大航海時代 後発組(オランダ、イギリス、フランス)
17世紀に至ると、
スペイン から独立した
オランダ、
イギリス や
フランス が国力を付けると共に、航路による世界への進出を展開拡大し、大航海時代の先発組であった
ポルトガル、
スペイン を凌駕していきました。そして未知の領域であった北米西海岸や太平洋を踏破することによって、ほぼ全世界がヨーロッパ列強によって支配
あるいは影響下に置かれることになりました。
オランダでは、アジア地域との交易に「東インド会社」、アメリカ地域との交易に「西インド会社」が活躍しました。当時
オランダがアメリカに獲得した植民地は、
「ニューネーデルランド」と呼ばれ、その拠点はニューアムステルダム、現在のニューヨークです。
オランダは海上交通の要所の位置にある利点を生かし、北のバルト海から地中海、アジア太平洋、アメリカ大陸と全世界に勢力を拡大し、
「17世紀はオランダの世紀」
と呼ばれるように繫栄しました。我
JA と
オランダの関わりは、
鎖国政策の江戸時代、唯一の外交関係を結び、長崎の出島で交易を行いました。