、ここまでくると。
ちょっとやりすぎかな...とも思わせる大回転でした。

そして、やはりラストシーンは印象深く終わるのでした。
とくにラストのちょっと前ぐらいに、一組の別れのシーンがあるのですが、決して悲しいわかれでもない、なんでもない別れのようでいて、ボクはけっこうここがこの作品の中でもいちばん好きでしたね。

この「レベル7」は、ずいぶん前に手に入れていたのですが、ずっと本棚に埋もれたまんまになっていました。そのままだったらきっとずっと読まずにいたと思うのですが、自分の本棚の中に、まだ未読だけどまだまだ面白い本は眠っているんだろうな〜。

以上の本を読み終えて、ネットの古本屋で「蒲生邸事件」「クロスファイア」「理由」、あと少しの短編を入手。すぐに読むかどうかはまだ未定でございます。他にも読みたいものが控えているんですよね〜。さて、どれからにしようかな。

先週末は土・日で東京に行っておりました。

久々だなと思ったら、約1年ぶりでしたね。この医院を開業する前に遊びに来たのが最後だったように思います。何度行っても行くところに困らないところです東京は。(って言うほどは、行ってないか)

今回は歯科のセミナーがあっての東京行きでしたが、日曜日のセミナーだったので土曜日は一日ぶらぶら散策しておりました。ホントはここにも写真をわんさと載せたいところなのですが、残念ながら今回はデジカメ、持っていかなかったんですねー。今回は文章だけでご勘弁を。

今回のメインは上野・浅草。
ほんとは葛飾柴又あたりも行きたかったのですが、時間がないので今回は浅草止まりです。
宿を上野にとり、土曜日の早朝に飛行機で成田につきました。ホテルに荷物を預けて、すぐに浅草へ。雷門はもっと大きいものかと思っていましたが、イメージ程じゃあなかったかな。

でも、その奥の仲見世通りはかなりの賑わい。さすがに外人も多い。田舎もので人混みを見慣れていないと、ホントに「今日は何かのお祭り?」と思います。

浅草神社でお守りを買って、その辺をぶらぶら散策。東京の下町の雰囲気を満喫しました。
話には聞いたことのある「花屋敷」というのも、ここにあるんですね〜。まー昼間だというのにうらさびしくて何となくもの哀しい雰囲気の遊園地でした。
浅草名物(ではないと思うけど)天ぷらそばを食べて、今度は上野に逆戻り。
アメリカ横町を通り抜け、上野公園で西郷さんの銅像を前に一休みです。

四国はそろそろ日向ぼっこができるぐらいになってきた頃なのですが、さすがに東京では少し早かったですね。いいお天気で、風も穏やかだったのですが、ちょっとまだ肌寒さが残るかんじでした。

もうその辺でだいぶ歩き疲れてしまっていたので、上野動物園でパンダを見たり、他の代々木公園などに行くのは、寒さも手伝って断念です。

その代わり、今度は秋葉原に出てうろつくことにしました。
もうその頃にはすでにだいぶ歩き疲れていて、喫茶店で休みながら、というかんじでフラフラしておりました。
しかしなんですな。歩き疲れているのもあってか、別に買うようなものもなく、ホンマに見て回るだけで終わってしまいました。
今はネット社会。欲しいけど家の近所では売ってないようなものも、ネットで楽々手に入ります。わざわざここまでこなくても欲しいようなものはたいがい手にしているせいか、何も買うものがなかった...。

夜は、中学・高校と同じだった友人と飲みに行っておりました。
そいつも6月には結婚、別の友達も今月末にグアムで挙式をあげてくるとヌかす報告があったばかりでございます。最近は海外挙式が、ホント流行ですね。ええこっちゃ。

まあ、そんなこんなで帰ってきたわけですが、今度は6月に別の用事でまた東京行きになりそうな気配でございます。行くのは楽しいかもしれんけど、やっぱり住むのにはしんどい街だなァ...、と思ったのでありました。

今回宿泊に使ったホテル「HOTEL TOWA 上野」(http://www.chuo-consul.co.jp/ueno/)は上野駅からはやや遠いものの、静かでスタッフの対応が良く部屋もきれいでとても満足しました。JR上野駅から地下鉄で1駅のところで、もちろんJR上野駅からもぜんぜん歩ける距離。ただし、さんざ歩き疲れていたボクは、その一駅分ですら何度か地下鉄に乗ってしまいましたが...。

