レポに挑戦 ページ 6

おかげさまでページが増えました。ありがとうございます(^^)。

X W L K J

映画「メッセンジャー」舞台挨拶('99/8/21)
〜こんこんさんからレポが届きました。 〜

「MESSENGER」舞台挨拶(とその前の4時間)レポ at日劇東宝 ’ 99.8.21

私が、日劇東宝がある有楽町マリオンに到着したのは、まだ早朝の5:30頃で した。
エレベーターで9階の日劇東宝に上がると、人気(ひとけ)がない!うそ!?ラ ッキー! ・・・と思ったら、列はエスカレーターで1つ降りた8階にあったのでした(^ ^;)。
8階に降りると、もうすでに結構な長さの列(後で聞いたところによると、徹夜 組が180人いたそうです)。でも、すぐ後ろに並んだ人が「入れますか?」と 係員さんに尋ねたところ、「全然入れますよ!」との答えだったので、私は安心 してCDを聴きながら(←当然SMAP)待つことに。

約1時間後、当初7:00だった開場時間が繰り上がり、6:40頃には映画館 の中に入ることが出来ました。入場前のカメラチェックが厳しく(それでも、私 の前の男の子がまんまと持ち込んでましたが−−;)、双眼鏡を持参してた私 は、誤解されないように「こ、これ双眼鏡ですぅ」と聞かれる前に弁明しといた のでした(笑)。
私が入った時は、まだそれほど席も埋っておらず、私は映画を観ることも考え て、段が付いて少し上がったところの真ん中に陣取って、とりあえず一安心。

しかし、ここからが長かった。
まず映画のパンフ(¥500)を隅々まで読み、前の晩緊張で一睡も出来なかっ た(←マジ・笑)身体を休め(かなりの人が寝てました)、朝食をとり、CDを また聴いて、3時間を過ごしました。でも座れた分私の方がマシで、立ち見の人 たちはそこから舞台挨拶終了までずーっと立ちっぱなしだったので、もっと辛か ったと思います。
ようやく9:40に上映開始のチャイムが鳴ると、まだこれからなのに客席中か ら大きなため息と伸びをする腕が(笑)。

そしてやっと上映開始!ワクワクする私の目に飛び込んできた最初の映像は。 「なんでも欲しがるマミちゃんは〜♪」
・・・マツモトキヨシのCMでした(爆)。みんな私と同じ気持ちだったよう で、館内爆笑(笑)。その後、ゴジラの予告やGAPのCMでも笑いがおこって ました。みんな、待ちすぎて疲れてたから、過剰反応するようになったのかもし れません(^^;)。
約15分後に本編が始まったのですが、すっごい面白い!ネタバレになるのでス トーリーには触れませんが、自転車で走るシーンはさわやかでカッコよいです (*^^*)。
ラストカットが「ぅおうっ!?」という感じ(笑)なので、お楽しみに。
あと、エンドロールは必見です!絶対に最後まで見ましょー♪

上映終了後、約10分ほどの舞台挨拶の準備の後、司会のフジテレビの桜井アナ (「いいとも」の火曜日に出てますね)が登場すると、館内は拍手喝采のお出迎 え〜(ぱちぱち)。
そしてそしてついに出演者の方々が登場!!!
立ち位置は向かって左から、青木伸輔さん(「ソムリエ」などに出演)・伊藤裕 子さん(ゴロクミちゃんの友達役の方)・別所哲也さん・剛くん・飯島直子さ ん・ナイナイの矢部さん・京野ことみさん(「ショムニ」「白線流し」など)・ 久保田利伸さん(主題歌)・馬場監督。
剛くんは、ホントーに肌が白くてカッコいぃー!特に他の出演者のお話を聞いて いるときの横顔がすごくキレイで、双眼鏡を覗きながら惚れ惚れとしてしまいま した(*^^*)。
他の方も皆さんステキで、個人的には特に、京野さんがすごくキレイな方だなぁ 〜と思いました。
私の斜め前に関係者席があったのですが、そこには飯島さんのご両親とお姉さん (だと思う)が座ってらして、舞台挨拶の時に何度か飯島さんが手を振ってらっ しゃいました。