さてさて、また話は変わりますが、最近はあたりのCDが多いです。
とくにイイものは「お気に入りCD」のコーナーに追加しましたが、そこに漏れたのが一つ。
『Eclectic』/小沢建二 がそれです。

小沢建二はいままでも、その時々によってがらっと作風が変わるアーティストでした。フリッパーズ・ギターからの独立第一弾のソロ・アルバム「犬は吠えるがキャラバンは進む」ではやや抑えたトーンでボクはこのアルバム大好きだったのですが、次の「ライフ」あたりではかなりカラーが派手になっていき、「ボクのかわいい子猫ちゃん」なんてことをぬかしだします。しかし「球体の奏でる音楽」では、ジャズとポップを組み合わせた、やや脱皮した感のある音楽を打ち出して...しばらくの沈黙。

そして4年の沈黙を破り活動を再開した最初の作品が『Eclectic』です。
ボクのイメージとしてはずばり「近未来的」。以前のようなカラーのどれにも当てはまらない、なんだか不思議な作りに歌い方までウィスパー・ボイス。全体的な統一感を感じさせる作りになっています。今のところ「これだっ!!」っていうかんじのものは感じられないのですが、もしかしたら聞き込んでいくと好きになるかも、と感じさせるような不思議な魅力があり、なかなかお蔵入りにはさせないものを感じています。もしかしたら夏に聴くとスゴクいいかも。

ま、これは考え中、ってことでご勘弁を。

しかし、こうやってあまり有名でもない海外アーティストを追っていくときに、一番欲しいのは「アルバム・リスト」。いつ頃発売されたものなのか、できれば時代を追ってこちらとしても聞いてみたいものなのですが、なかなかそう都合のいいページには行きあたりません。これは自分で作れってことか?




2002.2.25. のつぶやき

なんだか、しょっちゅうって程でもないんだけど、同じ夢をよく見る、という経験はないでしょうか。
ボクには2つほどあります。

ひとつは高校生の自分が、まだ壊す前の実家で、朝、登校するべく急いでいるというもの。
遅刻しそうなときが多く、かなり急いで着替えています。なぜか雨の日が多くて、カッパまで着ないといけないので着替えにはかなり手間取っているというものです。

バリエーションはいくつかあります。いちどなんかは不登校にでもなっていたのか、あと今日いちにち登校しなければ留年する、というもので、気分としてはいざとなれば留年なり退学なりすればいいやという、なかばやけっぱちな気分で準備していることがありました。

そしてもう一つの夢は、今度は大学生の自分。
しかももう卒業して、いよいよ6年間住み慣れたこの部屋ともお別れ。明日は引っ越しという1日のものです。

これは今度は引っ越しの準備がぜんぜん済んでいなくて、ヒドイときはガスや水道の手続きも終わっていないというもの。

考えたらどちらも時間に追い立てられている、という夢ですね。何かの暗示なのかな。

なんで急にこんなことを書き出したかというと、今朝の夢がまさに2つ目の大学時代のものだったからです。

キタナイ部屋ではありましたが、大学に入ってはじめて親元を離れて一人暮らしをした、思い入れのある時代の話ですわ。ある意味、ボクの「城」とも言える場所だったかもしれません。

住んでいるときや卒業するときにも、あまりそこまで考えていなかったように思いますが、こうしてたびたび夢に出てくるというのは、無意識に、ときどき帰りたくなっているんでしょうかね。

窓から外をのぞけば友人たちが歩いていて挨拶を交わす。
一度なんか、みんな集まってすき焼きをして朝まで騒いでいたら、翌日2階の人が「昨日は眠れなかった!!」と怒鳴り込んできたこともありましたっけ。

考えたら、大学を卒業して...もう6年間が過ぎようとしております。
大学を過ごした時間と同じ時間だけ、卒業してからの時間が過ぎてしまったんですね〜。

すでに大学も建て替わり、以前のボロ校舎は見る影もありません。
あれだけ知り合いだらけだった町も、いまはほとんど知っているひとは残っていない。なんだか知らない町になっているかのようです。

気がつけば故郷に帰って歯科の院長づらをしている自分がおりますが、たまに夢であのころの自分に引き戻されて、まるで誰かに、あの時の気持ちを忘れないようにしろ!と、諭されているかのような今朝の目覚めでございました。

なんだかクサイ文章になってしまいましたね。


今日は気持ちのいい日でしたね、松山市地方。
天気のいい日曜は久々ではないでしょうか。車で走っていても、窓を開けて走っている車も多かったようです。

いつもの土手をドライブしていたら、菜の花がたくさん咲いておりました。
まだ若干の肌寒さも残っているとはいえ、植物も春が間近なのを感じ取っているようですね。

いつまでも長い髪のままもウットオしいので、散髪にも行ってきました。
中学の同級生がやっているところなので気楽です。
気楽ついでに、試しに前髪だけちょっくらストレートパーマみたいのをかけてもらったのですが、これは失敗。なんだかてっぺんが薄くて前にだけ昆虫の触角のようなのがピョッとでているという、とっても笑えて恥ずかしい髪になってしまいました。
試しなので明日にはもう取れちゃうとのことですが、やっぱり慣れないことはするもんじゃないですね。

よく、しょっちゅう髪型を変える方がいらっしゃいますが、ホントそんなヒト尊敬しちゃう。髪質が難しいと、うかつに変なさわり方をするととんでもないコトになってしまします。

昨日の飲み会の二日酔いを引きずったまま、こまごました用事を済ませたら、午後には時間がとれたので、ここのところハマっているミステリの続きを読んで過ごしました。これが面白くて。

宮部みゆきさんの『龍は眠る』。えらく評判がよくて、古本でたまたま手に入れられたので気軽な気持ちで読み始めたのですが、止まらん。

嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。「僕は超常能力者なんだ」。その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。それが全ての始まりだったのだ…宮部みゆきのブロックバスター待望の文庫化。


読み始めてその予感はあったのですが、まさしく続きが気になってしまうのと、読みやすさから一気に読んでしまいました。昨日まで、診療時間の空き時間などでぼちぼち読んでて、まだ4分の1も読んでなかったので今日中には読み終わらないだろうと思っていたら、なんのなんの。なだれ込むように読んでしまいましたね。

なんでも宮部みゆきという作家は青少年の心理描写を得意としているそうで、そう言われれば確かにちょっと青臭い話とは思いますが、それが許せればけっこう面白い本だったと思います。

むかし「今夜は眠れない」は文庫で持っていたのですが、少年の一人称で書かれたその文体がダメでいっこうに読み進まず、ついにあきらめて最初の数ページを読んだのみで売り飛ばしてしまった記憶があります。

それからこの作家は敬遠していたのですが、それから「理由」「模倣犯」と、ここのところビッグヒットを飛ばしてらっしゃいます。この『龍は眠る』もそうですが、先ほどの「今夜は眠れない」ほどのベタベタしたジュブナイルテイストはでてないにしろ、メインテーマには絡んでいるようです。その匂いはプンプンしています。もちょっとひつこいとうんざりかもな。

これに続いて「火車」の古本もすぐに入手できたので、今はこちらを読み始めたところ。この本も評判が高い。
でもこの本以外でも、読み始めたのはいいけど途中で止まったまんま、という本がその辺のゴロゴロしています。

けっこう、読み始めてもあまり引き込まれなくてつい他のものに手がいってしまうことが多いんですが、一度乗ってしまうとそのまま最後まで突っ走る。その流れに乗るまでがなが〜くかかってしまうことが多いんですよね〜。




2002.2.12. のつぶやき

なんだかすっかり「休日の夜に更新」ってのが定着してきちゃいました。

ホントはもっとしばしば更新したいのですが、やはり平日はなんだかゆっくり文章を組み立てる時間がとりにくいです。
メールでもそうなんですが、こういう風にちゃんと考えた文章をながなが組み立てようと思ったら1時間では足りません。校正したり調べたりで、下手をすると2時間以上かかってやっと完成することも珍しくありません。しかもちょっと空いた時間で少しづつではダメなんですな、考えがまとまらなくて。文章づくりが下手なのかなぁ...。

で、そうなると必然的に時間のとれる日曜・休日になります。休みがそれだけしかないのでしょうがありませんね。お許しを。

なんですか松山には大雪に関する注意報が出ているようです。こういうとき自宅開業は、天気や気温が他人事なのでありがたいなぁ。
でもせっかくの休みまで寒いのは、ほんとイタダケマセンね。今日ももう外出したくないくらいの寒さでしたね。
せっかくこの寒さの中を、本を探しに本屋に行ったのに目当てのものがありませんでした。もーガックリ!