紹介の後、一人一人コメントをしていったのですが、 剛くんはコンサートツア ー中で仙台から来たこととか、撮影中にやり残したこと(ネタバレになるんでス ミマセン!)などを話していくうちにどんどん熱くなっていき(笑)「なんかだ んだん熱くなってきました!」と言ってしめました。
コメントの時、一番面白かったのは矢部さん。「僕のうちわが上がってないんで すよね〜」と言い出すと、その声に応えて後ろの方で上がったのは「矢部 腕毛  剛毛(だったかな?)」と書かれた・・・紙(笑)。「それ紙やん!」と矢部 さんが突っ込むと、次に私の横の方にいた男の子が上げたプレートには「隆史最 高」(矢「岡村さんじゃないから!」)、そして裏返すと「矢部キショい(=気 色悪い)」(爆)。しまいには矢部さんの「お前しばくぞ!」と突っ込みが入っ て、館内は笑いの渦。「ファンはちゃんと心得てるんだなぁ〜」と感心させられ たひと幕でした。
コメントが終わると、写真撮影の準備のために出演者の皆さんは一回舞台裏に引 っ込み(剛くんがお手振りしてくれました^^)、準備が完了するとまた戻って きて撮影に。
客席をバックにしたアングルだったので、剛くんは頭しか見えませんでしたが、 すぐ後ろにいた久保田さんが隙間からピースしてました(笑)。
最終的には客席も参加することになり、剛くん演ずる鈴木が指令を受けたときに 言う「楽勝!」という言葉をみんなで言いながら撮影して(2枚撮りました)、 全て終了。全部で20分ほどでした。
退場するときにも、剛くんはずーっとにこにこしながら手を振ってくれましたー ♪

結局6時間近く映画館の中にいたのですが、そんなことも忘れさせてくれるぐら い面白い映画でしたし、楽しい舞台挨拶でした。
ホントに、剛くんわざわざ仙台から来てくれてありがとう!という感じです。前 の晩、眠れなくて「こんなにドキ×2するのはあんたのせいだぁっ!」と剛くん に八つ当たりした(笑)ことを忘れるぐらい幸せでした。
全てが拙い記憶を辿ってのレポでしたので、違ってるところも多々あると思 いますが、お許しくださいませ(−−;)。
でも「メッセンジャー」がホントに面白いのは確かです!皆さんも見に行きまし ょーっ!!(^o^)

ゴロちゃんの舞台「月晶島綺譚」
〜ゴロあささん&Tomoちゃん共同のレポが届きました。 〜

『月晶島綺譚(げっしょうとうきたん)』
 作 : 中島 かずき
 演出: 小池 竹見
 人形制作・人形遣い: ホリ・ヒロシ
 イリュージョン  : プリンセス・テンコー
 出演:稲垣 吾郎(井手博臣)
    羽場 裕一(天城晋平)
    小橋 めぐみ(一ノ谷小夜子/ラヴィ)
    山崎 銀之丞(岩本竜児)
    光浦 靖子(友里鶴子)
    仲谷 昇(倉田茂満)

【月晶島】
瀬戸内海に浮かぶ小さな無人島。
ここには帝国陸軍の秘密研究所があった。
しかし、突如起こった忌まわしい事故、研究所の壊滅。
その直後から、月晶島の存在は抹消されたのである。

【月晶石】
月晶島でしか採れないとされる、魔性の石。
この石に関わった人々は、ある種の幻覚に魅せられ、全てを投げ捨ててしまうほど。

<あらすじ>
時は昭和のはじめ、日本が暗い戦争の闇につつまれつつあった頃。
東京・浅草の片隅に小さな人形芝居小屋があり、一人の人形師が彼の作った人形達と ひっそりと暮らしていた。
彼の名は「井手博臣(いではるおみ)」。稲垣吾郎である。
彼は、月晶島の唯一の生き残り・・・しかし、彼には記憶がなかった。
だが、記憶の片隅に「月晶島で起こった事件」が焼き付いており、彼の脳髄から染み 出たその記憶が、「月晶島綺譚」という一冊の人形芝居の台本を書かせることとなる。