やっぱこういうときはネット注文ですね。
今や街の本屋のメリットというのは、「手にとって実物を見られる」「すぐに入手することができる」、この2点に限られてきましたね。品揃え・宅配に関しては、ネットのほうが確実に上ですもんね。街の本屋にデリバリーなんか頼んだら5・600円取られますよ。

ただ宅配の不便なところは、このような連休中の配達が滞ること。すぐにでも読みたい気分のものという点ではちょっと弱い。で、寒いなか本屋に行って目当てのものがなかったら、客はもうその本屋に注文なんてバカなことはしません。

でもこの悪循環が続くと、ますます街の本屋は品揃えが薄く、規模も縮小されていくんでしょうなぁ...。今のままでは確実にそうなります。いま、きっと日本中の本屋さんが知恵を絞っていることじゃないかな。どうなりますか。
このままネットショッピングが拡大していけば、もっと他の商品も同じようになっていきますよ。そうなると日本中の小売業者が同じような悩みを抱えることになるんでしょうかね〜。


さてさて、そんな答えのでなさそうな話は誰か他人に任せておいて、ここ2・3週間でレンタルなど映画を見る機会がそこそこありました。映画館で見たい映画もたくさんあれど、やはり時間を合わせていくのはなかなかキツイ。どうしても家庭で見れる方法になってきます。

まあ詳しくは映画のほうのページに任せるとして、そこであぶれた話を少し。

先日久々に見た「風の谷のナウシカ」に触発されて、原作となった漫画「風の谷のナウシカ」(徳間書店 全7巻)を読み返してみました。13年かけて「アニメージュ」に連載され、宮崎駿が完成させたもののコミック本です。
いや〜濃い話だったー。

13年かけてといっても、間がかなりとびとびだったので、実際に連載されていた期間というのはそんなに長くないはずです。コミックのほうは全巻買いそろえてはいたのですが、実は最後まで読んでなくて、最終巻にいたっては封も開けてない状態。これって買ったのいつだろー?5年以上前のはずですが、いつかも忘れちゃうくらい前の話ですわ。押入の奥から段ボールを引っ張り出してきて、初めて最終巻のビニールも破り、最初から最後まで読んでみました。

しかしまーなかなか壮大な話。この年になって見れば、やはりいろいろ粗も見えますが、それでも完全に一つの世界・宗教から文化を創造しているのですから、作家というのはすごい職業だな〜。
そうなんです、確かに面白い話ではあったのですが、あまりに都合がよすぎたり、壮大さを生かしきれてなかったり、いろいろと気になるところはあります。

でも一度動き始めてしまったこの世界を収集させる作者の苦労は、計り知れないものではなかったか。なんだかそんなことを考えてしまった物語でありました。そう、これは「物語」という言葉がピッタリです。「書き終えて、何の喜びも無かった」という作者の言葉も、なんとなく納得。もしかしたらこの物語が始まった瞬間からそう運命づけられた話だったのかも、とも思わせる話でした。

復刻でもされたのか、最近になってAmazonでもトップセラーに入っていました。また、「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」に通じるシーンも、実はこの中にちゃんとあります。そういう意味ではこの作品がいわゆる「宮崎ワールド」の原点でありすべてなのでは、と思いました。テーマはすべてここにある。

さてさて、ナウシカの話題はそれくらいにしておいて、あいかわらずお馬鹿な音楽漬けの生活は続いております。

週末あたりからiPodに「昔から聴いていた名曲」などという壮大な計画に取り憑かれて、ひたすら昔のCDやらCDシングルやらを引っ張り出しては取り込んでいました。

そう考えたら1000曲なんてあっという間。思いでの曲や心に残るメロディーなんて、さかのぼればいくらでも出てきますね。もう最後のほうは、自分でいったい何がしたいのか分からなくなっています。

と同時に、お風呂場でもCDが聴けるようになったというので、「お風呂に入りながら聴きたい曲」というのも探しておりました。これがなかなか難しい。あんまり元気すぎるロックやポップも、裸で聴いているとなんだかまぬけに思えますし、かといってバラードも気分が沈む。「なんだかのほほ〜んとしてリラックスできる曲」ってのがいちばんよろしいですね。
意外にはまったのが、今流行っている「ピクミンのテーマ」。意外でしたがイイ感じ。あと、しばらく前の曲にはなりますがUAの「ミルクティー」という曲はすごくピッタリでした。まだまだ他にも探しております。

そんなことをしながら連休ももう終わりを告げようとしております。なんだかワケノワカラナイうちに暮れる休日。明日からまた仕事だぁ!



2002.2.3. のつぶやき

ずいぶん更新をサボってしまいました。なかなか続かなくてイケマセン。
今日はキーボードカバーを新しくしました。カバーを変えただけで、まるで新しいキーボードを買ったみたいに新鮮。タッチがぜんぜん違います。いいねぇ、でもちょっとタッチが変わってまだ慣れてないかも...。

それに引き替え、ここのところ特にそうなんですが、毎日毎日、ほんとイヤな事件が続いていますね。中学生がホームレスを殴り殺したり、えひめ丸を沈没させた米海軍の原子力潜水艦グリーンビルが、また衝突事故をおこしたそうですよ。まったく、なに考えてんだろ。

そんななか、もっともバカだと思うのはこの記事。

『児童相談所職員の被害急増、虐待児の親が暴行』

「虐待を受けた子どもを保護したり、親を指導したりする児童相談所職員への親などからの暴行や脅迫が急増していることが28日の調査でわかった。

 暴力や脅迫の内容は、「バカ野郎」などの暴言が3分の2のケースで起こっており、「殺してやる」「お前の子どもを殺してやる」などの脅迫も2割以上。殴られたり、ネクタイで絞め上げられたりなどの暴行、自殺のほのめかしがそれぞれ約13%で、けられて壁に穴が開いたり、ガラスが割れたりする建物などの破壊も約5%で起こっていた。」

今年の正月に、ある飲み会で学校の先生をされている方とお話をする機会があったんですが、やはり今の若い親御さんというのは確実に以前とは変わってきていて、「何を考えているかわからない」んだそうです。その先生のお勤めになっている学校は、別に町中でもなくて、むしろ愛媛の中でもけっこう田舎のほうなのですが、それでも地域に関係なく「父親・母親像」は変わってきているようです。ふだんあまり接していないとテレビや新聞の中のことと思いがちですが、日本全体がこういう流れに乗っちゃっているのかなぁ...。

気の滅入る話はそこそこにしておいて、話題を変えましょう。

T.H.クックの「死の記憶」を読みました。
この人お得意の「記憶モノ」のミステリです。今回のテーマは「家族殺し」って、ぜんぜん気の滅入る話のまんまじゃん!!

あまり話題を変えた意味がなかったかもしれません。
でも、ま、こちらはあくまでミステリですから、読み物としてはなかなかおもしろかったです。

35年前、母と兄姉を射殺し、そのまま消息を絶った父親、その記憶をたどる当時9歳だった男。現在と過去が見事にシンクロしながら恐ろしくも悲しい記憶が甦る。

このトマス・H・クックという人は、かなり独特の文章構成を持っている方で、非常に緻密に物語を組み立てていきます。まるで超スーパー・スロー映像を見るように記憶の糸をたどる。読者も一緒になってその記憶を少しずつ思い出すような錯覚にとらわれます。

一見ベタベタ・ノロノロと話が進むように思いますが、意外と話のテンポは悪くなくて、実は読みやすい文章です。「緋色の記憶」を以前に読んで、明らかに他の作家と違うその手法に惹かれて、いくつか文庫を集めていたのですが、読んでおりませんでした。「闇をつかむ男」があんまり面白くなかったので、やや飽きてしまった感があったのですが、この作品では久々の「クック節」に酔いました。面白かったー。

早速「ふるほんホームズ」というネットでの古書販売で購入していなかったクックの本も購入。評判の高い「夜の記憶」と、デビュー作「熱い街で死んだ少女」。送料も入れて締めて814円。ネットで探すと、探す手間も省ける上、古本の安さも、両方のメリットがあっていいですね。ただ、読むのはいつになることやら...。