ある日「月晶島綺譚」の存在を知った一人の男が、井手を訪ねてくる。
天城晋平。彼は金で雇われた「回収屋」だった。
月晶石で大儲けを企む謎の男、ズロースのタツこと岩本竜児から、世界中の月晶石を 回収するよう依頼されていたのだった。
しかし、井手には何の事だか全く覚えがない。
月晶島行きを拒む井出に、彼の人形達が話しかける・・・
「私をこんな人形の中に閉じ込めておくつもり?早く私をここから出して」
声の主はラヴィ、それは井出が作った、美しい女性の人形だった。
「行こう、月晶島へ・・・」
月晶島で起こった事件を確かめるために、井手は愛する人形達、天城、岩本らとともに、月晶島に向かうのであった。

時を同じくして、帝国陸軍でその名を知らぬ者はいないと恐れられる、倉田茂満少佐を 先頭とした陸軍一行も、月晶島に向かっていた。
彼らもまた、月晶島をそして月晶石を狙っていたのだ。

帝国陸軍の秘密研究所があった月晶島で、一体何が起こったのか・・・?
帝国陸軍までもが狙う月晶石には、一体どんな秘密が隠されているのか・・・?

月晶島に辿り着いた井手の脳裏に、徐々に記憶が蘇って来る。
自分が研究所の一員だったこと。
研究所の責任者、一ノ谷博士、そのお嬢さんであった愛しい一ノ谷小夜子。
ラヴィは小夜子だったのである。
そしてとうとう井手は思い出してしまった・・・「ツングースの脳髄」。
それは、細菌兵器研究の、極秘プロジェクトの暗号名だった。

ロシア、ツングース地方に落下した、巨大隕石に付着していた奇妙な細菌。
それは「人間の脳を食い物にして増殖を重ねて行く」恐ろしい細菌であった。
人間の憎しみや悲しみを食らうことにより、その人間を洗脳し支配する事が出来るの である。
当時、この細菌の正体を掴んでいたのは日本だけであり、帝国陸軍は細菌兵器として 完成させようとしていたのだ。
この事に気付いた一ノ谷博士は、研究所の封鎖、細菌ごと研究所の爆破を決意。
しかし、細菌はまだ生きていた・・・
月晶石は、その細菌が結晶となったものだったのである。
井手達は、悪の帝国陸軍から月晶島を守れるのか?
今度こそ月晶石を、細菌を破滅させることが出来るのか?

そして井手の本当の正体は・・・
一ノ谷博士はなぜ死んだのか・・・

井手博臣。父親の名は倉田茂満。
彼は、帝国陸軍倉田少佐のめかけの子だったのである。
父親に認めてもらいたい、その思いから、井手は研究所内部の情報を、全て倉田に密告 していた。
細菌兵器の計画を企てたのも、井手であった。一ノ谷博士を殺したのも・・・
そして、既に彼の脳髄は、細菌に侵されていたのである。
悪の化身となり変わってしまった井手。
今や彼にとって、父親も陸軍も仲間たちも、愛する小夜子でさえも、全てが敵である。
同様に細菌に侵された島民たちを従えて、次々と襲う井手。
もはや彼を止めることは出来ないのか?
「乙女の涙に溶けて流れる月の石」
井手の書いた「月晶島綺譚」の最後の一節に書かれていた言葉である。
小夜子の涙が井手の心を溶かしていく、一瞬本来の優しい心を取り戻す。
小夜子と井手の心が通い合う・・・その時、一発の銃声が・・・倉田の銃弾であった。
崩れる小夜子。
「一緒に世界を征服しよう」と言う父に、息子は最後の怒りをぶつけたのだった。
そして天城に「月晶石=自分、自分が月晶石の中枢」である事を告げる。
つまり、月晶石が滅びれば自分も死ぬ、自分が死ねば月晶石も滅びるのだと。
「天城、君だけは生き残ってくれ。生きて僕たちのことを覚えていて欲しい。」
「人の狂気が固まって出来た青白い結晶−月晶石−をひとつの言葉が砕いていく。
言葉にした瞬間に消えてしまう気がして、口に出来なかった最後の言葉を・・・ あいしてる・・・」という独白のあと、自らに刀を立て、小夜子の亡骸とともに、 息を引き取るのであった。
全てが終わった。日本、そして世界は救われたのである。
井手とラヴィのラストダンス・・・静かに幕を閉じる。

HOMEへ