最近は、最初に書いたようなものも含めて。カバーやケースなどを買うことが多いです。
ヒットはiPodのカバー&ケース。
元々は別のものです。iPodって、そのままだとせっかくの表面に傷がついたり手の油が着くのが気になってたんですが、「iPodBodyMask」というボディーに張るシールがあります。これだと傷からiPodを守ってくれます。ただ、張り方が悪かったのかボタン操作のタッチが鈍くなったのはやや難点だったかもしれません。
販売は「PowerDesign」(http://www2.ocn.ne.jp/~bbshop/)というところ。

あと携帯時に便利な皮のケースがあります。
ケースに入れたまま操作ができるので、外出時などにはそのままよりはやはり安心します。色も黒でなかなかシブいかんじでいいですよ。ボクは、いつもは院長室で小さなスピーカーに繋いで聴いていて、外出時には携帯して、車に持ち込みます。カセットタイプのカー・コネクタに繋いで聴いております。久々にこのコネクタは使いました。以前はDATウォークマンを繋いでいましたが、CD-Rの登場ですっかり影を潜めておりました。なんでもとっとくもんですね。

皮のケースのほうはアメリカの「J.R. Hill & Company」というところの販売している「iPod Sleeve」。直接注文しても大丈夫です。(英語注文ですが)
いまはいろいろな形のが出ているようですが、ボクはこれが今のところベストだと思います。ただし、少々値は張りますが...。

あと、今日購入してきたのは、お風呂場でCDやMDなどのウォークマンが聴けるという、防水ケース。
これに入る大きさのものであれば、ケースに入れて、ピンジャックを本体に埋まっているスピーカーに繋ぐだけ。ちゃんと聴けました、お風呂場でも。

以前からお風呂場でも使えるものを探していたのですが、防水ラジオやMDウォークマンぐらいしかなかなかなかったんですよね。でもMD持ってないし...。
早速、と思ったのですが、いくら入る大きさとはいえ、いきなりiPodを入れる気にはとてもならず、CDウォークマンを入れて使いました。
ただ、これに入れるCDウォークマンを探すのも一苦労でした。もうずいぶん使ってなかったもので、押入から車のトランクまで、ありとあらゆる考えられる箇所を探し回って、やっと見つかりました。よかった、使えて。

ただ一つ、ダメだったのが「光学式センサマウス対応マウスパッド」。
光学式に最適!って書いてあるから買ったのに、ぜんぜんマウスが動かん。この光学式マウスというのは、光センサでマウスの動きを読みとるので、意外にマウスパッドを選びます。今使っているマウスパッドは具合よく使えているのに、古くなってきたしキーボードカバーも買うからと一緒に購入したらぜんぜんダメ。マウスとそのマウスパッドは同じメーカーのくせにダメなんてどーいうことっ!?これは明日にでも文句を言わなければ。

買い物ついでに、行ったお店で中古ビデオの安売りをしておりました。そこではずみで買っちゃったのが「リング」と「リング2」。ご存じ日本ホラーの火付け役になった映画です。もちろん原作が一番怖くて面白いんですが、個人的にはボクは「リング2」がいちばん怖いシーンが多かったです。物語としては破綻してたと思うけど。

で、とりあえず「リング」見ちゃいました。映画館以来2回目です。やはりなかなか怖かったですが、やっぱり2回目。そこそこかな。この映画、見てる方も呪いでもかけられた気分になるんで、ホントイヤな気分になるんですよね〜。また買ったのが、レンタルビデオの中古品だったせいか、なんかずーっと変なノイズが入っていて、なんだか変にキモチワルイ。あんまり何回も見るもんじゃないですね。

実は今日のメインはこんな、いろいろと買い物をした話ではなくて、友達に子供が産まれたので、その子を見に行ったことなんですな。
3日前に産まれたその子は、ものすごくかわいくて、元気のいい子でした。久々に病院に行って、ミルクの匂いのする無菌室の窓越しに見た赤ちゃんは、なんだかやっぱり生命の神秘を感じるのでありました。子供はいいねぇ..、と、とりあえず全くまだその予定すらないボクは感心しきりでありました。

友達の先生が歯科医院を開業したりと、なんだかお祝い続きです。もうすぐ。いい季節が、いまから待ち遠しいですね!

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